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あたまのわるい音楽ブログ

2010年代-1ヶ月の個人的名盤77選

 なんかみんな10年代の総括してるんで、僕も10年代の個人的名盤なるものをリストアップしてまとめてしました。
 まあ僕はそういうの書く方々と比べてほとんど齧った程度にしか音楽を聴いてないんで、あくまで自分が好きなアルバムという感じにはなってしまいましたが、以下の2つは意識して選びました。

  • 時代を象徴してるなあと思うもの
  • なるたけ忘れ去られてほしくない、残しておきたいもの

 特に2つ目はかなり意識しました。その結果、だいたい同じようなバンドばっか残りました。
 僕が言わんでも残りそうなやつはなるたけ除外してます。でも流石にObscure Rideとかは言わんでも残ることは解りつつ選んでしまった。

 ただアルバム名を連ねるだけも芸がないので、そのアルバムを象徴していると思う一曲も挙げました。
 本当はそれぞれに一言コメント的なのだけ付記しようかと思ったんですけど、あまりに文章がキモすぎたので途中でやめました。

 このブログを読んでくださっている方はだいたい予想できるかと思いますが、洋楽は77枚中4枚しか入っていません。

 ボカロや東方アレンジをこういう名盤選を入れる人間が居ることを知ってほしい。


2010

つげ ほぞ / Climb The Mind (邦楽)
初音ミクの消失 / cosMo@暴走P (ボカロ)
みんな恋をしてる 旅人と、その恋人 / OTAKU-ELITE Recordings (東方アレンジ)
シュガーベイビー ナミダメトリクス 戦車を駆りて、■■は / OTAKU-ELITE Recordings (東方アレンジ)
JFK空港 Family Record / People In The Box (邦楽)
*ハロー、プラネット。 ボーカロイドは終末鳥の夢を見るか? / sasakure.UK (ボカロ)
キラー・バンビーズ Visions & Flowers / えこまる (ボカロ)
遊園市街 OFFICIAL ORANGE / ハチ (ボカロ)
時代の壁を飛び越えよう 1億年レコード / まつきあゆむ (邦楽)
美ちなる方へ つまんね / 神聖かまってちゃん (邦楽)
海の王者シャチ 三十世界2 / 進行方向別通行区分 (邦楽)

2011

サフランク420 / 現代のコンピュー Floral Shoppe / Macintosh Plus (洋楽)
A Chosen Place of Ours 貴女が生きる、この世界 / OTAKU-ELITE Recordings (東方アレンジ)
14 THE (OVERUSED) END OF THE WORLD and I MISS YOU MUH-FUH / SuiseiNoboAz (邦楽)
第八病棟 回帰する呼吸 / the cabs (邦楽)
アンハッピーリフレイン アンハッピーリフレイン / wowaka (ボカロ)
Don't Speculate 遠くは近い / yanokami (邦楽)
君はそう決めた 幻とのつきあい方 / 坂本慎太郎 (邦楽)
グロい花 8月32日へ / 神聖かまってちゃん (邦楽)
ネアンデルタールJFK、JWL、JLG (City-side) ヘイト船長回顧録 In Retrospect / 鈴木慶一 (邦楽)

2012

わたしのすがた My Lost City / cero (邦楽)
Run Girl Run focus and defocus / minimum electric design (東方アレンジ)
夜の船 100年後 / OGRE YOU ASSHOLE (邦楽)
八月 Ave Materia / People In The Box (邦楽)
mooncalf mooncalves / Retractable (東方アレンジ)
white out (heavy metal) 坩堝の電圧 / くるり (邦楽)
歩くオブジェ 変身 / チャットモンチー (邦楽)
ありふれたせかいせいふく Obscure Questions / ピノキオP feat.初音ミク (ボカロ)
いつか君に殺されても 僕は暗闇で迸る命、若さを叫ぶ / モーモールルギャバン (邦楽)
終日クロックワークス モジャのある生活 / モジャン棒 (東方アレンジ)
ティーンエイジ・ネクラポップ ティーンエイジ・ネクラポップ / 石風呂 (ボカロ)
抄本 diorama / 米津玄師 (邦楽)

2013

She Found Now m b v / My Bloody Valentine (洋楽)
Time Without You トキイロティアレイン / Nanahoshi (東方アレンジ)
ubik ubik / SuiseiNoboAz (邦楽)
すべて叫んだ 再生の風景 / the cabs (邦楽)
自然と冷蔵庫 and アート 群馬ハイヌーン Gunma High Noon / This Program is Brought to You, Bye. (邦楽)
ロスタイムメモリー メカクシティレコーズ / じん(自然の敵P) (ボカロ)
サンセットバスストップ アザレアの心臓 / トーマ (ボカロ)
心無マスホリック モジャのみぞ知るセカイ / モジャン棒 (東方アレンジ)
現界インヴォーク 群雄割拠のモジャ時代 / モジャン棒 (東方アレンジ)
ロンリープラネット RADIO ONSEN EUTOPIA / やくしまるえつこ (邦楽)
M85星雲 ゆるポート辞典 / 緊急ゆるポート (ボカロ)
トナカイクルス ARE YOU PORT? / 緊急ゆるポート (ボカロ)

2014

Das Experiment Soar, Kiss The Moon / Luminous Orange (邦楽)
ヘドが出る前に ヘドが出る前に / コンテンポラリーな生活 (邦楽)
遺書とハートマーク こわかったね / ふなむし (ボカロ)
ぽあだむ 光のなかに立っていてね / 銀杏BOYZ (邦楽)
バンドワゴン Hail against the barn door / 古川本舗 (邦楽)
潜水 未来へようこそ / 青屋夏生 (ボカロ)
フルオートムーン どこへいく / 全自動ムー大陸 (ボカロ)
リビングデッド・ユース YANKEE / 米津玄師 (邦楽)

2015

FALLIN' Obscure Ride / cero (邦楽)
MANSION MAP / group_inou (邦楽)
私が死んでも わたくしの二十世紀 / PIZZICATO ONE (邦楽)
ダイヤモンドは傷つかない (In Memory Of Louis) A Place, Dark&Dark -ダイヤモンドは傷つかない- / Poet-type.M (邦楽)
ある日、街灯の下 (Farewell, My Lovely) A Place, Dark&Dark -性器を無くしたアンドロイド- / Poet-type.M (邦楽)
Hopes and Dreams UNDERTALE Soundtrack / Toby Fox (サウンドトラック)
Sunshower Blood Color Flower e.p. / wintermute (ボカロ)
春一番 ずるずるらくだ / ずるずるらくだ (ボカロ)
シンジュキング シロ・デューサー / タルトタタン (邦楽)
夜明けのフリーウェイ The Endless Summer / 高橋徹也 (邦楽)
シャクシャイン ジパング / 水曜日のカンパネラ (邦楽)

2016

怨念の虹 Super Ultra Best on The WWW / waniwave (邦楽)
苺畑でつかまえて DANCE TO YOU / サニーデイ・サービス (邦楽)
エクレア BASIN TECHNO / 岡崎体育 (邦楽)
大風吹 SIMON SAYS THE SERVILE 醜奴兒 / 草東沒有派對 (台湾)

2017

Lesson Act 2 或いは Act 3 / BURGER NUDS (邦楽)
デスマッチ チャンネル3 / Climb The Mind (邦楽)
The Wizard Forgets No Conscious Apparitions / Golem Who Goes Fish (洋楽)
Canvas(ation) Dead Poets / waniwave (邦楽)
宣傳 符號帝國 / waniwave (邦楽)
アナログシンコペーション kitixxxgaia / 大森靖子 (邦楽)

2018

デヴィルズ&モンキーズ Kodomo Rengou / People In The Box (邦楽)
絶対安全火遊 不眠画報 / ごりら公園 (東方アレンジ)
戦争の夢 ₲#0$✞!f!© /!✞3r4©!3$ / Ghostleg (邦楽)

2019

忘れられないの 834.194 / サカナクション (邦楽)

アルバム初聴メモ 2019年11月編

※個人の主観的感想です。
※通しで二回聴いた時点でのメモ書き程度です。


11/04

時の肋骨 / THE PINBALLS

 邦楽。2018年。
「DAWN」「失われた宇宙」「BEAUTIFUL DAY」「ヤンシュヴァイクマイエルの午後」「DUSK」「銀河の風」がよさげ。
「DAWN」勢いのある疾走ロック。キャッチーで好きです。
「失われた宇宙」PVあるので多分リードトラック的な扱いだと思うんですけどそうなったのも頷ける、めちゃくちゃ良い曲です。爽やかな良メロ。歌詞も好き。
「BEAUTIFUL DAY」穏やかで優しい小曲。これも良メロだし1分半に収めるのも潔くてよいですね。
「ヤンシュヴァイクマイエルの午後」BEAUTIFUL DAYと雰囲気が似てる穏やかな曲。
「DUSK」これもコード進行とメロディが好きです。サビのストレートに張り上げるメロディラインは古き良きロキノン系を思い出させて懐かしい感じ。
「銀河の風」これも略。タイトルに恥じないスケール感のある進行。
 バンド初聴。某同人誌で歌詞が引用されてたので聴きました。
 ラウド系のロックバンドってイメージしかなかったんですけどただ激しいだけじゃなくてメロディも歌詞もよさげで好きです。ライブ感のある録音も好き。

猫のテブクロ / 筋肉少女帯

 邦楽。1989年。
「これでいいのだ」「GO! GO! GO! HIKING BUS~CASINO ROYALE~THE LONGEST DAY」「最期の遠足」「月とテブクロ」がよさげ。
「これでいいのだ」歌詞がすごい。
「GO! GO! GO! HIKING BUS~CASINO ROYALE~THE LONGEST DAY」トンネルだ~のところのコード進行が好きです。バカラック作曲なので当然のように良メロ。歌詞は次の前座。
「最期の遠足」アレンジ的にはインディーズ版の方が全然格好良いんですけどアルバムの流れがあるので。お友達は必ず帰ってきます、みんなで祈りましょう、それが今日の宿題ですってすげえ陰鬱で最高。
「月とテブクロ」インディーズ版の、それ単体では救いの無い不条理な話にしかなっていなかった「最期の遠足」が、この曲(とあとB面全部の流れ)の存在によりまた別の文脈が与えられるというか。とても美しくて物悲しい曲だと思います。

パナギアの恩恵 / 特撮

 邦楽。2012年。
「薔薇園 オブ ザ デッド」「タイムトランスポーター2「最終回ジャンヌダルク護送司令・・放棄」」「鬼墓村の手毬歌 (Short Edit Ver.)」がよさげ。
「薔薇園 オブ ザ デッド」すごい好きです。美しいピアノに捻ったコード進行、そして感情的なシャウト。怒りは小さな薔薇園だ。
「タイムトランスポーター2「最終回ジャンヌダルク護送司令・・放棄」」すげえタイトル。歌詞も当然のごとく物語仕立て。サビがキャッチーで好きです。なんか歌詞のせいかどことなく80年代っぽさもありますね。
「鬼墓村の手毬歌 (Short Edit Ver.)」物語仕立ての歌詞もついにここまで来たかって感じの半分ボイスドラマでミステリーな曲。ジャジーな前半が好きです。


11/10

On The Beach / Neil Young

 洋楽。1974年/2003年再発。
「Ambulance Blues」がよさげ。
「Ambulance Blues」枯れた感じが好きです。

Yankee Hotel Foxtrot / Wilco

 洋楽。2002年。
「I Am Trying to Break Your Heart」「War on War」「Jesus, Etc.」「Heavy Metal Drummer」「Pot Kettle Black」「Poor Places」「Reservations」がよさげ。
「I Am Trying to Break Your Heart」いかにも音響系以後って感じのイントロから解体寸前のギリギリで進んでいく導入曲。一気にアルバムに引き込んでいく感じ。
「War on War」これ真昼の子供たちじゃないですか!? 奇妙な電子音を織り交ぜながらも軽快に淡々と進んでいく感じが好き。「OK」の一言でブレイクの連続に突入するのもかっこいい。
「Jesus, Etc.」サビのメロディが好きです。でも正直言われてるほどの良さはまだ分かってないかもしれない。
「Heavy Metal Drummer」単体でもいい曲なんですけどアルバムで聴くとこの曲の爽やかな軽快さがまた映えますね。アルバム中最もポップで小気味いいメロディ。フィルイン的に挟まれるブレイクビーツがかっこいいです。
「Pot Kettle Black」これがアルバム曲では一番好きです。軽快さを保ちつつも控えめに進むメロからサビで開ける感じが気持ちいい。そしてそのサビでコーラスがオクターブ上で重ねられるのがとても高揚感あって好き。後半でサビに被さってくるシンセも祝祭感あっていいですね。
「Poor Places」アルバムの核ですね。情緒的で美しい旋律を奏でるピアノが中心に据えられた前半はアルバムのクライマックスに相応しく、とても感動的。3分を過ぎた頃から雰囲気はガラッと変わり、妙な上昇感のあるコード進行とかピアノとかがだんだんと渦巻くノイズに飲み込まれていく様は凄絶の一言。そして「Yankee Hotel Foxtrot」のサンプリング。
「Reservations」アルバムの締め。ピアノとボーカル以外は輪郭の朧げなぼんやりとした音しか入っていない、ひたすらに美しく穏やかなアンビエント
 名盤名盤と聞いていたので聴いてみたら名盤だったシリーズ。
 まずアコギやピアノ中心の風通しの良い演奏が爽やかで好きです。「War on War」とか「Pot Kettle Black」とかに顕著な、8ビート中心の淡々としつつ軽快なリズムとかすごい好きな感じでした。
 そこに電子音やノイズが絡んでいく音の感じとかがこのアルバムが評価されてる所以だと思うんですけど、確かに「I Am Trying to Break Your Heart」や「Poor Places」「Reservations」で見せるバンドサウンドの解体っぷりとノイズの足し引きには一部の隙も感じられない壮絶さがありますね。
 あと聴いてて思ったのは、「Poor Places」~「Reservations」あたりは結構あからさまに感動的で、洋楽ってあんまりそういったドラマチックさをアルバム単位で演出することはないというイメージがあったので新鮮でした。ごめんそんなことないかも。ていうかこれのミックスしてるジム・オルークのEurekaとかまさにそういう侘び寂び感ですよね。
 洋楽あんまり聴かないので……(そして何故洋楽をあんまり聴かないかというとそういった僕が好む類の情緒感が洋楽にはあまり感じられないからというのが一因にあります)


11/12

TROPICAL DANDY / 細野晴臣

 邦楽。1975年/2000年再発。
「絹街道」「熱帯夜」「漂流記」「HONEY MOON」「三時の子守歌」「三時の子守歌 (Instruments)」がよさげ。
「絹街道」オリエンタルで軽やかな曲。Bメロ?のコード進行がどこか切なげで好きです。あとほいやーほいやー。てれてれんてってってんも好きです。
「熱帯夜」まさにトロピカルな感じのまったりしていてすごく心地いい曲。この年代ならではのペダルスティールの音とか。
「漂流記」ホーンとかストリングスがどこか遠くの国感満載。いつもの調子外れ~のところが好きです。
HONEY MOON」しっとりした感じが好き。
「三時の子守歌」アコギ弾き語り。前曲と続けて静かに眠りにつくかのような流れが良いですね。
「三時の子守歌 (Instruments)」アルバムラストにリプライズ的な感じでアルバム曲の別アレンジインストが2つ入ってますが、前曲で眠りに就いた後の情景を描いているような雰囲気でとても好きです。言葉が入ってないのもそれっぽい。しかしアコギ弾き語りの時はそれほど気づきませんでしたが、ストリングスで奏でられる前曲のメロディは凄まじく美麗。
「漂流記 (Instruments)」これもラウンジミュージックみたいな趣のアレンジ。曲は1分ちょっとで終わって後は環境音。


11/16

フィルハーモニー / 細野晴臣

 邦楽。1982年/2019年再発。
「FUNICULI FUNICURA フニクリ、フニクラ」「SPORTS MEN スポーツマン」「PHILHARMONY フィルハーモニー」「YUME-MIRU YAKU-SOKU 夢見る約束」がよさげ。
「FUNICULI FUNICURA フニクリ、フニクラ」神経質な電子音が跳ね回るフニクリ・フニクラのカバー。左右から畳み掛けられる「フニクリ」「フニクラ」の声が狂気的。
「SPORTS MEN スポーツマン」アルバム全体通してほとんどYMO「BGM」の細野さん曲からメロディ成分を更に希釈したような、およそポップとは言えない楽曲しか入ってないんですが、この曲だけはめちゃくちゃポップ。リズムトラックは硬質であるものの、そういった音の過激さよりも可愛い音色のシーケンスだったり左右にパン振られた謎のサンプリングボイスとか穏やかでちょっと切なくなるようなメロディラインを楽しめる曲。
「PHILHARMONY フィルハーモニー」ほとんど全編打ち込みのコーラスで出来た曲。アイデア一発って感じの曲ですけどタイトル通りハーモニーの重なりが心地良くて聴かせます。
「YUME-MIRU YAKU-SOKU 夢見る約束」ゲルニカじゃねーか! というか確かどこかでゲルニカを意識したってモロに書いてあった気がする。
 TROPICAL DANDYと並べて聴くと何があったって感じなんですがYMO「テクノデリック」の次に出たソロアルバム。
 テクノデリックの流れにあるので当然なんですが、物凄く神経質で過激な音。ミニマルな曲が多く、曲によってはメロディがほとんど無かったりもしてポップさも希薄。
 そして何より、多分ほとんど一人で作られてるせいか閉塞感が物凄い。いっぱい客演を呼んでる「BIRTHDAY PARTY お誕生会」はあんなだし……。
 細野さん特有のユーモア感もここではイッちゃってる感にしかなってないというか、そもそもが新しい機材を手に入れた結果自分の世界に入り込んでしまった音楽家の狂気そのものがここにパッケージングされてる気もする。
 B-2 UNITより怖いアルバムですねこれは。いやB-2 UNITは内容はともかくやってることと思想は分かりやすいのでそもそも怖いアルバムではないんですけど、このアルバムはそういうロジカルな部分が欠如した脳内世界って感じなので恐ろしい。アカデミック感の有無というか。

Vu Jà Dé / 細野晴臣

 邦楽。2017年。
「A Cheat」「洲崎パラダイス」「寝ても覚めてもブギウギ ~Vu Jà Dé ver.~」「天気雨にハミングを」「Mohican ~Vu Jà Dé ver.~」がよさげ。
「A Cheat」うらぶれた感じのメロディと跳ねたリズムが好き。
「洲崎パラダイス」題材に印象が引っ張られてるかもしれないですが昭和的なジメッとしたメロディ。しかし古臭さは一切無くむしろ洒脱。どことなくサイケデリックな感じもしますね。サビ終わりの「洲崎」で落とす感じも好き。
寝ても覚めてもブギウギ ~Vu Jà Dé ver.~」リズムとメロディは民謡。なのにそれを鳴らす音はウクレレとかアコーディオンとかカホンとかなので妙な異国情緒。
「天気雨にハミングを」音の隙間が心地いいほのぼのとした曲。控えめな電子音が可愛らしくて好きです。
「Mohican ~Vu Jà Dé ver.~」ギター弾き語り+αなんですが、歌も演奏も心地良すぎ。良い音楽とはこういう音楽を指す気がする。
 作品とは全然関係ないけどフィルハーモニーから続けて聴くとまた高低差で頭痛くなりますね。
 全編通してただひたすらにたゆたうような心地いい歌と演奏の連続。


11/18

Songs for a Blue Guitar / Red House Painters

 洋楽。1996年。
「Have You Forgotten」「All Mixed Up」「Silly Love Songs」がよさげ。
「Have You Forgotten」名曲だと思います。アコギ弾き語りに後半ペダルスティールが入ってくるくらいでほとんど起伏もなく、同じようなメロディとコード進行が延々と続くのに、何故こうも胸を打つのか。
「All Mixed Up」カバーなんですけど原曲聴いたら全然違ってて笑いました。全編通して静かに舞い上がっていくような高揚感、そしてそれが女性コーラスが入ってくるところで一気に加速するのが素敵。
「Silly Love Songs」これもPaul McCartney & Wingsのカバーなんですけどまずカバーなのに前半4分掛けて原曲無視してひたすらギターソロを掻き鳴らしまくる(そしてそれが滅茶苦茶に格好良い)のが流石っていうか。本編も原曲にあったスタンダードなポップさはほとんど取り払われ、ダルな感じのコード進行とメロディに差し替えられてしまってます。しかしとても美しいのは何故……。


11/19

So kakkoii 宇宙 / 小沢健二 (Spotify)

 邦楽。2019年。
「フクロウの声が聞こえる (魔法的オリジナル)」「失敗がいっぱい」「アルペジオ (きっと魔法のトンネルの先)」「高い塔」「シナモン (都市と家庭)」がよさげ。
「フクロウの声が聞こえる (魔法的オリジナル)」原曲未聴です。クラビネットやファンキーなカッティングがLIFE期を思い起こさせて好き。メロディとかテンポ感とかついでに尺なんかもこの曲が一番LIFEっぽいハッピーさを持っている気がする。
「失敗がいっぱい」やっぱ小沢さんはこういうR&B感のある曲が一番合ってると思う。歌詞はいいところと微妙なところが混じっててなんとも言えないですが。
アルペジオ (きっと魔法のトンネルの先)」なんだかんだ、この曲の歌詞は好きです。まさに90年代を生きた人が10年代に書く歌詞って感じがする。だからこそこの曲に客演は必要だったのだろうかとか思ってしまう。
「高い塔」好きです。この曲の感じは98年頃の作風と地続きに思えて、なんかオザケンの新曲と言われて一番しっくり来そうな曲だと思ったりもする。
「シナモン (都市と家庭)」こじんまりとして控えめな感じが好きです。90年代っぽいノスタルジックな雰囲気もありますね。
 オザケンの新譜。
 ジャケとタイトルはあまりにもアレですが内容は全然LIFEや刹那に並べて遜色ないものだと思います。特にメロディとリズム周りのセンスの衰えなさがすごい。LIFEの頃のキャッチーなポップさはそのままに、多少時代に合わせてメロディに捻りは加えてる感じ。元々言葉数を詰め込む人なので情報量的にも今のポップミュージックと乖離は無い印象。
 まあ時代が90年代リバイバルだしなんと言ってもObscure Rideがあったおかげで土壌も多少有利になってますけど、でも時代齟齬感が無いのはアップデートをうまく掛けられてるのとやっぱ自分に求められてるものを理解してるからだろうなと思います。
 というわけで歌詞なんですが、やっぱり歌詞の人なので書かれている言葉の強度は凄い、んですが、それが真に迫ってくるものかどうかは疑問。やっぱ東京で書いてた頃の犬やLIFEにあった、個人の話からいつの間にかスケール広げて人間や世界の話にしちゃう凄まじさとかリアリティさがこのアルバムにもあるかどうかと言われたら肯定は出来ない。いやこのアルバムの歌詞も出だしはみんな個人の話なのかもしれないけど。
 言葉は強いけど強すぎるし、「So kakkoii」も「笑」も「ネタバレ」もどっかズレてるというか、あまりよろしくない時代へのおもねり方をしている気がしてうーん……。


11/20

sunny,cloudy,rain / rumania montevideo

 邦楽。1999年。
「Sub channel」「Star」「Shine today」がよさげ。
「Sub channel」アコギ弾き語りなんですが、イントロと途中とアウトロに入ってくる逆再生がマジで気持ち悪いし意図が分からなくて怖い。特にアウトロ、約30秒流し続けるのはどういうつもりなんだ。内容は普通の曲。普通に生気がない。
「Star」変な電子音が曲中通して鳴り続けてるけどそれ以外は普通のオルタナ曲。と思ったらサビはなんかポッポッ言ってるだけ。2回目のサビ以降でなんかどんどん音程上がってくし変なエコー掛かるしで気持ち悪くて仕方がない。
「Shine today」普通のオルタナ曲。でもローファイな演奏が心地良いしオルタナマナーに沿っただらだらとしつつポップなメロディが好きです。しかもなんか泣きメロ。歌は三好弟なんですけどなんで兄弟揃って声に生気が無いんだ……。
 初期モンテビイカれてるというのは一部で有名な話ですが、そんな初期モンテビの2nd。


11/21

ウインカー / 特撮

 邦楽。2016年。
「荒井田メルの上昇」「音の中へ」「愛のプリズン (特撮ver.)」「ハンマーはトントン」「人間蒸発」がよさげ。
「荒井田メルの上昇」特撮の1曲目としては例を見ない(と思う)しっとりしたアダルティな曲。歌詞が凄まじいし、その様を「上昇」と表現するのがまた常軌を逸してる。
「音の中へ」い つ も のって感じのラウドなNARASAKIギターが荒ぶる曲。この曲は声優さんのコーラスがカワイイ、それに尽きる。あとNARASAKIさん(だと思う)のコーラスも良いですね。この人は本当に唯一無二な声質してると思う。メロディはもう非の打ち所もなくキャッチー。
「愛のプリズン (特撮ver.)」インタビュー見るとやたらオーケンの自己評価が高い曲ですけど、その通り良い曲です。歌詞が良い意味でひっどい。ビートパンクみたいなドラムとかコーラスとかのダサいけどカッコいい感じがとても好き。
「ハンマーはトントン」クラシカルな合唱から入ってメタルになる曲。歌詞が意味不明過ぎて最高です。
「人間蒸発」アルバムの一つの核を成す重たくてメタルな曲。これも歌詞がすごい。「じゃあお前らは消えた人らを探しに行かんのか!?」


11/23

Future Ruins / Swervedriver

 洋楽。2019年。
「Mary Winter」「Drone Lover」「Golden Remedy」がよさげ。
「Mary Winter」ギターのチョーキングや浮遊するボーカルがまさしくシューゲイザーで最高。
「Drone Lover」ライブで聴いて一発で好きになった曲。気だるげなボーカルも穏やかで浮遊感のあるコード進行も全てが儚げで美しい。
「Golden Remedy」これも気だるげでねじれたメロディがシューゲイザー的でとても好きです。パルスのような音が綺麗。
 ディーパーズの対バンで聴いて好きになったシリーズ。この一作しか聴いてないんで前がどうだったのかは分からないですが、個人的に僕がシューゲイザーというものに求める要素が全て入っているという意味ではマイブラとディーパーズに並ぶ。シューゲってやっぱ轟音とか気だるいボーカルじゃなくてまず浮遊するメロディだと思うんですよ。


11/24

It's a wonderful feeling / RAMJET PULLEY

 邦楽。2003年。
「A Day Remember」「everything」「3.3.3.」がよさげ。
「A Day Remember」インタールードなんですけどメロディが綺麗。
「everything」褒め言葉なのかわかんないですけど(褒めてます)、00年代前半のネット音楽とか同人音楽を思わせるほどよくチープなオシャレ感が最高。すごくノスタルジックな気持ちになる。
「3.3.3.」ジャジーな曲。これもほどよくチープな感じがとても好き。
 rumania montevideoからボーカルとソングライターを抜いた3人が結成したグループ。このグループの存在、モンテビ2ndについて調べてて初めて知ったんですけどすごい話だ。
 しかも良いっていう。個人的な好みで言えばモンテビより好きですね。何故ってとにかく安心感がすごい。なんでメイン2人抜いた方がまともなんだ。
 しかしこれ、2003年発売なのにあまりにも90年代感すごくないですか? 97年あたりに出てそう。まあこのチープな感じがノスタルジックで好きなんですけど、capsuleの2nd&3rdとか第二期スパンクスの2ndが同年に出てるとは思えない90年代的リバーブ過多な陶酔感。


11/30

English Settlement / XTC

 洋楽。1982年/2005年再発。
「Senses Working Overtime」「Jason and the Argonauts」「Melt the Guns」「Knuckle Down」「Fly on The Wall」がよさげ。
「Senses Working Overtime」XTCで一番売れたらしいですね。割とストレートな感じの前2曲から一気に性格の悪さが滲み出てくる不穏なイントロがまず最高なんですけど、そこから急に転調しつつ半端な小節数でキメを入れてポップなメロディに移行するのが好き。
「Jason and the Argonauts」ねじくれたポップさがドストライク。浮遊感と軽快さをスイッチングするサビがとても好きです。
「Melt the Guns」変な曲。なんか好きです。
「Knuckle Down」まあ転調とかは入ってるけど割りかし真っ当なポップ。サビメロが耳に残る。
「Fly on The Wall」サビのコード進行がすごい好き。曲中通して鳴ってる濁った電子音も好き。
 名盤らしいので聴いてみたシリーズ。XTCは数枚しか聴いてないんですけど「Black Sea」がとても好きです。その次作がこれなんですが、バンド感が既に少しずつ失われてってるのが分かる。ライブやめたのはこれ出した後でしたっけ。
 あと「Runaways」「It's Nearly Africa」とかで民族音楽に接近してますけど、僕はこの時期の洋楽(The Policeとか)の民族趣味がどうも好きになれない……。

有頂天 / ポルカドットスティングレイ

 邦楽。2019年。
「ドラマ」「ヒミツ」がよさげ。
「ドラマ」ポップなロック。こういう曲はこの捻らない真っ直ぐさが好きです。大人しめではありつつも心地良いフレーズを添えるサイドギターも良い仕事。
「ヒミツ」多分僕はこういうサビ前で溜めて一気に四つ打ち&高音で開ける感じに弱いんだと思います。ICHIDAIJIもそうだった。
 ICHIDAIJIが好きだったので聴いてみましたがあんまりでした。前に初聴の時に「ストレートなバンド」って書きましたがストレートすぎです。ラップ入れたりジャズっぽい曲をアルバムのアクセントに入れてみたりホーン入れたりしてるのが全てあるあるって感じでストレートっていうか普通。メロディも数曲以外はそんな引っかからない。まあ前も書いたけどこういうバンドが今も居てくれて人気を博しているってだけで安心できますが。

児童カルテ / 神聖かまってちゃん (Spotify)

 邦楽。2019年。
「るるちゃんの自殺配信」「聖マリ」「ディレイ」「ゲーム実況してる女の子」がよさげ。
「るるちゃんの自殺配信」このタイトルと歌詞にボイチェン掛けた声、そして跳ねたポップさがまさに神聖かまってちゃんそのもので最高。
「聖マリ」宅録時代に有名だった曲の再録ですね。相当昔の曲だったはず。この凄絶な混沌と狂気を聴くとやっぱの子はバンドじゃなくてこういう方に適正があるのでは? と思ったりもするけど、バンドで作るポップな曲も魅力的だからな……。
「ディレイ」メロディが好き。
「ゲーム実況してる女の子」メロディが好き。10年選手なのにインターネットとの同期感を失ってないのがすごいなあと思う。
 神聖かまってちゃんのアルバムちゃんと聴くの5年ぶりとかなんですけど良かったです。5年ぶり!?

DELICIOUS. / TWEEDEES

 邦楽。2018年。
「DELICIOUS.」「花束と磁力」「Medley: 東京は夜の七時~21世紀の子供達」「美しい歌はいつも悲しい」がよさげ。
「DELICIOUS.」疾走感あるリズム隊の上に宇宙的な広がりを持つシンセが乗っかる曲。メロディラインがまさに沖井さんが書くメロディって感じで本当に好き。
「花束と磁力」トリッキーで跳ねたポップな曲。TWEEDEESの十八番みたいな感じの曲調ですね。メロディが若干童謡っぽい。
「Medley: 東京は夜の七時~21世紀の子供達」東京は夜の七時のカバーなんですけどほとんど引用みたいな感じで別のオリジナル曲とくっつけた凄まじいカバー。でも捻じくれた感じと愛のある感じがとても沖井さんらしくて、沖井さんが東京は夜の七時をカバーするってなった時にこれ以上の解答は無い気がする。ていうかこの人も自分の理想の音楽を女性ボーカルを擁して実現させようとした根っこが捻れた音楽マニアという点で小西さんと同じなんだよな……。そんな人が年を取って、こうやって時代に誤解されそうになった、ただ華やかなだけのように見えて本当はとても悲しい歌を現代に残そうとしているという事実にとても胸を打たれる。
「美しい歌はいつも悲しい」可愛くってとても物悲しい曲。ただしヘビメタ。こういう歌を華やかに飾り立てて、そして下手すればツーバスすら飛び出してきそうな高速リズムで走らせるのがらしいっていうか、なんだかんだで感傷よりもパンクが先に立つ人なんだなあという。
 TWEEDEESの3枚目。2枚目は未聴。どの曲も沖井さんらしい魅力に溢れてて良いアルバム。
 これ聴いてTWEEDEESはお互いに本当にいい出会いをしたなと思ったし、末永く続いてほしい。とりあえずアルバム4作を超えてほしい。

ここ1年でよく聴いた曲をSpotifyプレイリストにしました2019

 今年ってまだ1ヶ月半あるんですけど、作ってしまったものは作ってしまったので。
 一応解説っていうか感想みたいなのを書きました。

1.Quincy / GREAT3

 GREAT3がジョン・マッケンタイアと邂逅して産まれた極上のサイケポップ。ストリングスもコーラスワークも不可思議なコード進行も全てが60年代サイケマナーに則っためくるめく奇妙で美しい音世界。
 いきなりこんな曲で始まるというのもいいんじゃないかなあと思ってトップに置きました。東方アレンジ除けば今年一番聴いた曲ですし。

2.海より深い空の下 / ときのそら

 ときのそらさんの曲ですがこれはアゴアニキさんが作った曲で、もっぱらアゴアニキさんのセルフカバー版を聴いているのでこの元バージョンは正直あまり馴染みがないんですが、こっちしかない(し、こっちを選ぶべきな)ので。
 この曲はドストレートに良い曲ですね。今となってはもはや10年代初頭までの遺物かのようにも思える、飾り気のない真っ直ぐでポップな曲。でもこういう曲も僕が思ってるよりはまだまだ残ってたりして……残ってるよね?
「長い長い雨が止んだ時に目をはらしていた頃の私をあなた達が見つけてくれたんだよね 海より深い空の下」のフレーズが泣けるし、愛に溢れていて最高。
 ある種謎い曲の後にはこういうストレートな曲を置くものだと考えてる節があります。2曲目ですし。

3.RTRT / Mili

 聴かず嫌いしてたけど聴いたら滅法良かったシリーズ。
 この曲はもうイントロから空気が変わる。シリアスで緊張感ある音使いやメロディラインがもうツボ。巻き舌な英語とか中華な雰囲気も好きですね。最近中華文化に興味を持ってる(持ってるだけ)ので。
 あと歌詞が良い。まあこういう歌詞が刺さるのがオタクって感じですけど……。MVの絵、キョンシーマッドサイエンティストもどっちも可愛いし。
 この曲はやっぱ3曲目に置くべきなので3曲目です。

4.ベッテン・フォールズ / cero

 初めて聴いた時はピンと来なかったけどだんだんハマってきたシリーズ。
 POLY LIFE MULTI SOULってアルバムはやっぱ素人の僕でも分かるくらいリズムが気持ち良くて、そのリズム感にハマると一気に良くなってきますね。この曲とか変拍子の嵐ですけど、5拍子で刻むAメロから3拍子に変わって浮遊感ある4拍子の付点リズムにシームレスに流れ込む展開とかなんつーか海に放り込まれた感じがあってとても気持ち良くてよき。
 この曲からフェーズ2って感じで4曲目に置きました。プレイリスト作る時はだいたい3曲1フェーズセットで考えるようにしてます。

5.ダンスフロアのならず者 / 台風クラブ

 この曲も前曲に引き続きリズムが心地よい曲。台風クラブの曲はほのぼのでユースな感じがあってすごく好きです。どことなく感じる儚さが胸を打つタイプの。この曲じゃないけど「飛・び・た・い」とかまさに。
 この曲とかメロディがすごい切ないですよね。ピースフルな雰囲気の中ですごい切なさがあって好き。

6.ヴィーナス / ORIGINAL LOVE

 この曲結晶verって付いてるけどボーカル違くない? 詳しくないからアレだけど……。
 90年代初頭特有の音の感じというか、音薄くてリバーブ掛かってる感じが幻想的で儚い雰囲気を加速。とても美しい曲だと思います。
 この3曲はシティポップ枠。リズムも3曲続けてまったりしてる感じで、いい流れじゃないですか? まあ次もそうですけど。

7.Dr. Too Much / NONA REEVES

 POP STATION以降のノーナには珍しい(多分)全英詞の曲。お洒落でポップ。前3曲と異なるのは音がハイファイなところ。
 この曲はサビメロが本当に良すぎる。一発で耳に残るメロディ。それに載ってる英詞のリズムの感じもメチャクチャにハマっていて、聴いててすごい気持ちいい。

8.損と嘘 / 倉橋ヨエコ

 カラオケで歌うとすごい気持ちいいシリーズ。
「色々」は「今日も雨」目当てで聴いたんですけど次第にこっちにハマってしまった。歌謡的だけどお洒落でキャッチーなメロディが好き。そしてトんでるボーカルと歌詞。特に終盤の「そんとうそそんとうそそーんとうそ」のところは強烈。
 ここら辺はなんだろうな、飛び道具セクションですね。

9.ロウラヴ / King Gnu

 僕みたいな古い人間にとって多分King Gnuで一番分かりやすい曲。真っ当なロック。メロディラインはダウナーで奇妙で捻りに捻ってますけど。しかしメインのメロディは一発で耳に残る。
 しかしまあ、よくもこんなよくわからん音楽が人気になってんなあと思うんですよね。まあカルキ期の椎名林檎みたいな売れ方してると思えば不思議でもないですが。

10.Alabama / Neil Young

 興味持って借りてきたはいいものの60年代ということでずっと放置してたシリーズ。そんで聴いたらすげえかっこよかった。
 とにかく音が良い。特にギターとピアノ。ギターの空気感含みつつ濁ってる感じとか、ピアノの質感がすごい好きですね。メインリフがとてもかっこいい。
 サビで盛り上がったかと思えばうーうーアーラバーマで落ち着くっていう抑揚の付け方もすごい好き。
 この曲はぶっちゃけ置き場に困りましたけどまあKing Gnuカーネーションの間が一番合ってるかなって。

11.十字路 / カーネーション

 この曲もイントロから一発で持ってかれる曲。当時既に40超えのおっさん達が鳴らしているとはとても思えない格好良さとドキャッチーなメロディに溢れためちゃめちゃに良い曲。
 サビメロの二転三転ねじくれつつ聴き手を掴んで離さないメロディ運びがもう流石としか言いようがない。サビメロに至る繋ぎのメロディといい、フックしかない曲。
 飛び道具枠から次第にストレートなロックに移行しつつ終盤っぽくしていくという流れです。

12.さよならはエモーション / サカナクション

 834.194に納められた曲の中でもかなりゼロ年代ロキノン的な古き良きエモーショナル感に満ちた曲。シンシロとかkikUUikiに入っててもおかしくない、と思いましたが逆にこんなストレートな曲は入らなそうですね。
 この曲はもうほんと盛り上げ方が流石って感じですね。静かに静かに聴き手を高揚させていき、そしてラストの全員でのユニゾンに帰結する。サカナクションがユニゾンするのってほんとここぞって時だからエモみが深い。

13.アレグロ / in NO hurry to shout;

 ディーパーズNARASAKIさん作曲。このin NO hurry to shout;って漫画発のバンドですけどNARASAKIさんがストレートに格好良いロキノン的楽曲を量産していて、もっと早く聴けばよかったと思うことしきり。
 この曲はそんな中でも断トツにエモーショナルな曲ですね。ほんとドストレートなロックって感じで捻りは何もないんですけど、ひたむきなボーカルと演奏がメロディの良さを加速させていて胸を打つ。ラストでメロディがリフとユニゾンするのも格好良いです。

14.ひとつだけ / 矢野顕子

 もはやイントロからラストに至るまで一音一音が完璧。レジェンド。この曲のサビメロ聴くと郷愁が込み上げてきて無性に切なくなります。本当に優しくて美しい曲。
 アルバムではトップになってますが、こういうのをラス1に置きたいタイプなので。アウトロがぼん ぼん ぼんと繋がってるのでラストには置けない。

15.Candy Spaceship / Snail's House

 エイリアン☆ポップIIは今年初頭アホみたいに聴いてました。
 謎言語の歌と共に奏でられる、異様にかわいくて美しくて物悲しいメロディ。
 Snail's Houseの曲ってやっぱPixel Galaxyが印象強くて、あれに感じる刹那的な感じ、喪失感とか感傷みたいなものがどの曲にもあるような気がして、ことこういうセンチメンタルなメロディだとそれを色濃く感じてしまいますね。ラストを飾るにはこの曲以外ないと思いました。

アルバム初聴メモ 2019年10月編

※個人の主観的感想です。
※通しで二回聴いた時点でのメモ書き程度です。


10/01

エスカパレード / Official髭男dism

 邦楽。2018年。
「115万キロのフィルム」「ノーダウト」「ESCAPADE」「LADY」がよさげ。
「115万キロのフィルム」アルバム一曲目にこういうスケールのでかい曲があるアルバム好きです。跳ねたリズムの曲。サビメロがキャッチー過ぎる。
「ノーダウト」これ目当てで聴きました。流行るのも分かるレベルでフックありまくりの曲。特にサビ後半のメロディはすごい。
「ESCAPADE」若干古臭い感じのあるディスコっぽい曲。
「LADY」バラードっぽいAメロBメロからサビで16ビートになる切り替わりが好き。
 ノーダウトがよさげだったので聴いてみました。名前から勝手に最近よくある音数多い軽薄な感じかなあと思ってたんですけど全体的にミスチルとかそういう90年代から連綿と続く正統派J-POPって感じがして予想以上に良かったです。
 ほんとにドストレートなJ-POPなんですよね。ノーダウトとかのメロディ・展開の詰め込み方は今っぽい感じするけど、特にESCAPADEとか発明家とか、10年前でも普通にありそうで、J-POPって変わってねえなあと思わされる。


10/05

dressing / LUCKY TAPES

 邦楽。2018年。
 ピンと来なかった……。

長月 神無月 / 矢野顕子

 邦楽。ライブ盤。1976年。
「あわて床屋」「絹街道」「津軽ツアー」がよさげ。
「あわて床屋」スピード感が好き。
「絹街道」陽気だけどどこか物悲しいメロディ。細野晴臣さんのカバーで原曲未聴だったんですけど良いですね。細野さんも掘っていきたい。
津軽ツアー」矢野さんの声のパワーがすごい。
 矢野顕子さんの2ndにしてライブアルバム。2ndでライブアルバムってナンバガみたいですね(こんな表現して大丈夫か)。
 2ndでライブ出すだけあってほんとにこの時点で既に実力も個性も確立されてるというか、未完成感はあれど拙さは一切感じられず、ひたすら自由で楽しげで非凡な演奏が続くアルバム。


10/09

Group2 / Group2

 邦楽。2018年。
「Echoes」「Abduction」「プール」「PEAK TIME feat. maco marets」がよさげ。
「Echoes」ノリが気持ちいい。途中轟音が入ってくるのも好き。
「Abduction」メロディが好き。疾走感に90年代シューゲイザーみを感じる。
「プール」すごい好き。揺らぎを感じさせる空間的なギターサウンドとまさにシューゲイザー的な浮遊感のあるボーカルにメロディ。サビで倍テンになるのも最高ですね。
「PEAK TIME feat. maco marets」アルバムの中では割と爽やかめに開けた曲。無気力なラップも気持ちいい。空間の作り方というか、リバーブのかかり方に微っっっ妙にvaporwaveの流れを感じますね。
 TSUTAYAのコピーを見て借りたシリーズ。靴見るシティサイケバンドらしいです。まさにシューゲイザー+シティポップ+サイケって感じ。割と好みな音楽性。
 印象的なのはそのサイケ感に僅かばかりのvaporwaveを感じるところで、なるほど今の時代でサイケって言うと往々にしてvaporwave成分を含んでるのかとか。

ar / 吉田ヨウヘイgroup

 邦楽。2017年。
「フォーチュン」「分からなくなる前に」がよさげ。
「フォーチュン」いろんなトラックが有機的に絡んでる感じ。
「分からなくなる前に」コーラスが好き。
 4th。なんかどんどん掴みどころが無くなってる感じ。というかこのバンドって一作ごとにほとんど変わらないようでよく聴くと結構変わってってるな……。メンバーチェンジが影響してるのかもしれませんが、全体的に音の隙間が増えた感じ。ポップさも減退。
 しかし既に吉田ヨウヘイさん以外の全員が脱退してるということで、このコーラスとか管楽器とかギターが失われたのは惜しいなーと……。


10/12

Miracle Milk / Mili

 邦楽。2016年。
「RTRT」「world.execute(me);」「Sl0t」「Colorful」がよさげ。
「RTRT」名前だけ知ってて今までスルーしててごめんなさいでした。こういうのメチャクチャ好きです。中国訛りの英詞が聴いててめちゃくちゃ聴いてて気持ちいい。絶えず上下しては緊張感を持続させるシーケンスも微妙にチャイナなメロディラインもすごい好き。あとアルバムでの流れが最高です。
「world.execute(me);」これは前から好きだったシリーズ。というか結局こういう四つ打ちが好きなんですよね……。この曲もめちゃくちゃ格好良いし聴いてて気持ちいい。
「Sl0t」ハイテンポと思いきや重たいテンポの曲。重たさとシリアスさが好きです。終盤若干アリプロっぽいですが。
「Colorful」アルバムの締めに相応しい(この後に甘き死よ、来たれのカバーあるけど)可愛らしくて美しいメロディの曲。こういう曲、まだ音数と展開マシマシじゃなかった頃のボカロ思い出して無限に切なくなってしまう。
 Deemoでおなじみの音楽グループのアルバム(やったことない)。world.execute(me);目当てで聴いたんですけどRTRTがよすぎた。
 あとRTRTは曲も良いんですけどアルバムの流れもすごく良いですね。Red Dahliaで厳かに幕を開けてGa1ahad and Scientific Witcheryでブースト掛けて満を持してのRTRTで。これはアルバムで聴かないと良さ分からなかったと思います。
 流れが似てるってだけなんですけどCymbalsのsineも同じような流れですね。こういうテンションの上げ方してくれるアルバム大好き。

ALL THE LIGHT / GRAPEVINE

 邦楽。2019年。
「Alright」「雪解け」「すべてのありふれた光」がよさげ。
「Alright」ホーン入ったポップで格好良いロック。このストレートにやさぐれてて格好良い感じは久々に自分の中でヒットでした。
「雪解け」亀井さんらしいしっとりとして流麗なメロディの曲。歌が終わった後、轟音が消えてギターリフが入ってくるところが視界が開ける感があってとても好きです。
「すべてのありふれた光」バインの曲ではすごい久々に聴いた気がする、Bメロで一旦落としてサビで高らかに歌い上げる、ストレートな美メロ+AメロBメロサビにしっかりした起伏がある曲。こういう曲がかつて10年前まではバインの十八番と言われてたんだよなあと思うと隔世の感がありますが。
 前作ROADSIDE PROPHETは個人的にとっつきづらい感じで入り込めなかったんですが、このアルバムは久々に初期~中期バインあたりのポップさが戻ってきたような印象。

ソングライン / くるり

 邦楽。2018年。
「その線は水平線」「風は野を越え」「忘れないように (Album mix)」「どれくらいの」がよさげ。
「その線は水平線」散々言われてますが、良すぎ。濁ったギターの音とか良すぎ。楽曲的にも滅茶苦茶良くて、久々にすごいぞくるりって感じですね。マジで久々に凄味を感じた。アレンジに苦労したというのも頷ける話で、一聴すると無骨でストレートなロックに見えてエレピやオルガンやら、様々な楽器が幾重にも折り重なっていて尋常ではない作り込み。その音一つ一つやコーラスの重ね方、歌メロを引き継ぐギターソロに至るまで完璧な音配置、そして完璧なオルタナっぷりで凄まじく格好良い。
「風は野を越え」アンテナの頃を思わせる重たいテンポのオルタナロック。くるりのこういう曲はマジで外れがないです。
「忘れないように (Album mix)」これは最近っぽい、跳ねるリズムでポップな曲。でもメロディや展開のキャッチーさが一抜けてる。そしてまさにくるりって感じのコーラスワークが素晴らしい。
「どれくらいの」若干フォークっぽいメロディのゆったりした曲。この曲は約2分続くアウトロのためにあると言っても過言じゃない。
 発売から1年くらいしてやっと聴いたんですが、聴いてなくてごめんなさいでした。歌モノで纏まってるアルバムだと聴いてたんですが、最近のくるりはリバグラとかロックンロール・ハネムーンとかが好きでいわゆる最近のくるりのスタンダードである穏やかーな感じの楽曲はあまり好きではなかったので何となく遠ざけてしまってました。
 とにかくその線は水平線が凄まじい名曲なんですが、その他も良い曲が粒揃いでそういえばこの人らばらの花やHOW TO GOを作った人たちだったと久々に思い出しました。歌モノオンリーでアルバム出そうと思ってくれて本当にありがとう。


10/14

音楽図鑑 -2015 Edition- / 坂本龍一

 邦楽。1984年/2015年再発。
「TIBETAN DANCE」「SELF POTRAIT」「羽の林で」「青ペンキの中の僕の涙」がよさげ。
「TIBETAN DANCE」まさに坂本さんって感じのオリエンタルなメロディの曲。透明感のある音が気持ちいい。そして何気に入ってるアコギがフレーズも音色も良すぎ。
「SELF POTRAIT」綺麗なメロディ、でもどことなく不穏。この曲もギター良いですね。
「羽の林で」ストレートな美メロって感じではないけど神秘的ですごく好きな感じのメロディ。歌メロに若干BEHIND THE MASKを感じる。
「青ペンキの中の僕の涙」すごい郷愁を感じるメロディ。何気に結構ハードなリズムも好きです。
 聴こう聴こうと思いつつバージョン多すぎで何聴けばいいのかわからんかったシリーズ。やっぱ名盤と名高いだけあって一曲一曲の完成度が尋常じゃないですね。

未来 / NONA REEVES

 邦楽。2019年。
「未来」「ガリレオ・ガール」「今夜はローリング・ストーン feat. RHYMESTER」「遠い昔のラヴ・アフェア」がよさげ。
「未来」まずイントロがよすぎ。ちょくちょくこの叩きつけるようなセクションが挟まるのがかっこいいですね。サビメロも好きです。
ガリレオ・ガール」ノーナの十八番とも言うべきお洒落でグルーヴィーなポップ。サビ自体が凄まじくキャッチーなんですけど、サビ後半の転がり落ちるようなメロディがめちゃくちゃ良いですね。
「今夜はローリング・ストーン feat. RHYMESTER」やっぱりLOVE ALIVEを思い出すRHYMESTERとのコラボ曲。ユーモアと余裕がある感じでいい感じのパーティー感。ラストがパーティは何処に?だったり。
「遠い昔のラヴ・アフェア」ノーナのラストにはハズレ無しという定説がありますが(僕の中で)、今作のラストもとても良いです。安定感のあるバンドサウンドに切なげなメロディ。

仏陀L / 筋肉少女帯

 邦楽。1988年/2009年再発。
「モーレツ ア太郎」「釈迦」「オレンヂ・エビス」「サンフランシスコ」がよさげ。
「モーレツ ア太郎」この曲から始まるって時点でもう最高。三柴さんのピアノが震えるほど格好良い。やっぱ初期筋少は三柴さんのピアノあってこそ。実際ネタなのかもしれないですけど、この曲の歌詞ほんと好きなんですよねぇ。死んだら神様か?
「釈迦」そして間髪入れずにこの曲に入る流れも最高。元々この曲の魅力が分かってなかったんですけどこの流れで聴くことで良さが分かりました。暴力的なサウンドとどっからその声出してんだって感じのボーカルに乗って疾走する狂気。
「オレンヂ・エビス」めちゃくちゃかっこいい。インディーズ版はあんなんなのに……。いやインディーズ版も好きだけど……。この曲も歌詞がすごく好きです。ほらあんたのアイデンティティーは? ほらあんたのロックンロールは?
「サンフランシスコ」名曲。なんでこんな悲壮感あって狂気を含んでて格好良いメロディが書けるんだ。そしてこの曲も歌詞が好きです。脳髄は物を思うには在らず。
 筋少の1st。収録曲は他でほとんど聴いたことあったもののアルバムの音源自体は初聴。
 いやもうめっちゃ好きですね。サーカス団パノラマ島へ帰るみたいな演出力もレティクル座妄想みたいなメタ視点も未だ備わっておらず、ただただ自己完結的に屈折していて狂気的な空気が満ち満ちていて最高。ただ「孤島の鬼」だけはインディーズ版が至高だと思う。


10/18

SOLEIL is Alright / SOLEIL

 邦楽。2018年。
「卒業するのは少しさみしい」「Hong Kong Chang」がよさげ。
「卒業するのは少しさみしい」メロディがめちゃくちゃいい。で作曲誰かと思ったら澤部渡さんでした。
「Hong Kong Chang」中華でかわいい感じの曲。歌詞がコミカル。
 10代のボーカリストヒックスヴィルの人(既に脱退)とles 5-4-3-2-1の人とでやってるバンド。全曲60年代前半っぽいアレンジのロックで全部モノラル録音。この時代に全編モノラルって正気の沙汰じゃないですね。クラムボンですらステレオと合わせて出したのに。
 マイクロスターの人とか高浪慶太郎さんが参加してて作曲陣が豪華。


10/19

ごはんができたよ / 矢野顕子

 邦楽。1980年/2015年再発。
「ひとつだけ」「ぼん ぼん ぼん」「COLOURED WATER」「在広東少年」「げんこつやまのおにぎりさま」「ごはんができたよ」がよさげ。
「ひとつだけ」徹頭徹尾感動的な名曲だと思います。
「ぼん ぼん ぼん」メロディが好き。かっこいい。
「COLOURED WATER」終盤でバンドサウンドが入ってくるのが好き。
「在広東少年」増殖以前のYMOを感じる曲(実際参加してる)。この曲、今でも通用する格好良さと時代を感じるダサさが同居してて聴いてて妙な気持ちになるんですよね……。サビメロ(そもそもあれはサビなのか)とかすごく開放感あってキャッチーなのに、一回きりで止めてすぐにいかにも80年代的なキメに繋げてしまうところとか時代って感じ。あとBメロのABSOLUTE EGO DANCEっぽさとか。
「げんこつやまのおにぎりさま」メロディが好き。ニューウェーブな演奏も格好良いです。童謡のカバーなんですけどもはや同じなのは歌詞だけ。
「ごはんができたよ」メロディと歌詞が好き。久々に音楽聴いてて泣きそうになりました。
 YMOとの関係が始まってから最初のオリジナルアルバム。後でこのアルバムの前作であるト・キ・メ・キを聴きましたが立ってるステージが全然違う。
 74分という長尺に錚々たるアンセムが並んでる様は圧巻という他ない。

未来派野郎 / 坂本龍一

 邦楽。1986年/1993年再発。
「黄土高原」「Ballet Mécanique」がよさげ。
「黄土高原」メロディが綺麗で好き。
「Ballet Mécanique」サンプリングのリズムは心地良いしギターはかっこいいしメロディは泣けるし矢野顕子さんによる歌詞は美しいしで完璧。
 音楽図鑑よりこっちの方が音に時代を感じるのは何故だ……。80年代って感じの音。っていうのは多分93年に出たCDだからだと思う。ていうかこれ93年から一度もリマスターされてないのか……。G.T.II°とか今の音で聴いたら絶対もっとかっこいいと思えるはずなのでリマスターを求めたい。


10/22

Smart Citizen / 吉田ヨウヘイgroup

 邦楽。2014年。
「ブールヴァード」「12番ホーム」「ドレスはオレンジ」がよさげ。
「ブールヴァード」代表曲らしいですね。確かに管楽器といいトリッキーなギターワークといいコーラスといいTHE吉田ヨウヘイgroupって感じの音。
「12番ホーム」金属質で重たいリズム。こういうの大好き。
「ドレスはオレンジ」このグループには珍しいせわしく詰め込まれた感じの曲。


10/26

.CALLC. / 古川本舗

 邦楽。ライブ盤。2015年。
「ライフタイムサウンドトラック」「KAMAKURA」「クロエ」「ベイクドパンケイクス」「アン=サリヴァンの休日」「グレゴリオ」「情熱と残響」がよさげ。
「ライフタイムサウンドトラック」音源はお洒落なロックって感じですがこのテンションの高さは流石ライブ。
KAMAKURA」Bメロがよすぎ。
「クロエ」SKIRT(シングル)に入ってるらしい曲。未聴だった……。古川さんらしいしっとりとしたメロディが好きです。
「ベイクドパンケイクス」名曲。なのでライブも名演です。それから僕らは小さなパンを焼く。
「アン=サリヴァンの休日」(アコースティック編成での)ラストライブの最後にこれは相応しいのか否か、祝祭感溢れるポップなアンセム。纏っている空気感が本当に楽しげで綺麗で泣ける。
グレゴリオ」初めて歌詞をちゃんと読んだんですけど、この曲ってすごい良い曲だったんですね。
「情熱と残響」この曲はアルバム版のアレンジがあまり好きじゃなかったんですけど、アコギ弾き語りで聴くとすごい良メロだった。
 古川本舗のアコースティック編成でのラストライブを収録したアルバム。
 ぶっちゃけガールフレンド・フロム・キョウトをあんまり聴いてなくて、このアルバムで聴いて初めて良さを理解した曲が幾つかありました。というか古川本舗は大好きな曲とそうでない曲の差が大き過ぎる。
 そういうわけで古川本舗はなかなかに思い入れのあるアーティストでして、そんなアーティストのラストライブなわけですけど、聴くとやっぱ終わっちゃったんだよなあという気持ちになりますね。
 感傷的というよりも、昔無茶苦茶聴いてたmugsとかドアーズとかストーリーライターとかアン=サリヴァンの休日とかベイクドパンケイクスとかバンドワゴンとかがもはや現在進行系ではない終わった過去であるということをまざまざと思い知らされて恐ろしくなる。だから終わったバンドの曲聴くのってよくないんですよね。古川さん結局もう音源出してないし……。


10/29

いろはにこんぺいとう / 矢野顕子

 邦楽。1977年/2011年再発。
「いろはにこんぺいとう」「待ちくたびれて」「昨日はもう」「家路」「やませ(東風)」がよさげ。
「いろはにこんぺいとう」童謡っぽいメロディに溜めを繰り返すリズムがかっこいい曲。
「待ちくたびれて」サビ?後の哀愁溢れるメロディがすごい好き。
「昨日はもう」ノスタルジックなメロディが好き。チープな音色も郷愁を唆る。
「家路」これもノスタルジックなメロディ。ていうか70年代なんで懐かしさを感じるのは当たり前かもですが。
「やませ(東風)」メロディが美しいバラード。

ト・キ・メ・キ / 矢野顕子

 邦楽。1978年/2011年再発。
「ト・キ・メ・キ」がよさげ。
「ト・キ・メ・キ」ベースが格好良すぎ。それに尽きる。ラストのコーラスの盛り上がりも高揚感あって最高です。

アルバム初聴メモ 2019年9月編

※個人の主観的感想です。
※通しで二回聴いた時点でのメモ書き程度です。


09/01

Klan Aileen / Klan Aileen (bandcamp)

 邦楽。2016年。
「離れて」「Nightseeing」「Happy Memories」がよさげ。
「離れて」生気の一切感じられない枯れた感じが好き。
「Nightseeing」不健康に疾走するロック。ドライブ感あっていいですね。中盤のメロ部分はちょっとクラウトロックっぽい。
「Happy Memories」Nightseeingをもっとポップにしたような曲。ポップと言ってもたかが知れてますが。吐き捨てるようなボーカルが凄まじく格好良い。
 heavy psychedericとのこと(bandcampのタグより)。テンポの速い曲は「Nightseeing」「Happy Memories」くらいで、あとはひたすらだらーっとした、ドローン感の強い虚ろで陰鬱な音楽が続くアルバム。全体的に靄がかった感じの音響も空虚さを加速。
 あとボーカルの人の声質がすごくこの音楽に合ってる感じがする。彼岸から聴こえてくるような歌声と音響。


09/02

ULTRA VIOLET / wujiu~うーじう~

 東方アレンジ。2019年。
「ユーサネイジア」「鬼の目にも」「ULTRA VIOLET」がよさげ。
「ユーサネイジア」にとり曲アレンジ。なんとなく芥川龍之介の河童はアコギと親和性良い気がしますね。これはやっぱ原曲が名曲で、この曲も原曲のメロディを上手く活かした透明感のあって寂しげなアレンジ。シンセが良い味付けになっていて好きです。
「鬼の目にも」アコギ弾き語り+ブルースハープ。東方アレンジでブルースハープって初めて聴いたかもしれん……。構成はいかにもフォークっぽいですが、これも原曲の砕月が良メロなので野暮ったさのない雄大さがあって好きです。
「ULTRA VIOLET」秘封曲。この曲も他の曲と同じくアコギ中心で無骨なアレンジですが、サビメロにすごく哀愁を感じる。メロトロンっぽい音もそれを加速。
 アコースティック楽器中心の東方アレンジ。アコギ中心の東方アレンジというとSatellite Himawariがありますが、サテヒマはどちらかというとアコギの音色を活かしている感じで音楽性としてはポストロックに近しいものを感じますがこっちはもうドストレートに60年代以前のロックとかの影響を感じる。音の隙間も多く、無骨で哀愁漂うアレンジ。


09/09

調べる相対性理論 / 相対性理論

 邦楽。ライブアルバム。2019年。
「キッズ・ノーリターン」「ミス・パラレルワールド」「NEO-FUTURE」がよさげ。
「キッズ・ノーリターン」めっちゃくちゃ良い。原曲は小綺麗な不思議疾走ポップって感じでしたが、抑制された感じが綺麗さっぱり無くなって感情が剥き出しになった感じ。その剥き出しの疾走感が胸を打つ。まず原曲でも印象的だったメインリフがギターで掻き鳴らされる時点で震えるんですけど、上モノが全て凶暴なギターにすり替わってる上に全楽器が原曲の百倍アグレッシブになっていてメチャクチャに格好良い。そしてラスサビ前の放り出されるような浮遊感よ。
「ミス・パラレルワールド」やっぱ良い曲ですね。ライブということもあって、全楽器に空間的なエフェクトが掛かってるのが都会感出てて好き。
「NEO-FUTURE」多分新曲。近年の理論の方向性な感じのシリアスで壮大な曲。メロディ好き。
 理論のライブアルバム。最初Spotifyで聴いてたんですが、音がメチャクチャ良くてこれはSpotifyで済ませちゃダメだと思って借りました。音がメチャクチャ良いです。僕にも分かる。
 あんまり理論にライブのイメージ持ってなかったんですが、なるほどアグレッシブな演奏と空間的な音響は音源とは全く違ったもので、すごく良かったです。あと音が良い。


09/10

Onda Nova / Lucas Arruda

 洋楽。2019年。
「Perdidos e Bobos」「What I'd Do For Love」がよさげ。
「Perdidos e Bobos」メロディがキャッチー過ぎる。なんか素養が無さ過ぎてそういうことしか言えない。グルーヴ感? みたいなのが? 気持ちよくて? 好きです。アウトロのソロが格好良い。
「What I'd Do For Love」これもメチャクチャキャッチーで気持ちいい曲。割と歌謡曲みある。
 TSUTAYAで流れてたシリーズ。ブラジリアン・メロウ・グルーヴの頂点とのこと。素養が無いので何も言えない。お洒落でキャッチーで気持ち良くて好きです。


09/11

834.194 / サカナクション

 邦楽。2019年。
ユリイカ」「ナイロンの糸」「茶柱」「ワンダーランド」「さよならはエモーション」がよさげ。
ユリイカ」淡々としつつ大サビで上げてくる曲。Bメロのメロディが好きです。今聴いてて思ったんですけど、これ白波ですね。
「ナイロンの糸」kikUUikiあたりのアルバム曲を思い出す、しっとりとした地味な感じの曲。こういうシングル用ではなさそうなメロディ、聴いてて無性に安心する。
茶柱」これも前曲と同じ地味な感じのほぼピアノのみが伴奏の曲。元々この人たちのこういう感じが好きで聴いてたところあるのでこれも安心するし、すごい懐かしい気持ちになりますね。
「ワンダーランド」これもシンシロっぽい曲。つまりはそういうことです。
「さよならはエモーション」さよならエモーショナル・ロックという原題も頷ける、アルバム中ほぼ唯一の、ロック的に直球で感情を揺さぶりに掛けてくる曲。いかにもこういうの好きなんでしょ? って感じの曲ですが、大好きです。淡々と疾走しつつも否応無しに高まりを感じさせるメロから爆発するサビ、そしてラストのナイトフィッシングイズグッドや目が明く、スローモーションを思い起こさせるユニゾン。エモい。
 サカナクションの6年ぶりアルバム。その間めちゃくちゃ出してたシングルが全部入ってますが、僕はこのアルバムで新宝島以外は全部初めて聴きました。ついでに(あくまで感想の前提情報として)言うとsakanactionは一回聴いたきりです。
 二枚に別れてるわけですが、Disc 1聴いてる時はあーsakanaction以降の作風だなぁと思ってさらっと聴いてたんですけど、Disc 2に入ってる曲はどれもストレート真ん中で聴いててメチャクチャにエモい気持ちになってしまいました。
 Disc 2に入ってる曲って僕が大好きだった頃のサカナクションに近くて、それが一枚に纏まってるのは多分意図的なんですよね(札幌バージョンや緯度経度の話も鑑みて)。そんなん聴かされたら嫌でもNIGHT FISHINGやシンシロ聴いてた頃を思い出させられるし、DocumentaLy以降離れてしまってから過ぎた八年間のことをどうしても省みてしまう。
 僕はその間シングル曲すら一つも聴いてなかったわけだけど、多分シングルで個々の曲を聴いても分からなかったことで、こうやって同じ系統の曲とまとめること、ひいてはDisc 1の現在のサカナクションのモードと対比されることで、昔サカナクションが大好きだったことと、それから過ぎ去った十年弱のことを否応無しに突きつけられるような気がして、すごい怖くて寒々しい気持ちになる。

 以上は本当の初聴時に持った感想で、今は「忘れられないの」「多分、風。」「蓮の花」が来てます。
 よく聴いたら「忘れられないの」とかってガワはシティポップだけどメロディとかBメロのアレンジとかは普通にいつものって感じですね。とか言って最近のいつものを知らないわけだが。


09/14

aurora arc / BUMP OF CHICKEN

 邦楽。2019年。
「月虹」「Aurora」「記念撮影」「シリウス「アリア」「アンサー」「新世界」がよさげ。
「月虹」サビのメロディ好き。
「Aurora」メロディ好き。サビのメロが二回目で上がるのがベタだけど好きです。でもこれrayじゃない……?
「記念撮影」COSMONAUTに入ってそうな曲。でもリズムと打ち込みの感じはEDM。
シリウス」サビのメロディ好き。
「アリア」サビのおーおーおーおーおーが好き。
「アンサー」COSMONAUTに入ってそうな曲。宇宙飛行士からの手紙っぽい。
「新世界」ベイビーアイラブユーだぜが好き。
 バンプもCOSMONAUT以降全然離れてたんですけど、一応という感じで聴いてみたら滅法良かったシリーズ。例によって入ってるシングルは一曲も聴いたことがありません。
 なんか作風的にCOSMONAUTに先祖返りした感を感じますね。
 それにしても最近のバンプの音はハイファイ過ぎて高音が刺さる感じで聴いてて安心できない……。

一大事 / ポルカドットスティングレイ

 邦楽。2018年。
「少女のつづき」「パンドラボックス」「煌めく」「ICHIDAIJI」がよさげ。
「少女のつづき」お洒落めなメロディのストレートなロック。
パンドラボックス」今のバンドっぽいガチャガチャした感じのロック。
「煌めく」J-POPっぽいメロディのストレートなロック。
「ICHIDAIJI」ポップな四つ打ちロック。ごめんこういうの大好き。
 ポルカドットスティングレイは聴くの(多分)二枚目だけど今の売れてるバンドにしては真っ当なことやってるなあという印象。
 最近の人気バンドってギミック偏重か歌詞偏重かのどっちかだと思ってるんで、こういうメロディもアレンジもいいバランスで割りかしストレートなバンドって今や貴重だと思うので頑張ってほしい。


09/15

Virgin Graffiti / シャムキャッツ

 邦楽。2018年。
「逃亡前夜」「おしえない!」「BIG CAR」「Cry for the Moon」「このままがいいね (Album Mix)」がよさげ。
「逃亡前夜」サビメロ好き。
「おしえない!」Cメロ好き。
「BIG CAR」勢いのある感じが好き。
「Cry for the Moon」まったりと郷愁漂ってる感じが好き。コーラス掛かってるギター好き。
「このままがいいね (Album Mix)」サビ後の進行好き。
 バンド初聴き。サニーデイみがある。


09/16

THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER イリュージョニスタ! / V.A.

 アイマス。2018年。
「イリュージョニスタ! (M@STER VERSION)」がよさげ。
「イリュージョニスタ! (M@STER VERSION)」ブロードウェイっぽい豪華でお洒落な曲。サビのメロディが超絶いいです。そして歌が回し終わった後のアウトロ、サビの頭だけ歌ってブラスを前に出してくるところが好き過ぎる。

THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS LITTLE STARS! SUN♡FLOWER / V.A.

 アイマス。2017年。
「SUN♡FLOWER」がよさげ。
「SUN♡FLOWER」ハイテンポでつんのめるようなリズムの曲。つんのめるっていうか、キメの嵐過ぎてヤバい。こんなにキメある曲聴いたことないと思う。

THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS STARLIGHT MASTER 02 Tulip / V.A.

 アイマス。2016年。
「Tulip (M@STER VERSION)」がよさげ。
「Tulip (M@STER VERSION)」サビが好き。

THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER We're the friends! / V.A.

 アイマス。2014年。
「メッセージ」がよさげ。
「メッセージ」ストレートにアニソンのOPっぽい感じの曲(アニソンよく知らない)。Bメロのメロディ回しとかサビのキャッチーなメロディとかアウトロで拍子変わるのとか、技巧的で凄いなあと思う。

THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER Passion jewelries! 001 / V.A.

 アイマス。2013年。
「Orange Sapphire」がよさげ。
「Orange Sapphire」元気いっぱいで若干古いアイドルみを感じる曲。サビのメロディがよすぎる。

 デレステを始めてみたんですが、好きな曲がちらほらあったので借りてきました。
 アイマスってバンナム発ですけど、バンナムのゲームの曲って昔から馴染みあるんですよね。もじぴったんと太鼓が好きだったので。
 現時点の好きキャラは池袋晶葉さんと久川凪さんと佐久間まゆさんです。

POP TEAM EPIC / 上坂すみれ

 アニソン。2018年。
「POP TEAM EPIC」がよさげ。
「POP TEAM EPIC」クソアニメには勿体ない名曲。ハイファイで金属質な音がかっこいい。
 シングル借りてくるついでに借りてきたシリーズ。ポプテピピックのアニメももう2年近く前なのか……。


09/17

拈華微笑 / 東方事変

 東方アレンジ。2019年。
「ココロノハナ」「俗-zoku-」「イマココニアルモノ」がよさげ。
「ココロノハナ」洒脱でかっこいいロック。オイオイ言ってる掛け声に筋少みがある。
「俗-zoku-」文ちゃんアレンジなんですが、文ちゃんっぽくトリッキーでスピード感ある曲。歌詞も東方事変には珍しくストレートに東方二次創作してて好きです。ラストのあややややがかっこいい。
「イマココニアルモノ」物悲しく寂しげな雰囲気の、優しいメロディの曲。聴いてて切なくなる。
 贔屓にしてるサークルさんの夏新譜。地霊殿関係者曲メイン。
 

09/22

1986 / どついたるねん

 邦楽。2012年。
GREEN MAN」「geronimo FUNK」「beautiful life」「shonben curve」「UNCHAIN」がよさげ。
GREEN MAN」四つ打ち+ベース。トラックがめちゃくちゃ格好良いのが腹立つ。
geronimo FUNK」前曲の流れを引き続いて四つ打ち+ベース。これも格好良い。短いのも良い。
「beautiful life」これすごいスパルタを思い出す……。
「shonben curve」なんか良い感じのメロディのアコギ+いろんな音ぶっ込みまくりの謎空間。見せてみろよお前のしょんべんカーブ。
UNCHAIN」このタイトルでこの歌詞はずるい。
 バンド初聴。なるほど銀杏関係者っぽいし、東京インディー関係者っぽいな……という感想。

Oui Oui / 矢野顕子

 邦楽。1997年。
「Kyoto [京都慕情]」「クリームシチュー [The Stew]」「Oui Oui [ウイウイ]」「I'm So Lonesome I Could Cry」がよさげ。
「Kyoto [京都慕情]」メロディ好き。
「クリームシチュー [The Stew]」メロディ好き。90年代感。
「Oui Oui [ウイウイ]」サビメロ好き。
「I'm So Lonesome I Could Cry」メロディ好き。


09/25

JAPANESE GIRL / 矢野顕子

 邦楽。1976年/2011年再発。
「気球にのって」「電話線」「大いなる椎の木」「丘を越えて」がよさげ。
「気球にのって」演奏がかっこよすぎる。メロディもワイルドで洒脱な感じでいいですね。
「電話線」ニューミュージックっぽさはありつつも、異常な上下をするサビメロといい荒々しい演奏といいおよそ古さを感じさせない曲。
「大いなる椎の木」これは割と時代を感じる古めかしい録音に70年代らしい郷愁のあるメロディの曲。これは古さが良さになってるタイプの曲ですね。サビで鳴ってるシンセ?の音が良すぎ。しかしなんかよく聴いたら転調しまくり。
丘を越えてあがた森魚さんとのデュエット。明るくポップな雰囲気にこれもお洒落な良メロ。
 矢野顕子さんの1st。とにかく声が違う。この頃は荒井由実さんに近い線が細い感じのシンガーソングライター然とした声。力が入ってて硬い感じもしますね。
 しかしまあ、70年代っぽさはあるんですけど、それを差し置いても技巧的な良メロのオンパレード。間に入ってる民謡系の楽曲もダサさは皆無。古めかしい録音も味になってるような。
 A面での緊張感あってダイナミックな演奏と、B面のリラックスした雰囲気の対比も良いですね。それにしてもやっぱ非凡さを感じる。


09/28

MIGNONNE / 大貫妙子

 邦楽。1978年/2008年再発。
「4:00 A.M. 」「海と少年」「あこがれ」がよさげ。
「4:00 A.M.」ファンクでお洒落な曲。コーラスが好き。
「海と少年」矢野顕子さんの流れで聴いたんですけどあれって珍しくストレートなカバーだったんですね。メロディが良すぎる。サビで四つ打ちになるのも気持ちいい。
「あこがれ」ニューミュージック然としたバラード。これもメロディが好き。
 海と少年目当てで聴いたんですけど他も良かったです。70年代って全然掘れてないので掘っていきたい。

VARIETY / 竹内まりや

 邦楽。1984年/2014年再発。
「もう一度」「プラスティック・ラブ」「とどかぬ想い」「マージービートで唄わせて」「赤のエナメル」がよさげ。
「もう一度」初っ端達郎さんのコーラスが飛び込んできた時はビックリしましたが、ウォール・オブ・サウンドな感じの晴れやかでポップな曲。大瀧さんからもうちょっと土着感を抜いたような感じの爽やかなメロディが最高。
「プラスティック・ラブ」名曲。
「とどかぬ想い」優しいメロディに郷愁を感じる曲。
「マージービートで唄わせて」タイトルがまんまなんですけど初期ビートルズな曲。メロディ好き。
「赤のエナメル」アルバムの曲とは毛色が違うシリアスな感じのメロディ。かっちりしたリズムが格好良い。サビで頭打ちになるのも好き。
 プラスティック・ラブ目当てで聴いたんですけど略。ナイアガラ関係も全然掘れてないので掘っていきたい。


09/29

For / uri gagarn

 邦楽。2018年。
「Few」「Ijdb」「Jinx」「Lion」「Wall」「Owl」がよさげ。
「Few」ギターのコーラスかかった音色が好き。しかしまあ一曲目がこれって随分にポップになったなぁと思う。
「Ijdb」ユーリがたまに作ってた美メロがメインのタイプの曲。
「Jinx」展開が二転三転するマスロックめいた曲。
「Lion」それなりに疾走感ある曲。ギターの異常なコードストロークがかっこいい。
「Wall」これも美メロ。Owlと並んでポップな感じ。
「Owl」これもはやinouじゃないですか!? 手拍子でクールに素をキープを思い出す。かなりポップ。そして中盤からの異常に奇妙で物悲しいコード進行。エモーショナル。
 inouのラップの人のバンド。inou休止から初のアルバム。
 My Favorite Skin以前と比べると随分ポップになった印象。少なくとも以前若干あった不気味さというか気持ち悪さみたいなものは大分取っ払われて、人懐っこくなった感じ。その代わり、異様なエモさみたいなのも薄れた気はしますが。

アルバム初聴メモ 2019年8月編

※個人の主観的感想です。
※通しで二回聴いた時点でのメモ書き程度です。


最近は月の終わりにまとめて聴いた印象を書いてるんですが、今月の分、何故か文章が全く出てこなくて(波というかそういうのがあります)いつにも増して雑かつ中身の無い文章になってしまってますが、所詮メモ書き程度と思って勘弁してください。


08/03

ZAMA / imai

 邦楽。2005年。
「STOP OF NOON」「COMICS」「NIGHT RUN」「TELEPHONE」がよさげ。
「STOP OF NOON」浮遊感のある音とメロディ
「COMICS」PR (u.u.o. mix) だ!
「NIGHT RUN」MAYBEだ!
「TELEPHONE」ポップで跳ねた感じで若干混沌としてる曲
 group_inouの曲作ってる方のソロ。inouの原曲があったり。

レター・フロム・ジェーン・ドゥ / ペンギノン

 東方アレンジ。2018年。
「星と観測者 / じゃねっと亭」「Linear Reactive / paroleise」「暗夜行 / 天狗ノ舞」「ぶらり途中下車堕落録 / モジャン棒」「遺言 / Kurage seek room」「錦三のグリニッジ / ボンジュール岡田」がよさげ。
「星と観測者 / じゃねっと亭」爽やかで綺麗なギターロック。他がみんな不健康な感じなので聴いてて安心する。
「Linear Reactive / paroleise」転調しまくりのポストロック。ドラムの手数がすごい。
「暗夜行 / 天狗ノ舞」天狗ノ舞はほんとギターの音が良いよね……良い感じにモコモコした透明感ある感じの音……。
「ぶらり途中下車堕落録 / モジャン棒」超絶やさぐれた感じのギターロック。ボーカルがメチャクチャかっこよくて、歌メロを不安定にずり上げるのがすごいツボ。ブレイクの挟み方とかアウトロのコーラスなんかもすごい好きです。
「遺言 / Kurage seek room」疾走するギターロック。『二人は静止した箱の中で点滅をただ繰り返す』って歌詞がヤバい。
「錦三のグリニッジ / ボンジュール岡田」ハイテンポでダンサブルなロック。ごめんなんだかんだでこういうのめっちゃ好き。サビの四つ打ちとメロディが気持ち良すぎる。そしてサビ終わりのメロディ、かっこよすぎる。
 東方アレンジコンピ。参加陣が(見る人から見れば)豪華すぎて垂涎。でもなんかみんな不健康な感じで、秘封でギターロックっていうとやっぱりそういう感じになっちゃうん?

大航海 / TOMOVSKY

 邦楽。2007年。
「無計画とゆう名の壮大な計画」「過去のドレイだ、生きた化石だ」「SKIP」「楽しそうなとこにだけ」「その2つ以外は」がよさげ。
「無計画とゆう名の壮大な計画」9分間ある壮大なロックオペラ。コンセプトアルバムの導入としてこの上ない演出てんこ盛り。
「過去のドレイだ、生きた化石だ」メロディと歌詞がめちゃくちゃ良い。アコギ?のベコベコした音も好きです。
「SKIP」メロディが好き。語るような口ぶりのボーカルがだんだん盛り上がってく展開が良いです。
「楽しそうなとこにだけ」のほほんとしたメロディに奇妙なアレンジが合わさったビートルズライクな曲。
「その2つ以外は」メロディが好き


08/10

₲#0$✞!f!© /!✞3r4©!3$ / Ghostleg

 邦楽。2019年。
「幽霊になるとき」「WordArt」「目明」「幽霊の條件」「Ghosting」がよさげ。
「幽霊になるとき」サビの進行が好き
「WordArt」サビメロがめちゃくちゃ好き。淡々としたメロからサビで一気に開放されるのが気持ちいい
「目明」ダウナーな感じが好き
「幽霊の條件」EP版からよりポップになった感。これってこんな良い曲だったんですね。
「Ghosting」アルバムのラストに相応しい、壮大かつ凄絶な展開をする曲。硬質かつ混沌とした感じがとてもかっこいい。

カームブルーの部屋と一過性の自然主義的誤謬 / アリスミア・アリスメア

 東方アレンジ。2017年。
「カームブルーの部屋と一過性の自然主義的誤謬」がよさげ。
「カームブルーの部屋と一過性の自然主義的誤謬」メロディが好き


08/13

ある家族の最期(The Last of Certain Family) / 色覚異常(Color Blindness)

 邦楽。2018年。
「不審火(The Arson)」「食事(Meal)」「要望を聞く夫婦(A couple listening to requests)」「2013年1月(January,2013)」「理想像(Ideal Image)」がよさげ。
「不審火(The Arson)」めっちゃくちゃかっこいい疾走ノイズロック。
「食事(Meal)」雑音の奥から聴こえてくる割と綺麗めなメロディ。
「要望を聞く夫婦(A couple listening to requests)」ポストパンク的な四つ打ち。
「2013年1月(January,2013)」陰鬱なメロディ。
「理想像(Ideal Image)」めっちゃくちゃかっこいい暴走ノイズロック。
 東方アレンジサークル深夜放送の人のバンド。ポストパンクみが強くてとてもかっこいい。しかしなんでオリジナルのほうがポップなんだ……。東方アレンジは下手にメロディがある分ポストパンク的なものとは親和性悪いのだろうか。


08/14

夜が明ける前に / fla-fula

 ボカロ。2019年。
花束を君に」「生きて」「夜が明ける前に」がよさげ。
花束を君に」綺麗なメロディのインストギターロック。中盤の展開が好き。
「生きて」エモ入ったギターロック。サビメロがとても好き。二回サビ回し終わったあとの間奏もすごい良いですね。
「夜が明ける前に」シティポップな感じのお洒落な曲。Bメロとサビがすごい好きです。


08/15

幻想HEADS / 明日ryBEATS

 東方アレンジ。2017年。
「ハッピーラブリーデザイア」「MS.オータム」「ぼっち★なぅ! feat. juda(sinα.com)」「ダンデタイガー」がよさげ。
「ハッピーラブリーデザイア」ポップなチップチューンが始まったかと思ったらどんどん回転数が下がっていって凄まじく不気味なトラックが始まる曲。不穏で皮肉まみれな感じがとてもにゃんにゃんぽくて良いです。
「MS.オータム」このアルバムの中ではまあまあポップな方の曲。サビの不安定な感じな歌が好き。
「ぼっち★なぅ! feat. juda(sinα.com)」これはトラックがすごい良いです。サンプリング元が気になる。
「ダンデタイガー」これもサビの不安定な感じの歌が好き。
 東方アレンジでヒップホップ。っていうと魂音泉とかを思い出すんですが、それとは違ってあまりポップじゃなくて90年代日本語ラップ的なハードで無骨な感じが好きです。


08/25

SCHOOL GIRL DISTORTIONAL ADDICT (15th Anniversary Edition) [Disc 2] / NUMBER GIRL

 邦楽。ライブアルバム。
「日常に生きる少女」「EIGHT BEATER」がよさげ。
「日常に生きる少女」この曲のエモさに最近やっと気づきました。
「EIGHT BEATER」イントロのベース音一発でここまで空気を変えられるバンドが果たして居るのだろうかという。

感電の記憶 TOUR NUM-HEAVYMETALLIC 2002.5.19 日比谷野外大音楽堂 / NUMBER GIRL

 邦楽。ライブアルバム。
「Frustration in my blood」「delayed brain」「DESTRUCTION BABY」「FIGHT FIGHT」「性的少女」「OMOIDE IN MY HEAD」「I don't know」「NUM-HEAVYMETALLIC」がよさげ。
「Frustration in my blood」CIBBICOさんからの繋ぎが最高。Frustration in my bloodってあんまり評判聞かないんですけど個人的にすごい好きな曲なんですよね。NUM-HEAVYMETALLICの混沌で陰鬱な世界にあって唯一の救いというか。そんな曲のライブ版なので悪いわけがない。エモい。
「delayed brain」ダブな感じが気持ちいい
「DESTRUCTION BABY」引き続いてダブな感じが気持ちいい。
「FIGHT FIGHT」この4曲の流れよすぎる。FIGHT FIGHTいいですよねぇ。最初の方で絶叫してる女性?の方がちょっと心配になりますが。
「性的少女」今まで聴いた性的少女のライブ版で一番良いかもしれない。まあラストライブとOMOIDE IN MY HEADシリーズのやつしか聴いたことないですが……。イントロの入り方とMCが最高。
OMOIDE IN MY HEAD」言わずもがな。ですが繋ぎが最高。
「I don't know」OMOIDE IN MY HEADのノイズの混沌の中での語り、からの一瞬で空気が塗り替わるストローク
「NUM-HEAVYMETALLIC」ひさ子さんのボーカル超かっこいい


08/28

補綴の鳥籠 / 着席無言

 東方アレンジ。2018年。
「片目の願望」「惑う暗闇」がよさげ。
「片目の願望」かっこいい。やっぱハルトマンの妖怪少女のサビメロは最高ですね。
「惑う暗闇」小気味良くてダンサブルなリズムが聴いてて気持ちいい。


08/29

キャプリーヌにこいして / フーリンキャットマーク

 東方アレンジ。2019年。
「アストラストレイン」「Stand up apple boy」「瞬きガーリーステップ」「盗まれたパンケーキ」がよさげ。
「アストラストレイン」転調しまくるのが好き。サビ一つ取っても細かく変化しながら展開していくのが凝ってて素敵です。
「Stand up apple boy」ダンサブルな感じ。カッティングがオシャレで最高。
「瞬きガーリーステップ」すごい好き。浮遊感あるコード進行が好き過ぎる。この曲も転調しまくるんですけどそれがまた浮遊感を加速。
「盗まれたパンケーキ」これすっごい好き。これもサビで急な転調するんですけど、ドラムが消えるのも相まって放り出されるような壮絶な浮遊感。この曲だけ男声ボーカルなんですけどもシューゲイザー的な良い意味で無機質な声で、一オクターブ上とユニゾンしてるのもすごい好きです。そして「クッキーベイビーホットケーキ魅惑のサンデーサンドイッチな予感」の語感の気持ち良さ!
 アキシブ系を自負する東方アレンジサークルのミニアルバム。これで初聴です。オシャレ感と転調しまくり感がすごいドストライクで好みでした。

アルバム初聴メモ 2019年7月編

※個人の主観的感想です。
※通しで二回聴いた時点でのメモ書き程度です。


07/01

ROBOT EP / COALTAR OF THE DEEPERS

 邦楽。2001年/2007年再発。
「SALAH III」「astro vs apatch」がよさげ。
「SALAH III」NO THANK YOU期らしいボリューミーでポップに疾走するシューゲ。メインのシンセのリフが好きです。
「astro vs apatch」ボートラなんですがスゲー良いです。ハードコアとギターポップを唐突にスイッチングする展開、やたらキャッチーなサビ、後半1分の謎パート、NARASAKIさんのボーカルとシャウトのギャップと、ディーパーズの滅茶苦茶っぷりが一曲に詰め込まれた曲。
 NO THANK YOU(アルバム)の先行扱いで出されたEP。ジャケがかっこいい。しかしこのEPはNO THANK YOUに収録された曲よりされてない曲の方が好み。


07/02

Visinda og Leyndardómur (科学と神秘) / 鈴木さえ子

 邦楽。1984年/1991年再発。
「おかしなおかしなフェリーボート」「恋する惑星」がよさげ。
「おかしなおかしなフェリーボート」ほのぼのとしたポップさが好き
恋する惑星」メロディが好き。浮遊感あるブリッジも好き。あとやっぱこういう曲名って良いですね。
 ちょっと童謡入った感じの不思議な世界観のテクノポップ鈴木さえ子さんの曲はケロロ軍曹のサントラで聴いた程度なんですが、素朴な感じが好きです。所々鈴木慶一さんの声が聴こえてくるのが面白い。しかしこの人が歌うと途端にムーンライダーズになるな……。


07/05

in sequence / he

 邦楽。2006年。
「Echo」「Fragment」「Tomorrow scent」がよさげ。
「Echo」メロディが好き
「Fragment」サビメロがよすぎる……
「Tomorrow scent」これもメロディがよすぎる
 heといえばなんといってもFURTHER SHOREがハチャメチャに名盤(そしてそれしか聴いたことがなかった)なんですが、良メロとドラムの手数に溢れたFURTHER SHOREに対してこっちはちょっといろいろ控えめな印象。


07/06

エイリアン☆ポップ III / Snail's House (bandcamp)

 邦楽。2019年。
 ピンと来なかった……。何回か聴けば変わるかもしれないです。

モジャのある生活 / モジャン棒

 東方アレンジ。2012年。
「終日クロックワークス」がよさげ。
 この曲がラストにあるというだけでエモ過ぎる。


07/07

My Iron Lung / Radiohead

 洋楽。1994年。
 ピンと来なかった……。しかしまあMy Iron Lungはやっぱかっこいいですね。

May and December / GREAT3

 邦楽。2001年/2012年再発。
「Bee」「Sad Dancer」「Dew」「Quincy」「Ladeira」がよさげ。
「Bee」The Sea and Cakeみたいな曲(詳しくない)。しかしサビメロは正しく邦楽的なポップさで、でも下世話にならず流麗に流れていくのが流石。
「Sad Dancer」全体通してボーカルの載せ方が聴いててめちゃくちゃ気持ちいい。流れるようなスムースさ。
「Dew」どことなく篭った音質に胸を締め付けるような郷愁を感じる曲。サビのメロディが良いです(n回目)。
「Quincy」シングル曲。サイケデリック。何度も転調しまくり、どことなく狂気を感じさせるストリングスが曲全体をうっすらと覆い、サビではそこに変なコーラスが幾重にも重なる様は正しくサイケデリック。にも関わらず全体通してとても流麗、そしてメロディの豊饒っぷりがまた60年代サイケっていうか。
「Ladeira」陰鬱なイントロから始まるラスト曲。この曲はメロディもまあ勿論良いんですけどやっぱアウトロですね。ラスト2分間、延々と垂れ流される同じコード進行とその上で彷徨うエレピ。
 GREAT3はまだ初期3作しか聴いてないんですが、活動休止を挟んだかつジョン・マッケンタイアとの出会いがあったこともあり初期3作とは全く違うお洒落でクールな作風になっている感じ。ラウドなギター皆無。
 すごく好きなアルバムで、もしかしたら単純に曲の良さでは一番好きなアルバムかもしれないんですが、メロディも遊びもどこかスタイリッシュというか、「Richmondo High」みたいな無骨さや素朴な暖かさが微塵もない冷たいアルバムではあると思います。
 とにかく「Quincy」が好きなんですが、この曲の音響派と60年代サイケの融合っぷりを聴いてるとやっぱCorneliusFANTASMA」を思い出しますね。まあ同時代なのは「Point」だけど。


07/09

MIRROR BALL / the chewinggum weekend

 邦楽。2001年。
「NOSTALGIA」がよさげ。
 名曲と名高い「NOSTALGIA」ですが、名曲です。amazonで定価で買えるので聴きましょう。the chewinggum weekend「Killing PoP」がずっと欲しいっていうか、廃盤で未だに手に入れられてないのって「Killing PoP」くらいなので……。


07/10

絶望的協奏曲 / 東方事変

 東方アレンジ。2018年。
「絶望的不協和音」「○○○○」「ultimate」「juicy」がよさげ。
「絶望的不協和音」疾走感あるギターロック。サビのメロディと詰め込むような譜割りがめちゃくちゃ好きです。歌詞も好き。サーチライト照らしておくれ無様な僕を。
「○○○○」キラキラした晴れやかなポップ。メロディのキャッチーさが流石っていうか、本当好き。
「ultimate」最初聴いた時は歌い方なんか変じゃない?って思ってあまり好きじゃなかったんですが、慣れました。めちゃくちゃ良い曲です。まずサビが2つあるのが最高。キャッチーなサビがあるのに更にその上を行く展開があるって最高じゃないですか? この曲はとにかく展開が良くて、サビ二回回して大サビに至るまでの盛り上げ方も素晴らしいし、中盤で一回大サビ終わった後に間髪入れずラップを挟んでそのままサビに繋いでいく構成の妙は聴いててすごい気持ちいいです。まあラップのあの感じも人を選びそうではあるけど……。
juicy」ジャジーな曲。アコーディオンのメロディがめちゃくちゃ好きです。サビ終わって転調するのも最高。
 贔屓目にしている、割には積み続けていた東方事変のアルバム。初っ端小っ恥ずかしい歌詞のアリプロみたいな曲が流れた時はえぇ……となってしまいましたがこのアルバムもこれまでと同じようにストライクな曲が幾つも入っててやはり最高。


07/11

キレヌモノ。 / 渦状セントラル

 東方アレンジ。2018年。
「交信 / ニビ」「Phantasmal History / くのかや」がよさげ。
「交信 / ニビ」割とミニマルめに6分続く曲。メインのセンチメンタルなメロディが聴いてて切ない気持ちになる。
「Phantasmal History / くのかや」かっこいい。これは聴いててやっぱ千年幻想郷は名曲だなって思う。神主は千年幻想郷を作曲した時点で満たされた。
 東方アレンジのオシャレでkawaii感じのコンピ(多分)。


07/15

HIGEDIUS / ヒゲドライバー

 邦楽。2011年。
「498 Tokio」「Cold Wall」「キュート・ポップ(chip) x Julie Watai」「スキキライ(chip) x アリア&マホ」「ワープ x 新社会人」がよさげ。
「498 Tokio」有名曲なだけあってすごい良い曲。名曲然としてる感じ。ヒゲドライバーさんの王道。多分王道だと思う。今はどうか知らないけど……。
「Cold Wall」ゲーム音楽っぽい曲(他もみんなそうだけど)。コード進行が好き。
「キュート・ポップ(chip) x Julie Watai」キュートでポップな曲。サビが好き。
「スキキライ(chip) x アリア&マホ」ポップなのにどこか物悲しいメロディ。好き。
「ワープ x 新社会人」多分名曲だと思います。ストレートなポップさ、その切実さが胸を打つ系の曲。「これから君を悲しませたりしない、多分」
 ヒゲドライバーさんのチップチューンな曲を集めたアルバム。


07/16

のびないホー!! / ラヴリーP

 ボカロ。2009年。
「わりばしおんな。」謎。
「i LOVE YOU」シリアスなエレクトロポップ。
「スーパーオッパイタイム」勢いで笑わせてくるのやめてほしい。
「Now」なんか他の曲も思うんですが、ラヴリーPのストレートな方の曲はやたらと歌詞が暗いっていうかリアルでシビア……。そのシビアな感じがプラスに働いたのが名曲「僕、新生活が不安です。いや全然大丈夫っしょ!余裕っしょ!ディスコ」だと思うんですが。でも多分この曲が一番暗い。後戻りできない感じ、虚無な感じがすごくて、しかもなんか特に解決しない感じが生々しくてつらい。曲はポップなのに。
 ラヴリーPの現時点で唯一のフルアルバム。初フルアルバムなのに「VOiCE」「BRIGHT RAiN」「新生活(略)ディスコ」が入っていないという天邪鬼っぷり。でも伸びない方って言ってるけど「わりばしおんな。」は伸びてたはずだが!?


07/21

サグ / 地獄でなぜサグい

 邦楽。2018年。
「inverted fortune / Oversleep」「Graffiti / Euchaeta」「杜子春 / 佐藤あんこ」がよさげ。
「inverted fortune / Oversleep」このコンピの方では割とまともにメロディがある方。メロディがかっこいい。
「Graffiti / Euchaeta」ダウナーな感じに始まったかと思ったらどんどんぶっ壊れていく曲。展開がかっこいい。
杜子春 / 佐藤あんこ」よくわからん曲ばかり入ってるこのコンピにおいて超絶浮いている凄まじくちゃんとした(ように聴こえる)歌モノ。ストレンジなポップ感が大好き。異様にキャッチーなメロディが耳に残る。そのまんま杜子春をモチーフにした歌詞も好きです。なぜ杜子春なんだ。
 駿河屋でCD漁ってたら見つけたシリーズ。各々がサグいと思った音をサンプリングして作った曲が収められたコンピらしいです。何もかもアングラ感漂っていて最高。


07/28

UNIQTRAP / sasakure.UK

 Undertaleのアレンジ。2018年。
「Ruins (Neomorph remix)」「Determination (Rewake remix)」「Undertale (Ender remix)」がよさげ。
「Ruins (Neomorph remix)」原曲をよりスタイリッシュにして、1つの楽曲としてまとめたような感じ。
「Determination (Rewake remix)」性急なリズムトラックが好き。
「Undertale (Ender remix)」これはまあ原曲が名曲なので……。
 アンテの曲をsasakure.UKさんがアレンジしたアルバム。今までアルバムになってるの知らなかったんですが、その組み合わせだけで手に入れない理由がない。


07/31

Moon Revelation / Golem Who Goes Fish

 洋楽。2018年。
Terracotta Jane」「Rodeo Challenge」「I Wish This Winter Would Never End」「End of the Rope」
Terracotta Jane」メロディが好き
「Rodeo Challenge」中盤のメロディが好き
「I Wish This Winter Would Never End」メロディが好き
「End of the Rope」ラストっぽい曲。メロディが切ない。
 22曲42分に渡ってひたすら宅録ローファイな音で良メロが垂れ流されるアルバム。とにかく全編通してポップで甘いメロディのオンパレード。それだけに通しでちょっと聴いただけだとだんだん曲の違いが分からなくなってくるという。