All you need is black earphone (?)

あたまのわるい音楽ブログ

アルバム初聴メモ 2020年1月編

※個人の主観的感想です。
※通しで二回聴いた時点でのメモ書き程度です。


01/01

felucca / HOT TOASTERS

 邦楽。2018年。
「Jelly Fish」「夏の王国」「Fly with Jinn」がよさげ。
「Jelly Fish」どんなイントロ!? 出だしのホーン4音から唐突にハードコアになって歌が入ると途端にカッティングとうねるベースがファンキーなロックになる。その後もハードコアとファンクロックとカントリーを忙しなくスイッチングする3分弱。これがミクスチャーちゃんですか。
「夏の王国」すごい好き。あっさりした感じのイントロが終わって轟音ギターが入ってくる瞬間がかっこよ過ぎる(長い間奏後のギターが入る瞬間も同じく)。Aメロで転調する曲が好き。轟音なAメロ(サビ?)とアコギ主体の音の隙間の多いBメロを行ったり来たりする曲展開なんですが、全体的に風通しの良い爽やかな感じ、かつ寂しげな空気感が漂っていてよい。歌詞も相まって夏って感じがする。
「Fly with Jinn」三拍子のリズムの上でうねりまくるベースとホーンがかっこいい一曲。この曲も歌メロとそれ以外で転調するんですけど、メロディのこの奇妙かつ美しい感じが好き。
 HOT TOASTERSというバンドの25年ぶりの2ndアルバム。入ってる曲は実質全て90年代のうちに録られたもののようです。ディーパーズのライブで初めて観てかっこよかったので聴いた。
 なんといってもメンバーにホーンが居るのが特徴的。なのでファンクロックっぽさが多分にあるんですけど、それだけでなくシューゲイザーやハードコアも混ぜ込みつつ、音数の急な抜き差しや転調も挟んで曲を捏ねくり回すジャンル不明な感じはまさしくミクスチャーって感じ。NARASAKIさんが惚れ込むのもわかる。


01/03

Crystal Voyager / ECD

 邦楽。2006年。
「神経衰弱」「LAND OF THE DEAD」「A.C.I.D」「実在のひと」「COPYING KILLS CAPITALISM」がよさげ。
「神経衰弱」TR-808のチープなリズムとTB-303の無機質なベース音だけが延々ループして、その上にECDさんのラップが乗っかる曲(たまにトランペット)。何がすごいってこのアルバム、ラストの一曲を除く全てがこんな感じってのがすごいですけど、この曲が最も不穏かつ格好良い気がする。
LAND OF THE DEAD『何度確かめても残高ゼロ』ってフレーズが印象的すぎる。
「A.C.I.D」同じようなリズム、同じ一音がたまにリズムパターンと音色を変えつつもひたすら続く6分間。ほんとアシッドって感じ。
「実在のひと」このアルバムの中では割と安心して聴ける曲。フック、ただの自己紹介なのにめっちゃかっこいい。
「COPYING KILLS CAPITALISM」この曲だけサンプラー使えてるのは何故? お洒落なトラックがアルバムから壮絶に浮いてて面白い。
 全編渡ってほぼリズムマシンの音とベース音とラップの3つだけで構成されている衝撃のアルバム。聴いてて意味が詰まりそうな重さ、単調さ。かっこいいはかっこいいんですが聴くのに気合が居るアルバム。

Summerteeth / Wilco

 洋楽。1999年。
「Can't Stand It」「Nothing'severgonnastandinmyway (Again)」「ELT」「When You Wake Up Feeling Old」がよさげ。
「Can't Stand It」陽気なロック。サビのコード進行好き。
「Nothing'severgonnastandinmyway (Again)」すごい好き。サビがメロディもハンドクラップもキャッチーで最高。
ELTこれも晴れやかで軽快な曲。てらいのないストレートなメロディが胸を打つ。
「When You Wake Up Feeling Old」ほのぼのお洒落な曲。チープなシンセの音色が好き。
 Yankee Hotel Foxtrotが良かったので聴きました。Yankee Hotel Foxtrotの中でも「Heavy Metal Drummer」「Hot Kettle Black」みたいな曲が好きだったんですが、「Nothing'severgonnastandinmyway (Again)」とかまさにその直系でとても良かったです。ただアルバムとしての完成度はやっぱYankee Hotel Foxtrotに譲るかなという印象。


01/04

MASTERPIECE / RIP SLYME

 邦楽。2004年。
「Masterpiece」「黄昏サラウンド」「ON & OFF」「GALAXY」「Mellow Morrow」がよさげ。
「Masterpiece」低体温な感じが好き。
「黄昏サラウンド」これ目当てで聴きました。まず切なげなコード進行でループするアコギが最高。ラップもここまで来ると歌って感じですが小気味良くて素敵ですし何よりサビメロがすごいキャッチーで耳に残る。かなり好きです。
「ON & OFF」これもテンション上げずに低空飛行みたいな感じで進むラップが好きです。
「GALAXY」これはまあまあテンション高い。全体通して畳み掛けるラップがすごい気持ちいい。あと毎度サビメロが良い。
「Mellow Morrow」これも黄昏サラウンドみたいな生音中心のトラックでまったりチルな感じの曲。音がすごく心地良い。
 Spotifyで聴いた(聴かされた)「黄昏サラウンド」にビビッと来て聴いたシリーズ。Spotifyが無ければRIP SLYMEなんて一生聴くことは無かったでしょうね。「熱帯夜」とかのイメージでずっとアゲアゲパーリナイな人種が聴くような音楽だと思ってました。いや実際そうなんですけど、でもトラックとメロディがすごく良い。
 このアルバムだけかもしれないんですけど、生音中心の隙間が多くてお洒落なトラックだったりキャッチーなメロディだったり、テンションあまり上げすぎない、上げてもゴリゴリ過ぎない丁度良さがすごくハマってとても好きな感じでした。


01/05

Ghost Town / Owen

 洋楽。2011年。
I Believe」「No Language」「Mother's Milk Breath」「Everyone's Asleep in the House but Me」がよさげ。
I Believe中盤(3:00あたり~)の展開が好き。
「No Language」アルバムで一番好き。全体的にコード進行とメロディが好きな感じなんですけど、なんといってもラスト30秒のギターソロがエモーショナル過ぎてヤバい。
「Mother's Milk Breath」アウトロの少しシューゲイザーっぽい展開が好き。
「Everyone's Asleep in the House but Me」ちょっと奇妙な感じのアコギリフが好き。
 americ
 an footballの人のソロユニット。全編通して物悲しい感じの美メロ。


01/11

失点 IN THE PARK / ECD

 邦楽。2003年。
「迷子のセールスマン」「貧者の行進 (大脱走pt.2)」「NIGHT WALKER」がよさげ。
「迷子のセールスマン」手押しでやってるサンプラーのリズムの揺らぎが好き。ヴァースとフックとで緩急が付く感じも。
「貧者の行進 (大脱走pt.2)」これは元ネタがすごく格好良い。音割れてる感じもいいですね。あとアルバムの曲順もいいと思う。前に6曲あってからこのイントロを聴くとインパクトが違う。
「NIGHT WALKER」ひたすらノイズのような効果音のようなリズムだけがループして、その上に呟きのような冷淡なラップが乗っかる。たまに悲鳴のような音が大音量で迫り来る。あまりにも不気味で鋭くて素晴らしい。
 これまた全編サンプラーだけでトラックが構成されてるアルバム。しかもサンプラー操作は手動みたいで、その歪さがなんとも強い印象を残す。ラップもひたすら呟く感じで異様。生々しさ、歪さという点であんまり他にこういうアルバムって無いんでは。

FINAL JUNKY / ECD

 邦楽。2004年。
「ゆがんだ世界」「東京を戦場に」がよさげ。
「ゆがんだ世界」どっかの民謡かなんかをピッチ上げしたようなサンプルが気持ち悪くて好き。
「東京を戦場に」哀愁漂うバックトラックが好き。
 前作の失点 IN THE PARKと同じ手押しのサンプラーに加えてリズムボックスとサックスが導入されたアルバム。前作よりは聴きやすい。

What's Going On / Marvin Gaye

 洋楽。1971年/1998年再発。
「What's Going On」「Mercy Mercy Me (The Ecology)」がよさげ。
「What's Going On」メロディとリズムが好き。
「Mercy Mercy Me (The Ecology)」メロディとリズムが好き。
 名盤らしいので聴いたシリーズ。


01/12

Rust Never Sleeps / Neil Young & Crazy Horse

 洋楽。1979年/2005年再発。
「My My, Hey Hey (Out of the Blue)」「Powderfinger」がよさげ。
「My My, Hey Hey (Out of the Blue)」これはすごくかっこいい。というか『Hey Hey, My My (Into the Black)』もそうだけど曲名の時点で勝ってると思う。アコギ一本の弾き語りなんですけど曲としての強度がすごい。
「Powderfinger」ほどよく力の抜けたロックナンバー。ギターフレーズの一個取ってもかっこいいしコーラスのメロディがすごく綺麗。
 名盤らしいので聴いたシリーズ。前半がアコギで後半がバンドサウンドのライブアルバムなんですけど、「My My, Hey Hey (Out of the Blue)」と「Hey Hey, My My (Into the Black)」の円環構造で始まって終わるってところからして既にかっこいい。

Apostrophe (') / Frank Zappa

 洋楽。1974年/1995年再発。
「St. Alfonzo's Pancake Breakfast」「Father O'Blivion」「Uncle Remus」がよさげ。
「St. Alfonzo's Pancake Breakfast」1:10~あたりからの怒涛のソロがすごい。
「Father O'Blivion」妙な勢いのあるギターから始まってスリリングに展開する曲。かっこいい。
「Uncle Remus」メロディが好き。


01/13

MELTING POT / ECD

 邦楽。1999年。
「DIRECT DRIVE」「BEAT FOLK」「テレコ」「APACHE」「YOUR LAND」「ECD'S CHANT」がよさげ。
「DIRECT DRIVE」ジャジーなバックトラックに載せて『やりきれないことばかりだからレコードレコードレコードレコードレコードを聴いている、今日も』と連呼。日常とレコードについてのリリック。
「BEAT FOLK」ファンキーなトラックがかっこいい。
「テレコ」疾走感のあるブレイクビーツに謎のボイスサンプルが乗っかる曲。ラップは無し。
APACHE遠くから響いてくるような民族めいたパーカッションと生気の抜けた歌。超ダウナー。
「YOUR LAND」『ラップは俺のものじゃないんだ、ロックも俺のものじゃないんだ』と音楽文化に対する違和感、無力感を表明するリリックが印象的。
ECD'S CHANT」狂気的な笑い声のサンプリングと妙に高揚した『いないはずだぜマインドコントロール!』の叫び。かなりキテる。
 前作「BIG YOUTH」は正統派のヒップホップアルバムでしたがその揺り戻しを受けたのか、ヒップホップでなければ何でもいい、というコンセプトを持って作られたらしいアルバム。かなり混沌とした精神状態で作られたことは想像に難くない。アルバムの冒頭と最後に入ってるHOWLING UDONという方の語りもかなりイッてる内容ですごいです。
 リミックスアルバムと一枚になってるのも意図がよくわからんし、ヒップホップなのに歌詞カードに歌詞がほとんど書かれてない(抜粋的にしか載ってない)ってのも狂ってる。


01/18

ルルルルズ / ルルルルズ

 邦楽。2017年。
「誰もしらない」「(Something of Life) Place to Be」「スカイラインがよさげ。
「誰もしらない」コード進行がひねてて好き。
「(Something of Life) Place to Be」晴れやかで爽やか。サビメロは2000年代前半あたりのオシャレなJ-POPっぽさも感じますね。
スカイラインホーンが入ったオシャレな曲。横ノリのリズムが気持ちいい。
 全編まったりしてて洒落た感じのポップス。

自己スキーマ / みゆはん

 邦楽。2017年。
ケセランパサラン」「ぼくのフレンド」がよさげ。
ケセランパサランニコ動で飽きるほど聴いたタイプのゴチャゴチャしたロック。なのにかっこいいです。かっこいいっていうか、僕が個人的にこういうひねてて中華風な感じのギターリフとかドタバタしたドラムとかサビで一気にポップになる展開とかが大好物ってだけの話なんですが。ギターがいい感じに動きまくっててそれもよき。
「ぼくのフレンド」歌詞がいい。つまりはこれからもどうかよろしくね。
 ナミチスイコウモリのCVを担当していることで有名なみゆはんさんのアルバム。けもフレ繋がりで聴きました。基本的に普通のロック入ったJ-POPという印象。


01/19

Chunga's Revenge / Frank Zappa

 洋楽。1970年/1996年再発。
「Transylvania Boogie」「Road Ladies」「Tell Me You Love Me」「Sharleena」がよさげ。
「Transylvania Boogie」イントロのギターフレーズからもうノックアウトされる、ギター弾きまくりインスト。とにかくギターがかっこいい。
「Road Ladies」ブルージーな感じの曲。
「Tell Me You Love Me」ギターとベースがユニゾンするリフが超かっこいい。ボーカルも叫びまくる。
「Sharleena」いなたく哀愁漂う良メロな曲。この人こんな真っ当に良いメロディ書けたのか……ってのが一番の衝撃でした。


01/21

花と夢 / 詩人の血

 邦楽。1992年。
「春のまま」「夢の約束」「ひらひら」がよさげ。
「春のまま」歯切れのいいアコギカッティングに載せて入ってくる曲。とにかくサビがすごく綺麗で素敵。3分足らずで終わるってのも潔くて好きです。
「夢の約束」サビのメロディが切なげで好き。
「ひらひら」これもサビメロがポップで好き。いかにも90年代って感じのほわほわした音とかベルの音もいいですね。
 ずっと気になってたシリーズ。幻想的かつ耽美的な世界観なんですけど、90年代のそういう感じの音楽にしては暗さが無くて爽やかでさらっとしてる感じがよき。


01/22

One Size Fits All / Frank Zappa & The Mothers Of Invention

 洋楽。1975年/1995年再発。
 ピンと来なかった……。


01/25

Fresh / Sly & The Family Stone

 洋楽。1973年/2015年再発。
「If You Want Me To Stay」「Skin I'm In」がよさげ。
「If You Want Me To Stay」DCPRGのMirror Ballの元ネタこれか! ベースラインとホーンのフレーズがすごく好き。
「Skin I'm In」これもホーンのフレーズが好き。
 前作「暴動」だけ聴いてたけどまた聴きたくなって聴いたシリーズ。前作に引き続いて音がくぐもってて不穏。でも前作よりは重くない感じ。


01/28

Aja / Steely Dan

 洋楽。1977年/2000年再発。
「Black Cow」「Home At Last」がよさげ。
「Black Cow」横ノリなリズムが気持ちいい。コードとメロディもいい感じにひねててとても好きです。
「Home At Last」コードとメロディが好き。
 名盤らしいので聴いたシリーズ。

Music to listen to~dance to~blaze to~pray to~feed to~sleep to~talk to~grind to~trip to~breathe to~help to~hurt to~scroll to~roll to~love to~hate to~learn Too~plot to~play to~be to~feel to~breed to~sweat to~dream to~hide to~live to~die to~GO TO / Bring Me the Horizon

 洋楽。2019年。
「Candy Truck / You Expected: LAB Your result: Green」「Underground Big {HEADFULOFHYENA} (feat. Bexey & Lotus Eater)」「±ªþ³§ (feat. Yonaka)」がよさげ。
「Candy Truck / You Expected: LAB Your result: Green」3分過ぎた辺りから急に超ポップになるのが好き。
「Underground Big {HEADFULOFHYENA} (feat. Bexey & Lotus Eater)」トラップから始まってなるほどこういう曲ねと思ってたら5分くらいで終わって、後は残り20分展開も何も無く同じループがずーーっと続く曲(最後にちょっと語りが入る)。なにこれ?
「±ªþ³§ (feat. Yonaka)」急にポップ。ダウナーかつ静謐で美しいメロディのEDM。かっこいい。終わり方が怖い。
 タイトル長え! と思って聴いたシリーズ。バンドも何も知りません。EDMっぽいんでそういうユニットなのかと思ったら出自はオルタナティヴメタルなんですね。どっちも全然馴染みないジャンルだ。


 ついでに昔聴いたアルバムを再聴するってのもやってたんでその感想を載せるね

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アルバム初聴メモ 2019年12月編

※個人の主観的感想です。
※通しで二回聴いた時点でのメモ書き程度です。


12/04

Tabula Rasa / People In The Box

 邦楽。2019年。
「いきている」「風景を一瞬で変える方法」「ミネルヴァ」「懐胎した犬のブルース」「まなざし」がよさげ。
「いきている」アヴェマテ以降のスタンダード的な、優しく暖かいメロディと曲調。後半で跳ねたリズムに切り替わるのもすごく好きです。
「風景を一瞬で変える方法」急停止と展開を繰り返すのが気持ちいい不穏な曲。
「ミネルヴァ」めっちゃ好きですね。ピープルには珍しいストレートな四拍子で疾走する曲。かっこいい。でもギターロック的なプリミティブさは皆無で漂白されてる感じが最近のピープルって感じ。後半の浮遊感も最高。
「懐胎した犬のブルース」晴れやかで切ないメロディが本当に良くて胸を打つ。後半入ってくるマリンバやシンセのような音(これもギターで出してるんですかね)で奏でられるメロディも綺麗。これ聴くとほんとに最高のポップミュージックを作るバンドになったなと思いますね。
「まなざし」これも最近のピープルのスタンダード的なカントリー入った爽やかな印象の曲。これはサビのメロディが最高に良いです。転調を挟んでどんどん展開していくのが好み過ぎる。コーラスも良すぎ。
 ピープルの新譜。好き過ぎる。
 ピープルは今この世にあるバンドの中で僕が最も好きなバンドなわけですけど、もうロックバンドとかいう垣根越えてすごく良質なポップミュージックを作るバンドになってると思うんですよね。こんな音楽は他にありません。最高すぎる。


12/08

NIGHT OF THE BEAT GENERATION / THE BEATNIKS

 邦楽。ライブ盤。2019年。
「River In The Ocean」「Left Bank」「ちょっとツラインダ」「NO WAY OUT」がよさげ。
「River In The Ocean」原曲を現代的にアップデートしてる感じ。改めて聴いて結構オリエンタルな感じのリフしてるんだなと気づきました。
「Left Bank」何度聴いてもヤバい歌詞に「最強の敵は~」からの圧倒的な重圧感。ただこの曲はなんといってもSUZUKI白書に入ってるバージョンが最強なので。
「ちょっとツラインダ」原曲が好きです。現代の音でアップデートされてますが改めて良い曲と実感。
「NO WAY OUT」これも原曲が名曲。不穏な感じが好き。「出口なし、袋小路なんです」は何度聴いてもカッコイイ。
 ビートニクスの新譜リリースライブのアルバム。「NO WAY OUT」とかの今のアレンジが聴きたくて聴きました。

トワイライト / スカート

 邦楽。2019年。
「あの娘が暮らす街(まであとどれくらい?)」「君がいるなら」「沈黙」がよさげ。
「あの娘が暮らす街(まであとどれくらい?)」しっとりと始まって盛り上がっていく感じがアルバムの幕開けに相応しい美メロな曲。でもなんかこれコード進行にすっごい既聴感あるんですよね……なんだったっけな……
「君がいるなら」軽やかで優しいメロディが涙を誘う美メロな曲。ほんとサビメロ良い。
「沈黙」すごい好きです。ファンクな感じでリズミカルに進んでいく曲ですが、ちょっとマイナー調に落としていく感じのサビメロがめちゃくちゃ好き。

Sympa / King Gnu

 邦楽。2019年。
「Sorrows」がよさげ。
「Sorrows」ワウギターがカッティングしまくる曲。サビが勢いあって好きです。
 Tokyo Rendez-Vousの音楽性をもうちょっと最近流行りのダウナーめなR&Bに寄せて整理したような感じのアルバム。僕は整理されてない方が好きなのでTokyo Rendez-Vousの方が好きです。

三毒史 / 椎名林檎

 邦楽。2019年。
「獣ゆく細道」「神様、仏様」「長く短い祭」「至上の人生」「急がば回れ」がよさげ。
「獣ゆく細道」歌詞が好きです。この世は無常。曲調はラテン? 宮本浩次さんの力強くて野蛮なボーカルが華になってますね。これは林檎さんだけだとあんまり引っかからなかったと思う。
「神様、仏様」前曲からの繋ぎがかっこいい。向井さんがあまりにも向井さんしてて最高。
「長く短い祭」これは正しく事変してますよね。お洒落でかっこいい。
「至上の人生」潰れたギターの壁が心地良い。事変2nd以降の林檎さんには珍しいドストレートに骨太オルタナロックな感じの曲ですけどやっぱこういうのが好き。かっこいい。


12/10

teeter / 須田景凪

 邦楽。2019年。
「Dolly」がよさげ。
「Dolly」耳に残るコーラスとお洒落ロックな感じの編曲がとても好きです。なんかこういうリズムがすごい好きなんですよね。
 ネットで話題になってたので聴いたシリーズ。
 Dolly以外はなんかこういうの7年くらい前にボカロ周辺で散々聴いたなって感じのガチャガチャしたロック or バラードでメロディにも特に引っかかることなくでした。


12/11

文化 / Eve

 邦楽。2017年。
「ナンセンス文学」「ドラマツルギー」「あの娘シークレット」「会心劇」「お気に召すまま」がよさげ。
「ナンセンス文学」めちゃくちゃ好きです。AメロBメロからキャッチーなサビメロに流れるメロディの運び方がすごい好き、だしサビメロの音の載せ方がとても気持ちいい。
ドラマツルギー」これもやっぱサビメロがすごく耳に残る。サビ前の盛り上げ方もなんだかんだこういうのテンション上がります。
「あの娘シークレット」この嫌らしいくらいボカロライクにキャッチーなメロディを好きって言ってしまうのはすごい敗北感あるんですが、ボカロで育った身としてはごめんなさいこういうの無条件で好きになってしまう。台詞もうわーって感じですが、なんかこういう台詞入る曲もあったわーっていうあるあるさえ愛おしい。
会心劇」Bメロとサビのメロディが好きです。これもアニソンライク。
「お気に召すまま」めちゃくちゃ好き。とにかくこういうコード進行とメロディが好き過ぎる。Bメロとサビの間にワンクッションでBメロの別パターンみたいなのが入ってますがそこも好き過ぎだし。曲調はシュガーソングとビターステップっぽいですがこういうリズム好き。
 ネットで話題になってたので聴いたシリーズ。
 これ好きっていうのすごい敗北感ある。あるけど好き。結局どんなに音楽を聴いてるつもりになってても根がボカロ出身なんでこういうのを無限に好きになってしまう。
 で、前の須田景凪さんとこのアルバムとの違いはなんだろうなと考えてみるんですけど、結局こっちの方は同人っぽさが抜けてないんですよね。須田さんもボカロの出ではありますけどteeterはかなりJ-POP寄りで、こっちはもうモロに(音楽性としては)ボカロ界隈の範疇を出ない音楽。だから好き。


12/15

慟哭する夜の底で / 長靴をはいた猫

 邦楽。2019年。
「序章」「踊る水鞠」「52Hzの鯨」「泪の街」がよさげ。
「序章」しっとりとしたクリーンギターから始まるゆったりとした音像が気持ちいい。後半で轟音になってエモくなるタイプの曲。この曲調すっごい好きなんですけど序章なので2分半で終わるのが勿体ない。
「踊る水鞠」勢いのあるイントロが最高。正しく2曲目って感じの殺伐としてるカッコイイ曲。ずっと3/4で進んでって別に変拍子ってわけでもないんですが、ポストロックっぽさを感じるのはドラムの手数によるものですかね。
「52Hzの鯨」これもポストロックみのある曲。サビメロがすごい好き。これも後半でちょっと入る以外は変拍子ではないんですが、空間的で透明感のある音像がなんかすごくハイスイノナサとかの残響系を思い起こさせるんですよね。音の抜き差しとドラムの手数の細かさもポストロック感を加速。そして終盤の三拍子になるところがメチャクチャ良いです。
「泪の街」トリッキーめな曲が並んでいた前半から打って変わってストレートめな曲。サビのメロディが好き。
 初全国流通盤らしいです。
 今までの作品は割とストレートで古き良きロキノン系ロックを志向してたように思いましたが、この作品でかつての残響系っぽいポストロック感を志向し始めた印象。よいです。

Ciao! / ムーンライダーズ

 邦楽。2011年。
「who's gonna be reborn first?」「ハロー マーニャ小母さん ~Hello Madam Manya~」「主なくとも 梅は咲く ならば(もはや何者でもない)」「蒸気でできたプレイグランド劇場で ~The Vapor Theatre "Playground"~」がよさげ。
「who's gonna be reborn first?」この当時で35周年のバンド、しかもこれが活動休止前ラストアルバムなんですが、その初っ端のこの曲がまるでそうとは思えないほど奇妙で不穏さに溢れた曲というのは一体どういうことなんだ。まさかの7拍子。ボーカルも加工されまくってて気持ち悪すぎる。最高。
「ハロー マーニャ小母さん ~Hello Madam Manya~」メロディーメーカー岡田さん作曲の穏やかでポップな曲。ただこれも歌詞が不穏だったり全編ボコーダー使ってたりして一筋縄では行かないです。「調査会社殿 私は景色じゃないんでレシートを下さい それと菓子折を」のフレーズが大好き。
「主なくとも 梅は咲く ならば(もはや何者でもない)」鈴木慶一さん作曲の、ムーンライダーズならではの労働ソングのラストとなる曲。軽やかで乾いた雰囲気の曲ですが、さすがに35年の重みを感じさせられる。アウトロのユニゾン、そして慶一さんの高らかな「やらやれやい」が涙を誘う。俺たちがいたからっぽの穴に花を投げてくれい。
「蒸気でできたプレイグランド劇場で ~The Vapor Theatre "Playground"~」ムーンライダーズの最後の最後を飾る曲。これもとてもあっさりとしてほのぼのとした曲。たまに挟まるギターが急にピッチ弄られたりするのが最後までストレンジな感じですが、それでもラストの寂寥感は隠せない。結局最後まですごくあっさりと終わってしまうんですが、それがすごく寂しさを醸す。
 ムーンライダーズのラストアルバム。
 なんですけど、にしてはなんだか奇妙な感じに仕上がってるのがムーンライダーズらしいというかなんというか。とにかく声を加工しまくってるのが印象に残る。
 一部の曲はだいぶ不穏。これもしかして音楽性的にDire Morons TRIBUNE~P.W Babies Paperbackに連なる作品なのでは?
 とはいえ、ラストをキッチリ格好良く、しかし湿っぽくはなく締めるのは流石ベテランといった感じ。
 

溶け出したガラス箱 / 吐痙唾舐汰伽藍沙箱

 邦楽。1970年/2003年再発。
「あんまり深すぎて」「君はだれなんだ」「小さな花が道ばたに…」がよさげ。
「あんまり深すぎて」最初の一音からしてヤバいと分かる曲。ピッチの狂ったギターも気持ち悪いくらい怪しい音程でやたらめったら伸ばす歌も雅楽のようなブルースハープも全てがあまりにもサイケデリック
「君はだれなんだ」勢いのあるフォークロック。これも基本歌の音程は怪しいし、ギターの音量がバカでかかったり急に曲が止まってまた回転数を上げて再開する展開を挟んだりとかなり狂った編曲。
「小さな花が道ばたに…」アコギが綺麗な、割と安心して聴けるゆったりとした曲。穏やかで生気に欠けた雰囲気が好きです。歌詞は罵詈雑言を連呼するなど物凄いものですが。
 日本のサイケデリックの名盤と名高いアルバム。五つの赤い風船の人とジャックスの人が組んだバンド。
 とにかく「あんまり深すぎて」がヤバいので一聴の価値ありです。他の曲も全体的に不安を煽る歌を筆頭に、編曲も歌詞もトチ狂ってて危ない。
 ただ(五つの赤い風船に関しては全く聴いたことがないですが)西岡たかしさんのソングライティングによるものか、個人的にはジャックスよりかは聴きやすい音楽ですね。結構メロディだけ抜き出して聴いたらポップ寄りのフォークっぽい手触りだと思う。

疾風怒濤 ~人間椅子ライブ! ライブ!! / 人間椅子

 邦楽。ライブ盤。2011年。
「りんごの泪」「どだればち」「人面瘡」がよさげ。
「りんごの泪」童謡のような耳馴染みのいいメロディと跳ねたリズムが好き。
「どだればち」これ目当てで聴きました。初っ端のリフから中盤からの展開から歌詞から何から何まで格好良い。
「人面瘡」リフが好きです。
 前に一度アルバムは聴きましたがまともに聴くのは初めて。やっぱこういうのはライブ音源聴いてこそですね。


12/17

SAITAMA / 岡崎体育

 邦楽。2019年。
「からだ」「Jack Frost」「私生活」がよさげ。
「からだ」フロウと歌詞がバチクソかっこいい。岡崎体育ってバンド。
「Jack Frost」スペツナズ系列の曲ですが岡崎体育のこういう曲は外れない。
「私生活」割と壮大めな雰囲気を出してきつつ歌詞は私生活。空気感が好きです。


12/19

Without a Sound / Dinosaur Jr.

 洋楽。1994年。
「Even You」「Mind Glow」「Seemed Like the Thing to Do」がよさげ。
「Even You」Aメロのコード進行がまさにこのバンドって感じで好きです。
「Mind Glow」こういう枯れててべろんべろんな感じの曲にDinosaur Jr.の魅力を感じる。
「Seemed Like the Thing to Do」ギターの音色がとても綺麗で好き。


12/20

When you were a beauty / GREAT3

 邦楽。2002年。
Ruby」「Colors」「Caravan」がよさげ。
Ruby」サビメロが好きです。ホーンセクションもよき。
「Colors」メロディが好き。引き続いてホーンセクションも本当に良い仕事してる。
「Caravan」コード進行が好き。こういうひねつつも美しいコード進行が好きです。


12/21

泰安洋行 / 細野晴臣

 邦楽。1976年/2015年再発。
「Roochoo Gumbo」「Chow Chow Dog」「Exotica Lullaby」がよさげ。
「Roochoo Gumbo」沖縄って感じの曲。時々一瞬ちょっと泣きメロっぽくなるのが好きです。
「Chow Chow Dog」ファンクめな曲。かっこいい。
「Exotica Lullaby」ほのぼのした美メロの曲。こういうストレートな美メロがこのアルバム少ないので安心する。この曲だけ唯一TROPICAL DANDYっぽさを残してますね。終わり方はコチンムーンに繋がりそう。
 TROPICAL DANDYはめちゃくちゃ好きだったんですけどここまでキマっちゃうと若干ついていけないという感想。そういやはらいそも全然分からなかったのを思い出した。

Chairs Missing / Wire

 洋楽。1978年/2003年再発。
「Mercy」「Outdoor Miner」がよさげ。
「Mercy」重厚で骨太なロック。次のOutdoor Minerもどっちかというと90年代っぽいので勘違いしそうになるんですけど、これオルタナ以前なんですよね……。
「Outdoor Miner」よくわからん不穏な曲ばっかり入ってるアルバムの中でこの曲だけ唐突にものっそい普通のギターポップなのですごいビックリする。めちゃくちゃ普通の曲だし、めちゃくちゃスムースで綺麗なメロディ。コーラスもピアノも美しくて、マジでなんでこの曲だけこんな異常にちゃんとしたポップスとして作り込まれてるんだ……。こういう曲ばっかりだと嬉しいんですが。あと2分足らずで終わるのもかっこいい。
 ポストパンクの名盤らしいので聴いたシリーズ。だいたいポストパンクらしく不穏でシンプルな曲ばかりが入ってるんですが、とにかく「Outdoor Miner」が浮いてるのが面白い。この曲だけマジで別のバンド。


12/25

AINOU / 中村佳穂

 邦楽。2018年。
「You may they」「GUM」「きっとね!」「アイアム主人公」「そのいのち」がよさげ。
「You may they」リズムがゆらゆらしてる感じのオープニング曲。
「GUM」前曲からの繋ぎがめちゃくちゃ良い。この曲はドラムの音とリズムがとても好き。リフと浮遊感のあるメロディも好きです。
「きっとね!」引き続いて心地良いリズム。サビメロが好き。ピアノやらの音の配置も気持ちいいです。
「アイアム主人公」アフリカっぽいリズムの曲。フリーダムなボーカルが好き。
「そのいのち」めちゃくちゃ好きです。祝祭のようなアンセム感ある編曲に厚いコーラス、そして荘厳な言葉は使わずともストレートに伝わってくる生命賛歌の歌詞。名曲だと思います。


12/26

草木萌動 / 長谷川白紙

 邦楽。2018年。
「草木」「毒」「它会消失」がよさげ。
「草木」フリージャズなイントロからまずノックアウトされるんですが曲全体もめちゃくちゃにかっこいい。分かる範囲でもジャズとかポストロックとかニカとかいろいろ混ぜ込んで、極限まで自由な音の載せ方をしているのにも関わらず受ける印象はしっかりとポップ。ラスサビの高揚感はすごい。
「毒」ドリルンベース。気持ちいい。
「它会消失」ジャズ入ったポップ。展開が二転三転。後半が好きです。
 インターネットで話題になってたので聴いたシリーズ。ずっと聴かず嫌いしてたんですがよすぎでした。こういうの聴かないとダメだ。


12/28

球体 / 三浦大知

 邦楽。2018年。
 ピンと来なかった……。
 このアルバム、なんかTwitterの10年代ベストJ-POPアルバムみたいなの挙げるハッシュタグでめちゃくちゃ挙がってたんですけど、あれ何?


12/30

Abbey Road / The Beatles

 洋楽。1969年/2009年再発。
「Come Together」「Something」「Here Comes The Sun」「Carry That Weight」がよさげ。
「Come Together」Shoot It→ベース→ドラムって感じに入ってくるイントロがスリリングでかっこいい。曲もシニカルな緊張感があってめちゃくちゃかっこいいです。ビートルズの曲でこういう格好良さを感じたのは初めてかもしれん。
「Something」メロディが好き。これイントロはピチカートのレイン・ソングでサンプリングされてますね。
「Here Comes The Sun」メロディとアコギが好き。
「Carry That Weight」これはまぁ、曲単体で評価するものでもないので……。
 急に後期ビートルズが聴きたくなって聴いたシリーズ。The Beatles(アルバム)以降って聴いてなかったんですよね。


12/31

Uncle Meat / The Mothers of Invention

 洋楽。1969年/1996年再発。
「Uncle Meat: Main Title Theme」「Dog Breath, In The Year Of The Plague」「King Kong」がよさげ。
「Uncle Meat: Main Title Theme」絢爛なチェンバーポップ。
「Dog Breath, In The Year Of The Plague」わかりやすいメロディがある曲。
「King Kong」実際はトラック別れてます。イントロと終盤のライブ音源の部分が好き。
 これは2回聴いただけじゃわかんないです。

swim in paper / flap+frog

 東方アレンジ。2019年。
「swim in paper (summer vacation mode)」「swim in paper (Musicarus 2step remix)」「swim in paper (Foxtail Remix)」「Extratrack (Musicarus Jackin' Remix)」がよさげ。
「swim in paper (summer vacation mode)」chill outシリーズのようなスタンダードにお洒落で清涼感のあるリミックス。
「swim in paper (Musicarus 2step remix)」ほどよいチープな感じが好きです。
「swim in paper (Foxtail Remix)」コード進行が好き。
「Extratrack (Musicarus Jackin' Remix)」めちゃくちゃ格好良い。ベースがうねるうねる。ブラスが入ってたりとかして、夜の首都高に合いそうなお洒落でグルーヴ感のあるアレンジ。
 flap+frogに「スイム・イン・ペーパ」という曲があるんですが、それのリミックス(と+α)だけを集めたアルバム。外部アレンジャーとイワクラコマキさんが半々でリミックスを担当。まあスイム・イン・ペーパは良い曲だけど……。

2019年聴いた音楽まとめ

 今年一年(12月除く)で聴いたアルバムのまとめです。特に好きな曲を3つ挙げていきます。

 アルバム名の横についてるマークはそれぞれ
☆☆☆:アルバムで好き
☆☆:数曲好きな曲がある
☆:ふつう
→:概ね初聴時と好きな曲が変わらない
↑:好きな曲が増えた
 です。

今年聴いたアルバムから10枚選ぶなら

(聴いた順)

01. POLY LIFE MULTI SOUL / cero (2018)
02. エイリアン☆ポップ II / Snail's House (2019)
03. ほぞ / Climb The Mind (2010)
04. ALICE -SONGS OF THE ANONYMOUS NOISE- / V.A. (2017)
05. May and December / GREAT3 (2001)
06. 絶望的協奏曲 / 東方事変 (2017)
07. キャプリーヌにこいして / フーリンキャットマーク (2019)
08. 834.194 / サカナクション (2019)
09. ごはんができたよ / 矢野顕子 (1980)
10. Yankee Hotel Foxtrot / Wilco (2002)

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COALTAR OF THE DEEPERS "三十日と書いてミソカと読む"スペシャル 25TH ANNIVERSARY "THE VISITORS FROM DEEPSPACE" TOUR 2019-FINAL- 2019/12/30

COALTAR OF THE DEEPERS
"三十日と書いてミソカと読む"スペシャル 25TH ANNIVERSARY "THE VISITORS FROM DEEPSPACE" TOUR 2019-FINAL-
12月30日(月) 恵比寿LIQUIDROOM

OA/HOT TOASTERS
01. 船を出そう(新曲)
02. 夏の王国
03. Fly with Jinn
04. SUBLIMATION
05. fish+doctor
06. 雪渡り

01. Amethyst
02. Submerge
03. Earth thing
04. Cell
05. Your Melody
06. Snow
07. The Visitors
08. GOOD MORNING
09. The Lightbed
10. HALF LIFE
11. My Speedy Sarah
12. Summer Days
13. Blink
14. When You Were Mine
15. Sinking Slowly
16. Deepers're Scheming
en1. C/O/T/D
en2. JOY RIDE
en3. HYPER VELOCITY
en4. Killing An Arab

 観てきました。

 まずOAのHOT TOASTERSが良すぎでした。今までノータッチだったんですがここでちゃんと聴けてよかった。
「夏の王国」「fish+doctor」が特に好きです。「fish+doctor」のホーン、ジェントルな格好良さに溢れている。

 ディーパーズはもう格好良すぎて最高の一言。改めて選曲見るとヤバいですね。ディーパーズの一番好きな時期の曲てんこ盛り。
 もうほんと一曲一曲にテンション上がりまくりで、イントロ流れた瞬間声出るんですよね。特に良かった曲を挙げ連ねようと思ったけど無理。全部良かった。
「皆さんの青春がずっと続きますように」というNARASAKIさんのMCから、人生で最も聴いた曲であるところの「Blink」が始まった瞬間の感動といったらない。
 そして「When You Were Mine」のイントロのリフは最強。まあイントロのリフが最強じゃない曲はないけど……(n回目)。

 跳んだり跳ねたりとっても楽しかったです。毎度言ってるような気もしますが、まさか初期ディーパーズの曲を初期メンツで観られるとは思っていなかったのですごく夢のような時間でした。
 みんな楽しそうで、最後のメンバー挨拶まで歓喜に溢れていて、本当に掛け替えのないバンドだなと思いました。
 ディーパーズに関しては今回演った曲も多分何回聴いても狂いそうなほどテンション上がるし、「Salah's living4moment」やら「Receive Assimilation」やら「NO THANK YOU」やら「Wipeout」やら筆頭に聴きたい曲がありすぎるのでまたワンマンやってくれるのを願うしかない。願っています。頼む。

NUMBER GIRL "逆噴射バンド" 2019/12/14

NUMBER GIRL
"逆噴射バンド"
12月14日(土) 豊洲PIT

01. 鉄風 鋭くなって
02. タッチ
03. ZEGEN VS UNDERCOVER
04. EIGHT BEATER
05. IGGY POP FANCLUB
06. 裸足の季節
07. 透明少女
08. YOUNG GIRL SEVENTEEN SEXUALLY KNOWING
09. NUM-AMI-DABUTZ
10. SENTIMENTAL GIRL'S VIOLENT JOKE
11. DESTRUCTION BABY
12. MANGA SICK
13. SASU-YOU
14. 喂?
15. U-REI
16. TATOOあり
17. 水色革命
18. 日常に生きる少女
19. 転校生
20. OMOIDE IN MY HEAD
21. I don't know
en1. 桜のダンス
en2. KU~KI
en3. 透明少女

 観てきました。

 まさかNUMBER GIRLが生で観れるなんて、この世も捨てたもんじゃないですね。本当に生きてて良かったです。
 ナンバガは本当にロックバンドというものの理想形だと思っているというか、後追いだからかもしれないですが伝説視してたところがあるので。

 鉄風 鋭くなってから始まったわけですけど、鉄風、タッチ、ZEGEN、EIGHT BEATERの頭4曲はもう本当に目の前で起こってるこれは現実なのかってくらいの気持ちで、目の前であの4人が一緒になって聴き手を殺す勢いであの名曲群を鳴らしてるというだけで倒れそうになる勢いでした。
 しかも演奏、全然変わってないし。MCも曲間も音も、え? 今2002年? ってくらい、映像で観てきたナンバガと同じで。

 2019年のナンバガを観ているという気持ちになったのはIGGY POP FANCLUBを聴いてからでした。
 音源より大分しわがれた向井さんの声と、20年以上前に書かれた当時のままの歌詞が重なって、流れた年月を否応にも感じました。まさか「あの曲を今聴いてる」の一文がこれほどに重い意味を持つことになるとは。年月が深まるほどに意味が変わる曲。やっぱ特別な曲だなと思いました。

 それから立て続けにSCHOOL GIRL DISTORTIONAL ADDICTからの曲が続いて。透明少女はやっぱり永遠のアンセムだと思います。
 そんで向井さんの「今週のチャレンジャーは…NUM-AMI-DABUTZだ!」てな意味分からんMCに続いてNUM-AMI-DABUTZが始まったんですけどほとんどキメで構成されてるこの曲を生で聴くのは楽しすぎた。音源でもそうだけどやりたい放題の終盤から一気に全楽器揃うラストが本当に好き。
 SENTIMENTAL GIRL'S VIOLENT JOKEも良い曲なんで生で聴けて本当に嬉しかった。ジャキジャキした向井さんのカッティングがかっこよすぎた。
 DESTRUCTION BABYはライブ映えするだろうなーとは思ってたんですけど予想以上に観てて気持ちいい曲でしたね。

 で、配信で見た野音で若干怪しかったMANGA SICKなんですが、野音より全然揃っていた印象。ドラムがシンプルになってた気がするけどどうなんだろう。向井さんがたまにブラッシング入れてたりしてたので、アレンジも昔のままじゃなくて変化してるんだなぁと嬉しくなりました。
 SASU-YOUもかっこよすぎ。喂?は地味にかなり好きな曲だったんでやってくれてありがとうという感じ。気楽でポップな感じが好きなんですよね。生で観ても楽しかったです。

 そしてU-REI、めっちゃくちゃ良かったです。曲初めのギターインプロが長く取られてたり、ひさ子さんが効果音的に入れる一瞬のフレーズがかっこよすぎたり。痙攣したリズムもZAZEN仕込みでよりパワーアップしてた印象。
 あのベロンベロンになってる感じと夕暮れの感傷を同居させる空気感、全然色褪せてなくて圧倒されました。
 そんな流れからのTATOOありなのでもう本当に言えることは何一つ無いですね。向井さんは「あの時のままは期待しないで欲しい」とか言ってたけど、あのヒリついた緊張感、どこが丸くなってるんだという感じでした(あくまで新参者からの意見として)。
 ひさ子さんのあの凶悪で残酷なソロがまさか生で聴ける日が来るとは。

 その2曲からの水色革命。この曲本当にギターポップの魅力が詰まってると思うんですよね。
 観てて一番楽しかったのは何気にこの曲かもしれないです。サビ終わりのあのキメ大好き。

 そして日常に生きる少女。この曲が始まるといよいよ終盤って感じがする。
 冒頭のノイズ、強烈過ぎて呆然としてしまった。前半の疾走感も後半の叙情感も生で聴けて本当に感無量。
 後半に入る部分でドラムに合わせて「ア・ヒ・ト・イ・ナ・ザ・ワ」って向井さんが言ってるのを見て、ここまでに至るのにどれだけの紆余曲折があったのだろうと思うともうそれだけで胸が一杯になってしまう。
 そっから転校生。これも生で聴きたい曲の一つだったので聴けてよかった。この歌詞と音はあまりにも鮮やか。

 この時点でそろそろかと思ってたんですが、「福岡市博多区から参りました、ナンバーガールです」のMCからOMOIDE IN MY HEADに。観客のボルテージの上がりようが半端無かった。
 生で観るオモイデインマイヘッはあまりにも圧倒的過ぎて、飲まれました。
「ポケットに手を突っ込んでセンチメンタル通りを練り歩く17歳の俺が居た」のフレーズでその頃思い出して泣きそうになってしまった。
 そっからI don't knowやるのは反則ですよね。反則だと思います。
 I don't knowでやり切って、一旦撤収。

 アンコール一発目は桜のダンスでした。もちろんやってくれてありがとうという気持ちはありつつ、アンコールっぽい曲ではないので本編に入れてほしかったという気持ちもあり。
 あと、DESTRUCTION BABYもこれもダブ版のアレンジが最高なんで、いつか生で聴きたい。
 再結成特需がある内は初めて生で観る人も多いと思うので(自分含めて)、基本的に元バージョンで演奏されるとは思うけど。
 それにしてもこの曲の歌詞はイカれてて最高ですね。「交差点で俺はいまいちだった」とか、分かる、分かるんだけどその言葉をそのリズムで載せるかっていう。

 そして「半・分・空・気」のカウントから入って、まさかのKU~KI。
 すみません、白状するとこの曲は全くノーマークでした。カウントから推測して「もしかしてこの曲KU~KIか……!?」ってなったくらい。
 しかもメッチャ良い曲だった……。僕はレアトラック集の何を聴いてたんだ(喂?とTOKYO FREEZEばっかり聴いてた)……。終盤のセンチメンタルさがあまりにも美しい。
 レアトラック集に入ってる演奏よりも格段に強靭になっていて、格段に感傷的でした。この終盤を生で聴けただけでも良かったなぁと思う。

 そんでここまでTRAMPOLINE GIRLやってないんだから絶対締めにやるだろうなーと思ってたんですが、「福岡市博多区からやって参りましたナンバーガールです」のMCに続いて始まったのは、透明少女 (2回目)でした。
 いや名曲だけど2回もやんの!? 赤いキセツ何回来るんだよ!?
 勿論何万回聴こうとも色褪せないアンセムなのでこちらも最高でしたが。
 野音でもオモイデ2回やってたし、なんだろう、そういうものなんですかね。
 というわけでもう1回透明少女演って完全撤収でした。

 勿論他にも生で聴きたい曲は沢山ありました。TRAMPOLINE GIRLを筆頭に、URBAN GUITAR SAYONARA、SAPPUKEI、INUZINI、性的少女、FIGHT FIGHTなどなど聴きたい曲を挙げればキリが無い。TUESDAY GIRL生で聴けたら死んでもいいです。TOKYO FREEZEとZAZENBEATS KEMONOSTYLEは聴きたい気持ちとやらないだろうなという気持ちと聴きたくない気持ちが混在している。
 こうして単発じゃなくて継続的にライブを演ってくれるようになって、「まだまだ聴きたい曲がある」って思えることって本当に幸せなことですよね。
 陳腐ですけどありがとう、それしか言葉が見つからない……。

2010年代-1ヶ月の個人的名盤77選

 なんかみんな10年代の総括してるんで、僕も10年代の個人的名盤なるものをリストアップしてまとめてしました。
 まあ僕はそういうの書く方々と比べてほとんど齧った程度にしか音楽を聴いてないんで、あくまで自分が好きなアルバムという感じにはなってしまいましたが、以下の2つは意識して選びました。

  • 時代を象徴してるなあと思うもの
  • なるたけ忘れ去られてほしくない、残しておきたいもの

 特に2つ目はかなり意識しました。その結果、だいたい同じようなバンドばっか残りました。
 僕が言わんでも残りそうなやつはなるたけ除外してます。でも流石にObscure Rideとかは言わんでも残ることは解りつつ選んでしまった。

 ただアルバム名を連ねるだけも芸がないので、そのアルバムを象徴していると思う一曲も挙げました。
 本当はそれぞれに一言コメント的なのだけ付記しようかと思ったんですけど、あまりに文章がキモすぎたので途中でやめました。

 このブログを読んでくださっている方はだいたい予想できるかと思いますが、洋楽は77枚中4枚しか入っていません。

 ボカロや東方アレンジをこういう名盤選を入れる人間が居ることを知ってほしい。


2010

つげ ほぞ / Climb The Mind (邦楽)
初音ミクの消失 / cosMo@暴走P (ボカロ)
みんな恋をしてる 旅人と、その恋人 / OTAKU-ELITE Recordings (東方アレンジ)
シュガーベイビー ナミダメトリクス 戦車を駆りて、■■は / OTAKU-ELITE Recordings (東方アレンジ)
JFK空港 Family Record / People In The Box (邦楽)
*ハロー、プラネット。 ボーカロイドは終末鳥の夢を見るか? / sasakure.UK (ボカロ)
キラー・バンビーズ Visions & Flowers / えこまる (ボカロ)
遊園市街 OFFICIAL ORANGE / ハチ (ボカロ)
時代の壁を飛び越えよう 1億年レコード / まつきあゆむ (邦楽)
美ちなる方へ つまんね / 神聖かまってちゃん (邦楽)
海の王者シャチ 三十世界2 / 進行方向別通行区分 (邦楽)

2011

サフランク420 / 現代のコンピュー Floral Shoppe / Macintosh Plus (洋楽)
A Chosen Place of Ours 貴女が生きる、この世界 / OTAKU-ELITE Recordings (東方アレンジ)
14 THE (OVERUSED) END OF THE WORLD and I MISS YOU MUH-FUH / SuiseiNoboAz (邦楽)
第八病棟 回帰する呼吸 / the cabs (邦楽)
アンハッピーリフレイン アンハッピーリフレイン / wowaka (ボカロ)
Don't Speculate 遠くは近い / yanokami (邦楽)
君はそう決めた 幻とのつきあい方 / 坂本慎太郎 (邦楽)
グロい花 8月32日へ / 神聖かまってちゃん (邦楽)
ネアンデルタールJFK、JWL、JLG (City-side) ヘイト船長回顧録 In Retrospect / 鈴木慶一 (邦楽)

2012

わたしのすがた My Lost City / cero (邦楽)
Run Girl Run focus and defocus / minimum electric design (東方アレンジ)
夜の船 100年後 / OGRE YOU ASSHOLE (邦楽)
八月 Ave Materia / People In The Box (邦楽)
mooncalf mooncalves / Retractable (東方アレンジ)
white out (heavy metal) 坩堝の電圧 / くるり (邦楽)
歩くオブジェ 変身 / チャットモンチー (邦楽)
ありふれたせかいせいふく Obscure Questions / ピノキオP feat.初音ミク (ボカロ)
いつか君に殺されても 僕は暗闇で迸る命、若さを叫ぶ / モーモールルギャバン (邦楽)
終日クロックワークス モジャのある生活 / モジャン棒 (東方アレンジ)
ティーンエイジ・ネクラポップ ティーンエイジ・ネクラポップ / 石風呂 (ボカロ)
抄本 diorama / 米津玄師 (邦楽)

2013

She Found Now m b v / My Bloody Valentine (洋楽)
Time Without You トキイロティアレイン / Nanahoshi (東方アレンジ)
ubik ubik / SuiseiNoboAz (邦楽)
すべて叫んだ 再生の風景 / the cabs (邦楽)
自然と冷蔵庫 and アート 群馬ハイヌーン Gunma High Noon / This Program is Brought to You, Bye. (邦楽)
ロスタイムメモリー メカクシティレコーズ / じん(自然の敵P) (ボカロ)
サンセットバスストップ アザレアの心臓 / トーマ (ボカロ)
心無マスホリック モジャのみぞ知るセカイ / モジャン棒 (東方アレンジ)
現界インヴォーク 群雄割拠のモジャ時代 / モジャン棒 (東方アレンジ)
ロンリープラネット RADIO ONSEN EUTOPIA / やくしまるえつこ (邦楽)
M85星雲 ゆるポート辞典 / 緊急ゆるポート (ボカロ)
トナカイクルス ARE YOU PORT? / 緊急ゆるポート (ボカロ)

2014

Das Experiment Soar, Kiss The Moon / Luminous Orange (邦楽)
ヘドが出る前に ヘドが出る前に / コンテンポラリーな生活 (邦楽)
遺書とハートマーク こわかったね / ふなむし (ボカロ)
ぽあだむ 光のなかに立っていてね / 銀杏BOYZ (邦楽)
バンドワゴン Hail against the barn door / 古川本舗 (邦楽)
潜水 未来へようこそ / 青屋夏生 (ボカロ)
フルオートムーン どこへいく / 全自動ムー大陸 (ボカロ)
リビングデッド・ユース YANKEE / 米津玄師 (邦楽)

2015

FALLIN' Obscure Ride / cero (邦楽)
MANSION MAP / group_inou (邦楽)
私が死んでも わたくしの二十世紀 / PIZZICATO ONE (邦楽)
ダイヤモンドは傷つかない (In Memory Of Louis) A Place, Dark&Dark -ダイヤモンドは傷つかない- / Poet-type.M (邦楽)
ある日、街灯の下 (Farewell, My Lovely) A Place, Dark&Dark -性器を無くしたアンドロイド- / Poet-type.M (邦楽)
Hopes and Dreams UNDERTALE Soundtrack / Toby Fox (サウンドトラック)
Sunshower Blood Color Flower e.p. / wintermute (ボカロ)
春一番 ずるずるらくだ / ずるずるらくだ (ボカロ)
シンジュキング シロ・デューサー / タルトタタン (邦楽)
夜明けのフリーウェイ The Endless Summer / 高橋徹也 (邦楽)
シャクシャイン ジパング / 水曜日のカンパネラ (邦楽)

2016

怨念の虹 Super Ultra Best on The WWW / waniwave (邦楽)
苺畑でつかまえて DANCE TO YOU / サニーデイ・サービス (邦楽)
エクレア BASIN TECHNO / 岡崎体育 (邦楽)
大風吹 SIMON SAYS THE SERVILE 醜奴兒 / 草東沒有派對 (台湾)

2017

Lesson Act 2 或いは Act 3 / BURGER NUDS (邦楽)
デスマッチ チャンネル3 / Climb The Mind (邦楽)
The Wizard Forgets No Conscious Apparitions / Golem Who Goes Fish (洋楽)
Canvas(ation) Dead Poets / waniwave (邦楽)
宣傳 符號帝國 / waniwave (邦楽)
アナログシンコペーション kitixxxgaia / 大森靖子 (邦楽)

2018

デヴィルズ&モンキーズ Kodomo Rengou / People In The Box (邦楽)
絶対安全火遊 不眠画報 / ごりら公園 (東方アレンジ)
戦争の夢 ₲#0$✞!f!© /!✞3r4©!3$ / Ghostleg (邦楽)

2019

忘れられないの 834.194 / サカナクション (邦楽)

アルバム初聴メモ 2019年11月編

※個人の主観的感想です。
※通しで二回聴いた時点でのメモ書き程度です。


11/04

時の肋骨 / THE PINBALLS

 邦楽。2018年。
「DAWN」「失われた宇宙」「BEAUTIFUL DAY」「ヤンシュヴァイクマイエルの午後」「DUSK」「銀河の風」がよさげ。
「DAWN」勢いのある疾走ロック。キャッチーで好きです。
「失われた宇宙」PVあるので多分リードトラック的な扱いだと思うんですけどそうなったのも頷ける、めちゃくちゃ良い曲です。爽やかな良メロ。歌詞も好き。
「BEAUTIFUL DAY」穏やかで優しい小曲。これも良メロだし1分半に収めるのも潔くてよいですね。
「ヤンシュヴァイクマイエルの午後」BEAUTIFUL DAYと雰囲気が似てる穏やかな曲。
「DUSK」これもコード進行とメロディが好きです。サビのストレートに張り上げるメロディラインは古き良きロキノン系を思い出させて懐かしい感じ。
「銀河の風」これも略。タイトルに恥じないスケール感のある進行。
 バンド初聴。某同人誌で歌詞が引用されてたので聴きました。
 ラウド系のロックバンドってイメージしかなかったんですけどただ激しいだけじゃなくてメロディも歌詞もよさげで好きです。ライブ感のある録音も好き。

猫のテブクロ / 筋肉少女帯

 邦楽。1989年。
「これでいいのだ」「GO! GO! GO! HIKING BUS~CASINO ROYALE~THE LONGEST DAY」「最期の遠足」「月とテブクロ」がよさげ。
「これでいいのだ」歌詞がすごい。
「GO! GO! GO! HIKING BUS~CASINO ROYALE~THE LONGEST DAY」トンネルだ~のところのコード進行が好きです。バカラック作曲なので当然のように良メロ。歌詞は次の前座。
「最期の遠足」アレンジ的にはインディーズ版の方が全然格好良いんですけどアルバムの流れがあるので。お友達は必ず帰ってきます、みんなで祈りましょう、それが今日の宿題ですってすげえ陰鬱で最高。
「月とテブクロ」インディーズ版の、それ単体では救いの無い不条理な話にしかなっていなかった「最期の遠足」が、この曲(とあとB面全部の流れ)の存在によりまた別の文脈が与えられるというか。とても美しくて物悲しい曲だと思います。

パナギアの恩恵 / 特撮

 邦楽。2012年。
「薔薇園 オブ ザ デッド」「タイムトランスポーター2「最終回ジャンヌダルク護送司令・・放棄」」「鬼墓村の手毬歌 (Short Edit Ver.)」がよさげ。
「薔薇園 オブ ザ デッド」すごい好きです。美しいピアノに捻ったコード進行、そして感情的なシャウト。怒りは小さな薔薇園だ。
「タイムトランスポーター2「最終回ジャンヌダルク護送司令・・放棄」」すげえタイトル。歌詞も当然のごとく物語仕立て。サビがキャッチーで好きです。なんか歌詞のせいかどことなく80年代っぽさもありますね。
「鬼墓村の手毬歌 (Short Edit Ver.)」物語仕立ての歌詞もついにここまで来たかって感じの半分ボイスドラマでミステリーな曲。ジャジーな前半が好きです。


11/10

On The Beach / Neil Young

 洋楽。1974年/2003年再発。
「Ambulance Blues」がよさげ。
「Ambulance Blues」枯れた感じが好きです。

Yankee Hotel Foxtrot / Wilco

 洋楽。2002年。
「I Am Trying to Break Your Heart」「War on War」「Jesus, Etc.」「Heavy Metal Drummer」「Pot Kettle Black」「Poor Places」「Reservations」がよさげ。
「I Am Trying to Break Your Heart」いかにも音響系以後って感じのイントロから解体寸前のギリギリで進んでいく導入曲。一気にアルバムに引き込んでいく感じ。
「War on War」これ真昼の子供たちじゃないですか!? 奇妙な電子音を織り交ぜながらも軽快に淡々と進んでいく感じが好き。「OK」の一言でブレイクの連続に突入するのもかっこいい。
「Jesus, Etc.」サビのメロディが好きです。でも正直言われてるほどの良さはまだ分かってないかもしれない。
「Heavy Metal Drummer」単体でもいい曲なんですけどアルバムで聴くとこの曲の爽やかな軽快さがまた映えますね。アルバム中最もポップで小気味いいメロディ。フィルイン的に挟まれるブレイクビーツがかっこいいです。
「Pot Kettle Black」これがアルバム曲では一番好きです。軽快さを保ちつつも控えめに進むメロからサビで開ける感じが気持ちいい。そしてそのサビでコーラスがオクターブ上で重ねられるのがとても高揚感あって好き。後半でサビに被さってくるシンセも祝祭感あっていいですね。
「Poor Places」アルバムの核ですね。情緒的で美しい旋律を奏でるピアノが中心に据えられた前半はアルバムのクライマックスに相応しく、とても感動的。3分を過ぎた頃から雰囲気はガラッと変わり、妙な上昇感のあるコード進行とかピアノとかがだんだんと渦巻くノイズに飲み込まれていく様は凄絶の一言。そして「Yankee Hotel Foxtrot」のサンプリング。
「Reservations」アルバムの締め。ピアノとボーカル以外は輪郭の朧げなぼんやりとした音しか入っていない、ひたすらに美しく穏やかなアンビエント
 名盤名盤と聞いていたので聴いてみたら名盤だったシリーズ。
 まずアコギやピアノ中心の風通しの良い演奏が爽やかで好きです。「War on War」とか「Pot Kettle Black」とかに顕著な、8ビート中心の淡々としつつ軽快なリズムとかすごい好きな感じでした。
 そこに電子音やノイズが絡んでいく音の感じとかがこのアルバムが評価されてる所以だと思うんですけど、確かに「I Am Trying to Break Your Heart」や「Poor Places」「Reservations」で見せるバンドサウンドの解体っぷりとノイズの足し引きには一部の隙も感じられない壮絶さがありますね。
 あと聴いてて思ったのは、「Poor Places」~「Reservations」あたりは結構あからさまに感動的で、洋楽ってあんまりそういったドラマチックさをアルバム単位で演出することはないというイメージがあったので新鮮でした。ごめんそんなことないかも。ていうかこれのミックスしてるジム・オルークのEurekaとかまさにそういう侘び寂び感ですよね。
 洋楽あんまり聴かないので……(そして何故洋楽をあんまり聴かないかというとそういった僕が好む類の情緒感が洋楽にはあまり感じられないからというのが一因にあります)


11/12

TROPICAL DANDY / 細野晴臣

 邦楽。1975年/2000年再発。
「絹街道」「熱帯夜」「漂流記」「HONEY MOON」「三時の子守歌」「三時の子守歌 (Instruments)」がよさげ。
「絹街道」オリエンタルで軽やかな曲。Bメロ?のコード進行がどこか切なげで好きです。あとほいやーほいやー。てれてれんてってってんも好きです。
「熱帯夜」まさにトロピカルな感じのまったりしていてすごく心地いい曲。この年代ならではのペダルスティールの音とか。
「漂流記」ホーンとかストリングスがどこか遠くの国感満載。いつもの調子外れ~のところが好きです。
HONEY MOON」しっとりした感じが好き。
「三時の子守歌」アコギ弾き語り。前曲と続けて静かに眠りにつくかのような流れが良いですね。
「三時の子守歌 (Instruments)」アルバムラストにリプライズ的な感じでアルバム曲の別アレンジインストが2つ入ってますが、前曲で眠りに就いた後の情景を描いているような雰囲気でとても好きです。言葉が入ってないのもそれっぽい。しかしアコギ弾き語りの時はそれほど気づきませんでしたが、ストリングスで奏でられる前曲のメロディは凄まじく美麗。
「漂流記 (Instruments)」これもラウンジミュージックみたいな趣のアレンジ。曲は1分ちょっとで終わって後は環境音。


11/16

フィルハーモニー / 細野晴臣

 邦楽。1982年/2019年再発。
「FUNICULI FUNICURA フニクリ、フニクラ」「SPORTS MEN スポーツマン」「PHILHARMONY フィルハーモニー」「YUME-MIRU YAKU-SOKU 夢見る約束」がよさげ。
「FUNICULI FUNICURA フニクリ、フニクラ」神経質な電子音が跳ね回るフニクリ・フニクラのカバー。左右から畳み掛けられる「フニクリ」「フニクラ」の声が狂気的。
「SPORTS MEN スポーツマン」アルバム全体通してほとんどYMO「BGM」の細野さん曲からメロディ成分を更に希釈したような、およそポップとは言えない楽曲しか入ってないんですが、この曲だけはめちゃくちゃポップ。リズムトラックは硬質であるものの、そういった音の過激さよりも可愛い音色のシーケンスだったり左右にパン振られた謎のサンプリングボイスとか穏やかでちょっと切なくなるようなメロディラインを楽しめる曲。
「PHILHARMONY フィルハーモニー」ほとんど全編打ち込みのコーラスで出来た曲。アイデア一発って感じの曲ですけどタイトル通りハーモニーの重なりが心地良くて聴かせます。
「YUME-MIRU YAKU-SOKU 夢見る約束」ゲルニカじゃねーか! というか確かどこかでゲルニカを意識したってモロに書いてあった気がする。
 TROPICAL DANDYと並べて聴くと何があったって感じなんですがYMO「テクノデリック」の次に出たソロアルバム。
 テクノデリックの流れにあるので当然なんですが、物凄く神経質で過激な音。ミニマルな曲が多く、曲によってはメロディがほとんど無かったりもしてポップさも希薄。
 そして何より、多分ほとんど一人で作られてるせいか閉塞感が物凄い。いっぱい客演を呼んでる「BIRTHDAY PARTY お誕生会」はあんなだし……。
 細野さん特有のユーモア感もここではイッちゃってる感にしかなってないというか、そもそもが新しい機材を手に入れた結果自分の世界に入り込んでしまった音楽家の狂気そのものがここにパッケージングされてる気もする。
 B-2 UNITより怖いアルバムですねこれは。いやB-2 UNITは内容はともかくやってることと思想は分かりやすいのでそもそも怖いアルバムではないんですけど、このアルバムはそういうロジカルな部分が欠如した脳内世界って感じなので恐ろしい。アカデミック感の有無というか。

Vu Jà Dé / 細野晴臣

 邦楽。2017年。
「A Cheat」「洲崎パラダイス」「寝ても覚めてもブギウギ ~Vu Jà Dé ver.~」「天気雨にハミングを」「Mohican ~Vu Jà Dé ver.~」がよさげ。
「A Cheat」うらぶれた感じのメロディと跳ねたリズムが好き。
「洲崎パラダイス」題材に印象が引っ張られてるかもしれないですが昭和的なジメッとしたメロディ。しかし古臭さは一切無くむしろ洒脱。どことなくサイケデリックな感じもしますね。サビ終わりの「洲崎」で落とす感じも好き。
寝ても覚めてもブギウギ ~Vu Jà Dé ver.~」リズムとメロディは民謡。なのにそれを鳴らす音はウクレレとかアコーディオンとかカホンとかなので妙な異国情緒。
「天気雨にハミングを」音の隙間が心地いいほのぼのとした曲。控えめな電子音が可愛らしくて好きです。
「Mohican ~Vu Jà Dé ver.~」ギター弾き語り+αなんですが、歌も演奏も心地良すぎ。良い音楽とはこういう音楽を指す気がする。
 作品とは全然関係ないけどフィルハーモニーから続けて聴くとまた高低差で頭痛くなりますね。
 全編通してただひたすらにたゆたうような心地いい歌と演奏の連続。


11/18

Songs for a Blue Guitar / Red House Painters

 洋楽。1996年。
「Have You Forgotten」「All Mixed Up」「Silly Love Songs」がよさげ。
「Have You Forgotten」名曲だと思います。アコギ弾き語りに後半ペダルスティールが入ってくるくらいでほとんど起伏もなく、同じようなメロディとコード進行が延々と続くのに、何故こうも胸を打つのか。
「All Mixed Up」カバーなんですけど原曲聴いたら全然違ってて笑いました。全編通して静かに舞い上がっていくような高揚感、そしてそれが女性コーラスが入ってくるところで一気に加速するのが素敵。
「Silly Love Songs」これもPaul McCartney & Wingsのカバーなんですけどまずカバーなのに前半4分掛けて原曲無視してひたすらギターソロを掻き鳴らしまくる(そしてそれが滅茶苦茶に格好良い)のが流石っていうか。本編も原曲にあったスタンダードなポップさはほとんど取り払われ、ダルな感じのコード進行とメロディに差し替えられてしまってます。しかしとても美しいのは何故……。


11/19

So kakkoii 宇宙 / 小沢健二 (Spotify)

 邦楽。2019年。
「フクロウの声が聞こえる (魔法的オリジナル)」「失敗がいっぱい」「アルペジオ (きっと魔法のトンネルの先)」「高い塔」「シナモン (都市と家庭)」がよさげ。
「フクロウの声が聞こえる (魔法的オリジナル)」原曲未聴です。クラビネットやファンキーなカッティングがLIFE期を思い起こさせて好き。メロディとかテンポ感とかついでに尺なんかもこの曲が一番LIFEっぽいハッピーさを持っている気がする。
「失敗がいっぱい」やっぱ小沢さんはこういうR&B感のある曲が一番合ってると思う。歌詞はいいところと微妙なところが混じっててなんとも言えないですが。
アルペジオ (きっと魔法のトンネルの先)」なんだかんだ、この曲の歌詞は好きです。まさに90年代を生きた人が10年代に書く歌詞って感じがする。だからこそこの曲に客演は必要だったのだろうかとか思ってしまう。
「高い塔」好きです。この曲の感じは98年頃の作風と地続きに思えて、なんかオザケンの新曲と言われて一番しっくり来そうな曲だと思ったりもする。
「シナモン (都市と家庭)」こじんまりとして控えめな感じが好きです。90年代っぽいノスタルジックな雰囲気もありますね。
 オザケンの新譜。
 ジャケとタイトルはあまりにもアレですが内容は全然LIFEや刹那に並べて遜色ないものだと思います。特にメロディとリズム周りのセンスの衰えなさがすごい。LIFEの頃のキャッチーなポップさはそのままに、多少時代に合わせてメロディに捻りは加えてる感じ。元々言葉数を詰め込む人なので情報量的にも今のポップミュージックと乖離は無い印象。
 まあ時代が90年代リバイバルだしなんと言ってもObscure Rideがあったおかげで土壌も多少有利になってますけど、でも時代齟齬感が無いのはアップデートをうまく掛けられてるのとやっぱ自分に求められてるものを理解してるからだろうなと思います。
 というわけで歌詞なんですが、やっぱり歌詞の人なので書かれている言葉の強度は凄い、んですが、それが真に迫ってくるものかどうかは疑問。やっぱ東京で書いてた頃の犬やLIFEにあった、個人の話からいつの間にかスケール広げて人間や世界の話にしちゃう凄まじさとかリアリティさがこのアルバムにもあるかどうかと言われたら肯定は出来ない。いやこのアルバムの歌詞も出だしはみんな個人の話なのかもしれないけど。
 言葉は強いけど強すぎるし、「So kakkoii」も「笑」も「ネタバレ」もどっかズレてるというか、あまりよろしくない時代へのおもねり方をしている気がしてうーん……。


11/20

sunny,cloudy,rain / rumania montevideo

 邦楽。1999年。
「Sub channel」「Star」「Shine today」がよさげ。
「Sub channel」アコギ弾き語りなんですが、イントロと途中とアウトロに入ってくる逆再生がマジで気持ち悪いし意図が分からなくて怖い。特にアウトロ、約30秒流し続けるのはどういうつもりなんだ。内容は普通の曲。普通に生気がない。
「Star」変な電子音が曲中通して鳴り続けてるけどそれ以外は普通のオルタナ曲。と思ったらサビはなんかポッポッ言ってるだけ。2回目のサビ以降でなんかどんどん音程上がってくし変なエコー掛かるしで気持ち悪くて仕方がない。
「Shine today」普通のオルタナ曲。でもローファイな演奏が心地良いしオルタナマナーに沿っただらだらとしつつポップなメロディが好きです。しかもなんか泣きメロ。歌は三好弟なんですけどなんで兄弟揃って声に生気が無いんだ……。
 初期モンテビイカれてるというのは一部で有名な話ですが、そんな初期モンテビの2nd。


11/21

ウインカー / 特撮

 邦楽。2016年。
「荒井田メルの上昇」「音の中へ」「愛のプリズン (特撮ver.)」「ハンマーはトントン」「人間蒸発」がよさげ。
「荒井田メルの上昇」特撮の1曲目としては例を見ない(と思う)しっとりしたアダルティな曲。歌詞が凄まじいし、その様を「上昇」と表現するのがまた常軌を逸してる。
「音の中へ」い つ も のって感じのラウドなNARASAKIギターが荒ぶる曲。この曲は声優さんのコーラスがカワイイ、それに尽きる。あとNARASAKIさん(だと思う)のコーラスも良いですね。この人は本当に唯一無二な声質してると思う。メロディはもう非の打ち所もなくキャッチー。
「愛のプリズン (特撮ver.)」インタビュー見るとやたらオーケンの自己評価が高い曲ですけど、その通り良い曲です。歌詞が良い意味でひっどい。ビートパンクみたいなドラムとかコーラスとかのダサいけどカッコいい感じがとても好き。
「ハンマーはトントン」クラシカルな合唱から入ってメタルになる曲。歌詞が意味不明過ぎて最高です。
「人間蒸発」アルバムの一つの核を成す重たくてメタルな曲。これも歌詞がすごい。「じゃあお前らは消えた人らを探しに行かんのか!?」


11/23

Future Ruins / Swervedriver

 洋楽。2019年。
「Mary Winter」「Drone Lover」「Golden Remedy」がよさげ。
「Mary Winter」ギターのチョーキングや浮遊するボーカルがまさしくシューゲイザーで最高。
「Drone Lover」ライブで聴いて一発で好きになった曲。気だるげなボーカルも穏やかで浮遊感のあるコード進行も全てが儚げで美しい。
「Golden Remedy」これも気だるげでねじれたメロディがシューゲイザー的でとても好きです。パルスのような音が綺麗。
 ディーパーズの対バンで聴いて好きになったシリーズ。この一作しか聴いてないんで前がどうだったのかは分からないですが、個人的に僕がシューゲイザーというものに求める要素が全て入っているという意味ではマイブラとディーパーズに並ぶ。シューゲってやっぱ轟音とか気だるいボーカルじゃなくてまず浮遊するメロディだと思うんですよ。


11/24

It's a wonderful feeling / RAMJET PULLEY

 邦楽。2003年。
「A Day Remember」「everything」「3.3.3.」がよさげ。
「A Day Remember」インタールードなんですけどメロディが綺麗。
「everything」褒め言葉なのかわかんないですけど(褒めてます)、00年代前半のネット音楽とか同人音楽を思わせるほどよくチープなオシャレ感が最高。すごくノスタルジックな気持ちになる。
「3.3.3.」ジャジーな曲。これもほどよくチープな感じがとても好き。
 rumania montevideoからボーカルとソングライターを抜いた3人が結成したグループ。このグループの存在、モンテビ2ndについて調べてて初めて知ったんですけどすごい話だ。
 しかも良いっていう。個人的な好みで言えばモンテビより好きですね。何故ってとにかく安心感がすごい。なんでメイン2人抜いた方がまともなんだ。
 しかしこれ、2003年発売なのにあまりにも90年代感すごくないですか? 97年あたりに出てそう。まあこのチープな感じがノスタルジックで好きなんですけど、capsuleの2nd&3rdとか第二期スパンクスの2ndが同年に出てるとは思えない90年代的リバーブ過多な陶酔感。


11/30

English Settlement / XTC

 洋楽。1982年/2005年再発。
「Senses Working Overtime」「Jason and the Argonauts」「Melt the Guns」「Knuckle Down」「Fly on The Wall」がよさげ。
「Senses Working Overtime」XTCで一番売れたらしいですね。割とストレートな感じの前2曲から一気に性格の悪さが滲み出てくる不穏なイントロがまず最高なんですけど、そこから急に転調しつつ半端な小節数でキメを入れてポップなメロディに移行するのが好き。
「Jason and the Argonauts」ねじくれたポップさがドストライク。浮遊感と軽快さをスイッチングするサビがとても好きです。
「Melt the Guns」変な曲。なんか好きです。
「Knuckle Down」まあ転調とかは入ってるけど割りかし真っ当なポップ。サビメロが耳に残る。
「Fly on The Wall」サビのコード進行がすごい好き。曲中通して鳴ってる濁った電子音も好き。
 名盤らしいので聴いてみたシリーズ。XTCは数枚しか聴いてないんですけど「Black Sea」がとても好きです。その次作がこれなんですが、バンド感が既に少しずつ失われてってるのが分かる。ライブやめたのはこれ出した後でしたっけ。
 あと「Runaways」「It's Nearly Africa」とかで民族音楽に接近してますけど、僕はこの時期の洋楽(The Policeとか)の民族趣味がどうも好きになれない……。

有頂天 / ポルカドットスティングレイ

 邦楽。2019年。
「ドラマ」「ヒミツ」がよさげ。
「ドラマ」ポップなロック。こういう曲はこの捻らない真っ直ぐさが好きです。大人しめではありつつも心地良いフレーズを添えるサイドギターも良い仕事。
「ヒミツ」多分僕はこういうサビ前で溜めて一気に四つ打ち&高音で開ける感じに弱いんだと思います。ICHIDAIJIもそうだった。
 ICHIDAIJIが好きだったので聴いてみましたがあんまりでした。前に初聴の時に「ストレートなバンド」って書きましたがストレートすぎです。ラップ入れたりジャズっぽい曲をアルバムのアクセントに入れてみたりホーン入れたりしてるのが全てあるあるって感じでストレートっていうか普通。メロディも数曲以外はそんな引っかからない。まあ前も書いたけどこういうバンドが今も居てくれて人気を博しているってだけで安心できますが。

児童カルテ / 神聖かまってちゃん (Spotify)

 邦楽。2019年。
「るるちゃんの自殺配信」「聖マリ」「ディレイ」「ゲーム実況してる女の子」がよさげ。
「るるちゃんの自殺配信」このタイトルと歌詞にボイチェン掛けた声、そして跳ねたポップさがまさに神聖かまってちゃんそのもので最高。
「聖マリ」宅録時代に有名だった曲の再録ですね。相当昔の曲だったはず。この凄絶な混沌と狂気を聴くとやっぱの子はバンドじゃなくてこういう方に適正があるのでは? と思ったりもするけど、バンドで作るポップな曲も魅力的だからな……。
「ディレイ」メロディが好き。
「ゲーム実況してる女の子」メロディが好き。10年選手なのにインターネットとの同期感を失ってないのがすごいなあと思う。
 神聖かまってちゃんのアルバムちゃんと聴くの5年ぶりとかなんですけど良かったです。5年ぶり!?

DELICIOUS. / TWEEDEES

 邦楽。2018年。
「DELICIOUS.」「花束と磁力」「Medley: 東京は夜の七時~21世紀の子供達」「美しい歌はいつも悲しい」がよさげ。
「DELICIOUS.」疾走感あるリズム隊の上に宇宙的な広がりを持つシンセが乗っかる曲。メロディラインがまさに沖井さんが書くメロディって感じで本当に好き。
「花束と磁力」トリッキーで跳ねたポップな曲。TWEEDEESの十八番みたいな感じの曲調ですね。メロディが若干童謡っぽい。
「Medley: 東京は夜の七時~21世紀の子供達」東京は夜の七時のカバーなんですけどほとんど引用みたいな感じで別のオリジナル曲とくっつけた凄まじいカバー。でも捻じくれた感じと愛のある感じがとても沖井さんらしくて、沖井さんが東京は夜の七時をカバーするってなった時にこれ以上の解答は無い気がする。ていうかこの人も自分の理想の音楽を女性ボーカルを擁して実現させようとした根っこが捻れた音楽マニアという点で小西さんと同じなんだよな……。そんな人が年を取って、こうやって時代に誤解されそうになった、ただ華やかなだけのように見えて本当はとても悲しい歌を現代に残そうとしているという事実にとても胸を打たれる。
「美しい歌はいつも悲しい」可愛くってとても物悲しい曲。ただしヘビメタ。こういう歌を華やかに飾り立てて、そして下手すればツーバスすら飛び出してきそうな高速リズムで走らせるのがらしいっていうか、なんだかんだで感傷よりもパンクが先に立つ人なんだなあという。
 TWEEDEESの3枚目。2枚目は未聴。どの曲も沖井さんらしい魅力に溢れてて良いアルバム。
 これ聴いてTWEEDEESはお互いに本当にいい出会いをしたなと思ったし、末永く続いてほしい。とりあえずアルバム4作を超えてほしい。