All you need is black earphone (?)

あたまのわるい音楽ブログ

アルバム初聴メモ 2019年1月編

※個人の主観的感想です。
※通しで二回聴いた時点でのメモ書き程度です。


01/01

dice / ペトロール

 「アンバー」「雨」がよさげ。
 邦楽。ファンク入ったロック。


01/02

Reinessense / ペトロール

 「アンバー」「雨」「Not in service」がよさげ。
 邦楽。ファンク入ったロック。
 「アンバー」と「雨」が再録されていますが(初期音源集で飛び抜けてキャッチーだったので納得)、「雨」はdice版の方が良いかなあという感じ。dice版の方が荒削りな感じがしてエモい。あとサビの「テッ↑テー↓」ていうギターが再録版だと無くなってるので。「アンバー」は大差ないですが長いイントロが無くなってるので逆にこっちの方が聴きやすくていいかなあと。


01/03

Queen / Queen (Spotify)

 「Doing All Right」がよさげ。
 そうだよボヘミアン・ラプソディ見たんだよ!! 良い映画でした。生きねばと思った。


01/11

Bewitched! / Hazel Nuts Chocolate

 「キスしてこどもができたなら」「虹の彼方へ」「人生讃歌」「ヘーゼル・ナッツ・チョコレートのテーマ」がよさげ。
 邦楽。可愛いポップ。ていうかこれamazonで見たら15000円もしてるんですね……。ジャニスは本当に偉大だった。
 全体通して可愛さ溢れるポップ、なんですが歌声と歌詞がクソあざといのでこれは好き嫌い分かれるよなあと思う。聴けないほどじゃないけど個人的にも苦手な歌詞。でもこういうあざとい系の潮流が時流れてHer Ghost Friendとかに繋がっていくのだろうかとか考えてみると面白い。
 「人生讃歌」がミッキマウスミッキマウスミッキミッキマウスなのは有名な話ですが(僕の中では)、「風邪ひいてばたんきゅー」も滅茶苦茶既聴感あるメロディなんだけどよくは思い出せない。ディズニーの映画とかにこういう曲なかったっけ……?
 なんか微妙な感想になりましたがヤスタカ関係なので楽曲はほんと安定して可愛さの具現という感じ。でもなんだかんだ最後に置かれてる「ヘーゼル・ナッツ・チョコレートのテーマ」が謎の勢いがあって一番好きです。


01/12

GUILTY FOREST / COALTAR OF THE DEEPERS

 「GUILTY FOREST」「FAULT」がよさげ。
 邦楽。重たいオルタナロック。これは元々アナログ7インチで出ていた2曲入りEPなんですが、7インチで出ていたからというのもあるのかメッチャクチャ音が悪い。1曲目はスカスカだし2曲目は音がブッ潰れてるしでなんでどっちもベクトルの違う音の悪さなんだろうと思うんですがそれはそれとして。
 しかし音が悪いのはまだいいんですが、それに加えて楽曲自体がどちらも何故か非常にぐったりとしているローテンポかつ枯れたメロディの曲でメチャクチャ地味。なんでこんな地味な2曲で7インチ切ったんだろうと思うくらい地味な曲。1994年発売ということでディーパーズとしては同時期に「THE VISITORS FROM DEEPSPACE」というアルバムを出してるんですが、それに収められた「amethyst」「blink」のような激キャッチーさも凶暴さも、「snow」のような美しいメロディや綺麗なサウンドスケープも無く、ただひったすら気だるいテンポに寂しげなメロディが垂れ流され、次第に轟音で塗りつぶされていく2曲。
 なんか貶してる感じになってしまいましたが、悪いとは一言も言っていない。むしろ良い。枯れた雰囲気に派手さは無いけれど良いと思えるメロディ、そして終盤の轟音が胸を打つ。恐らくこの2曲の感じがこれから4年後に発表される名曲「The Lifeblood」に繋がっていくんだろうなと思わせられます(僕は「The Lifeblood」が「SUBMERGE」収録曲で2番目に好き)。
 ただ惜しむらくは音が悪いこと。特に「FAULT」、せめて初期EP群と同じ音質だったらかなりの名曲に感じてたんじゃないかな……。


01/13

星も知らない / 渚にて

 「光る風」「存在」がよさげ。
 邦楽。まったりしたロック。


01/14

Hawaii / The High Llamas

 「Sparkle Up」「Nomads」「Theatreland」「The Honkey Curator」がよさげ。
 洋楽。80分に渡って繰り広げられるめくるめく一大ポップ絵巻。とにかく曲数多すぎ&おとぎの国っぽい絢爛で夢見心地な雰囲気が80分間延々と同じように続くので聴いてるうちに何が何だか分からなくなってくる。管弦楽器をふんだんに使ったサウンドやコンセプトの作り込みは凄まじすぎて狂気すら感じるレベル。別に音的にアバンギャルドなところは殆ど無いのに英語版wikipediaで「Avant-pop group」って分類されてるのも頷ける。ていうかCorneliusFANTASMA」って予想以上にこのアルバムから影響受けてたんだな……。ていうかいい加減「Pet Sounds」もちゃんと聴き直さないといけない……。


01/18

POLY LIFE MULTI SOUL / cero (Spotify)

 「魚の骨 鳥の羽根」「夜になると鮭は」「Double Exposure」「レテの子」「Poly Life Multi Soul」がよさげ。
 タイトルの時点で「POLY」って入ってますけど、掴みどころのないポリリズムと地味なメロディが連なるアルバム。前作に山ほどあったキャッチーなメロディ皆無。面白いアルバムではあるんですけど、前作のメロディとリズムの異様な気持ち良さと歌詞のサブカルみのあるところに惹かれていた身としてはこういう感じになってしまったかーという気持ち。まあMy Lost City→Obscure Rideもかなりの変化だけど。
 というか「Buzzle Bee Ride」のベースライン、DCPRG「PLAY MATE AT HANOI」じゃないすか? これググっても誰も言及してなかった。「魚の骨 鳥の羽根」のYoutubeにもDCPRGへの接近を指摘してたコメントがあったけど、ポリリズムのせいかこのアルバム全体的にDCPRGみがある。

テルーと猫とベートーヴェン / 谷山浩子

 「空の終点」「素晴らしい紅マグロの世界」「夢のスープ」がよさげ。
 夢のスープに釣られて聴きました。前半がゲド戦記の挿入歌のセルフカバーでラストを除く後半がアタゴオルの舞台の挿入歌っていう構成なんですが、「空の終点」まで雄大でしっとりとした感じの曲が続いていたのに「素晴らしき紅マグロの世界」が始まった瞬間い つ も のになった感じがすごくてやめやめろ!となりました。しかしまあ「夢のスープ」は不気味ながらも可愛い曲でいいですね。これ聴くとどうしてもこいしちゃんを思い出してしまうが。


01/19

MISPRINT / FILMS

 「30th CENTURY BOY」「DREAM OF COMPUTER」「TAKE ME ON THE LINEAR JET」「REMOTE CONTROLLED ROMANCE」がよさげ。
 80年代初頭のニューウェーブ。後のヤプーズポータブル・ロック中原信雄さんが在籍してたりしてて、その流れで聴いたんですがなかなか良かったです。この頃のバンドっていわゆる美メロみたいなものにはほとんど期待できなかったりする(ということが最近薄々わかってきた)んですが、上に挙げた曲群のメロディはかなり真っ当に良いです。80年発表なんですが80年代後半~90年代前半的なメロディな気もする。

MUSICAL FROM CHAOS 2 / DATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDEN

 「構造I (現代呪術の構造)」「構造V (歓楽街と港湾の構造)」がよさげ。
 邦楽。ライブ盤。ダンスミュージック?


01/20

RHAPSODY / RCサクセション

 「ラプソディー」「ボスしけてるぜ」「雨あがりの夜空に」がよさげ。
 邦楽。ライブ盤。ロック。

Caricature / FROG

 「Here Comes the Sun」「GREEDY」がよさげ。
 邦楽。ポップ。「Here Comes the Sun」が良いですね。他は割とああ沖井さんの書きそうだなあというメロディが多い印象。


01/21

POP LIFE / 豊田道倫

 「言葉はあきた」「かくれんぼ」「プレイボーイ・ブルー」「まぼろしくん」がよさげ。
 邦楽。基本弾き語り。


01/22

LUKEWARM WIND / bloodthirsty butchers

 「なんだかかなしい」「プールサイド」がよさげ。
 邦楽。ハードコア? 前作「i'm standing here」よりもむしろポップさが減退している印象。この二年後にkocoronoが出るわけですけど結構な変貌っぷり。


01/23

Ground Disco / PaperBagLunchBox

 「Ground Disco」「watching you」「キスレイン」「明け星」「オレンジ 2011 ver.」「マイムを踊れ」がよさげ。
 邦楽。浮遊感のあるロック。作風的には前作「ベッドフォンタウン」とあまり変わらないような気もするけどこっちの方が耳に残る曲が多い気がする。


01/24

六本木島 / パール兄弟

 「六本木島」がよさげ。
 邦楽。ロック。
 90年発表なんですが、なんか全体的に時代を感じるなあというアルバム。90年ってまだバブルでしたっけ。「少女マヌカン」とか「JA・JA WOMAN」とか「OKAMAのような彼女」とかこの2018年に見るとマジかよって曲名からしてヤバいですが、歌詞全体にバブル的な、軽薄でなんかドロっとしてる感じみたいな、そういう感じが漂ってる。いやバブルの頃まだ生まれてないんでよくわからないっすけど……。曲もなんともな感じですね。5分以上の曲が多くてやたら大仰。メロディも「世界はゴー・ネクスト」とか「TOYVOX」(曲)とかで見せていた捻りつつもキャッチーなメロディラインはどこへ……。「六本木島」のみ捻った感じが残っていますが。って思ってクレジット見たらこのアルバム窪田晴男さん作曲の曲が3曲しかないんですね。だからか……。
 ていうかパール兄弟の他のアルバムも80年代な感じだしダサいところはあるけど別にこのアルバムほど古さが気になることはないのに、このアルバムだけ曲と歌詞の古さが相互に悪い影響を与えあっててかなり古さが耳につく。「PANPAKAクルージング」とかこんなにダサい曲聴いたことないレベルでかなりキツいですね。聴き通すのがつらい曲ってほとんど無いですよ。しかもこれがシングルかよ! まあ「○。○○○娘」もかなり聴いてて辛かったけど(このアルバム収録ではない)。あとボートラの「プルプル通り」の曲前語りもキッツい。
 一曲目の「六本木島」は良い曲だと思います。転調しまくりの引っかかりのあるメロディと気持ちいいファンクなリズムに六本木を離れ小島に見立てて都会を漂流する様を描いた歌詞がよい。窪田晴男さんすき。「少女マヌカン」もタイトルはアレですが戸川純が参加してまして、その戸川純の歌唱がまさに戸川純って感じで素晴らしい。ロリくて可愛い声色とサディスティックな声色のギャップがとても魅力的。


01/25

DCPRG3/GRPCD2 [Disc 2] / DATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDEN

 「CIRCLE/LINE~HARD CORE PEACE」「MIRROR BALLS」がよさげ。
 邦楽。ライブ盤。ダンスミュージック?
 MUSICAL FROM CHAOSで「CIRCLE/LINE~HARD CORE PEACE」聴いた時はそんなに良いと思わなかったんですがこっちに入ってるのは良いですね。MUSICAL FROM CHAOS版が15分あったのが13分になっていてコンパクトだし。いやどっちにしろ10分以上ありますが……。そして「MIRROR BALLS」は名曲。ですがこれは「ALTAR WAR IN TOKYO」収録版の方がいいかも?

Dub Orbits / 菊地成孔ダブ・セクステット

 「(I've Lost My) Taylor Burton」「Monkey Mush Down」がよさげ。
 邦楽。多分ジャズ。ジャズ全然分からないし、プロフィール見てもメンバーにターンテーブルが居るということしか分からないので何も言えねえ。『マイルス・サウンドポリリズムを際立たせ、クールにダブをコラージュ、『管理された偶然』の中に、ジャズ再生する』って何?
 演奏がたまにグリッチっぽくなるのが格好良いですが、もっとグチャグチャになってるのかと思いきや基本的にストレートなジャズ=ジャズよく知らない人のイメージするジャズな感じなのでまあ、ジャズだなぁと……。「Monkey Mush Down」はロックっぽくて聴きやすいですね。と思ったけどなんか思い出すと思ったらこれ、YMO「体操」では……?


01/27

改造への躍動 ~特別拡大版~ / ゲルニカ

 「カフェ・ド・サヰコ」「夢の山嶽地帯」「落日」がよさげ。
 邦楽。テクノポップ
 82年でこれってすごいですね。時代を超越するサブカル感。ていうか「カフェ・ド・サヰコ」のあんまり聴いたことないような音像がすごい。ニコ動にボカロカバーが上がってましたけど、35年前の曲なのにすげえボカロっぽくて時代超えてるなあと。

結晶 SOUL LIBERATION / ORIGINAL LOVE

 「月の裏で会いましょう」「スクランブル」「フェアウェル フェアウェル」「ヴィーナス」がよさげ。
 邦楽。ジャズとソウル入ったポップス。

アルバム初聴メモ 2018年12月編

※個人の主観的感想です。
※通しで二回聴いた時点でのメモ書き程度です。


12/02

アーユーラ? / ゆらゆら帝国

 「グレープフルーツちょうだい (I WANT A GUITAR LIKE A CAR)」がよさげ。
 邦楽。サイケ。
 ゆら帝のインディーズ期最後のアルバム。ほぼ3x3x3と同じ作風だけどアングラみが強い。

DOG e.p. / COALTAR OF THE DEEPERS

 「C/O/T/D」がよさげ。
 邦楽。ep。ギターロック。
 「C/O/T/D」初めて聴きましたけどドチャクソキャッチーなギターロックでした。

COME OVER TO THE DEEPEND / COALTAR OF THE DEEPERS

 「HARD REALITY」「TASTE」「C/O/T/D」「THRASH LIVES IN SAVAGERY」がよさげ。
 邦楽。シューゲ入ったギターロック。
 前作の「SUBMERGE」に比べるとポップ全振り。良メロのギターポップとギターロック目白押し。イチマキさん加入でディーパーズにも売れようとポップに振って頑張っていた時期があったのだと思うと泣ける。
 全体的に甘ったるいメロディが多めで正直若干胸焼けするところもありますね。まあ最初の「MARS ATTACKS!」と「SYNTHETIC SLIDE」がそのポップさを全て打ち消してしまうんですが。特に「SYNTHETIC SLIDE」はディーパーズで最も重っ苦しい曲では。


12/03

Vendôme, la sick Kaiseki / SPANK HAPPY

 「chic / シック」「Vendôme, la sick Kaiseki / ヴァンドーム・ラ・シック・カイセキ」「PHYSICAL」がよさげ。
 邦楽。ディスコミュージック。
 僕の思う菊地成孔ってつまりこういう感じなんですよね。露悪的で冷笑的でキッチュでスノビッシュ。そしてブランディングが異様に上手い。このアルバムのタイトルの付け方とかすげえなとか言いようがない。
 そのあまりに徹底されたブランディングが幾多もの勘違い男女どもを産み出してきたと思うんですけど、まあでもこういうことをやってサマになるのは菊地成孔イコールSPANK HAPPY以外には居ない。
 そういう意味でこのアルバムは完璧だし、菊地成孔そのものとしか言いようがない。そして「普通の恋」と双璧を成すSPANK HAPPYの行き着く場所。
 「Vendôme, la sick Kaiseki / ヴァンドーム・ラ・シック・カイセキ」は壮絶。「あなたの国は、小さい子のヌード写真がおおすぎるって、どのパーティーでもいわれた。」
 「PHYSICAL」のきらびやかさに救われるところはあるものの、全体的に陰鬱で悪意に溢れた音楽。個人的な話ですがちょっと聴いてるうちに不安で息苦しくなりました(リアルに)。


12/20

SUPER ZOO! / カーネーション

 「スペードのエース」「十字路」「魚藍坂横断」がよさげ。
 邦楽。ロック。
 3人カーネーションの2枚目ですが、結構いっぱいいっぱいで手探り感があった気がする前作「LIVING/LOVING」に比べて余裕が出てきた印象。やっぱLIVING/LOVING〜WILD FANTASYのカーネーションって良メロとシンプルかつ成熟したバンドアンサンブルが合わさっていて聴いてて気持ちいいですね。そこはかとなくゼロ年代ロキノンの朴訥とした感じがあって心地良いし。


12/21

Stray Dogs / 七尾旅人

 「迷子犬を探して」「DAVID BOWIE ON THE MOON」「崖の家」「きみはうつくしい」がよさげ。
 邦楽。弾き語り+打ち込み。
 「遺書のようなもの」と本人は語っていましたが、そうとは思えないくらいに穏やかでほのぼのとした楽曲群、しかしどことなくシリアスな雰囲気(遺書ってそういうものかもしれない)。それは「911FANTASIA」とか「兵士A」、「圏外の歌」とかもそうですね、それらのようなメッセージ性の塊でぶん殴ってくるような具体性のあるシリアスさではなく、もっと抽象的、かつ普遍的な、生き死ににまつわるシリアスさのような気がする。「Leaving Heaven」や「DAVID BOWIE ON THE MOON」に象徴的だけど、死を目の前に見据えて生きていくという意思を感じる。
 音楽性的にはシンプルな弾き語りか、billion voicesから連綿と続くちょっとチープな打ち込み曲のどちらかですが、今作の「DAVID BOWIE ON THE MOON」や「きみはうつくしい」なんかはチープな音がいい感じでハマっている気がして好きですね。「Across Africa」はちょっと?ですが。チープな音以前になんか音が纏まってない気がする。
 あと「いつか」ってちょっとジャズっぽいですが、旅人さんがこういう音楽やるって1st以来では? 超いいのでもっとやってほしいですね。ていうかやっぱり旅人さんはリズムが定まってない音楽の方が合ってる気がする。
 「崖の家」の風音、「いつか」の『どこまで どこまでも』みたいな過去作を思い起こさせる要素が入ってるのもよき。
 ぶっちゃけ「リトルメロディ」が全然好きじゃなくて(何が一番嫌いかって全く必要性の感じられないインタールードのせいでアルバム全体のテンポがおかしくなってるのが嫌い)(サーカスナイトも弾き語りが一番良かったのにRollin' Rollin'の二番煎じになっていて嫌い)、「兵士A」は買ったけど開けてないという有様なので今作もあんまり期待してなかったんですが、聴いてみたら良かったという。リトルメロディ路線の到達点かもしれませんね。ストレートにポップで優しいメロディとあまり主張しすぎない歌詞と飾り気の無い音がちょうどいい塩梅でマッチしていて好きです。


12/29

ひらく夢などあるじゃなし / 三上寛

 「痴漢になった少年」「一人の女のフィナーレ」「昭和の大飢饉予告編」がよさげ。
 邦楽。フォーク。
 全体的に歌詞が鋭くて重苦しいんですが、「痴漢になった少年」の歌詞はちょっと笑ってしまった。


12/30

FOREVER FOREVER / NONA REEVES

 「Always On Your Side」「夢の恋人」「ガガーリン」「土曜の夜は Happy Sounds」「高層ビル」「Dr. Too Much」がよさげ。
 邦楽。ポップ。

アルバム初聴メモ 2018年11月編

※個人の主観的感想です。
通しで二回聴いた時点でのメモ書き程度です。


11/01

ベッドフォンタウン / PaperBagLunchBox

「スライド」「partyはつづく」がよさげ。
 邦楽。ポストロックとダブ入ったポップ。
 ボーカルの声がオオヤユウスケさんに似てる。

DELTARUNE Chapter 1 OST / Toby Fox

「Rude Buster」「Field of Hopes and Dreams」「Scarlet Forest」「Vs. Susie」「Hip Shop」「Friendship」「Before the Story」がよさげ。
 サウンドトラック。


11/02

SUMMER LOVERS / LONG VACATION

君に、胸キュン。」「SUNDAY LOVE」「BRIGHT」がよさげ。
 邦楽。渋谷系
 元有頂天のケラさんと元P-MODELの中野テルヲさんと筋少とかでドラムを叩いてた役者のみのすけさんが集まって何故か渋谷系をやり始めたという謎のユニットの2ndアルバム。
 これが本当に完璧にオシャレポップスやってて凄いです。特に「SUNDAY LOVE」が良いですね。スムースでお洒落なメロディにアレンジ。この曲って全然今でも通用するんじゃないかな。


11/03

おはよう...! ボンデェジ・サイボーグ / 七尾旅人

「ココロはこうして売るの」がよさげ。
 邦楽。オルタナ……?
 旅人さんの2ndシングル。まず思うのはオモヒデオーヴァドライブから二ヶ月でこれって一体何があったんだという。二ヶ月ですよ二ヶ月。
 しかし「5日前までΘΘだった女の子と医師マニアの冒険」の歌詞は今の旅人さんの思想を考えるといろいろと感慨深い。旅人さんは「初期も今も言ってることは同じ」って言ってるけど、この歌詞を読むとあながち間違いでもないのかと思う。「愛ってやつがそうそうそうさせろれろせんだ」「映画ね」


11/04

サイケな恋人 / モーモールルギャバン

「俺、風呂入るトゥナイト」「ユキちゃんに振られた」「サイケな恋人」がよさげ。
 邦楽。J-POP。
 モールルの自主制作時代最後のアルバム。これが初期モールル特有のバカらしさと謎のオシャレさと哀しさに溢れていてとても良いアルバムです。「裸族」はクロなら結構です収録の方が好きだけど「サイケな恋人」はここに入ってるバージョンの方が良いですね。野口版では「あなたは 変なかみがた」は「た」で切れますけど、こっちの「たあ↓」って伸ばして終わるメロディの方が馴染みあって好き。

アレンジメント+シングルズ / 坂本龍一

「THE ARRANGEMENT」「WAR HEAD」「FRONT LINE」がよさげ。
 邦楽。テクノポップ……? そもそもテクノポップってジャンルが謎……
 「FRONT LINE」見当てで聴きました。「FRONT LINE」は良い曲ですね。シリアスな歌詞に音だけどなんか間抜けなメロディ。「MUSIC PLANS」の姉妹曲ですけどこっちの方が全然ポップで、でも歌詞は「MUSIC PLANS」と地続きという。「WAR HEAD」も良かったです。この曲のリズムアレンジっておよそ80年代のものとは思えない。サビでキックが倍になってハイハットが16分刻みになってフィルが入ったりするのってすごくJ-ROCK的なアレンジじゃない? アレンジメントの方は全然期待してなかったんですが「THE ARRANGEMENT」がなかなか良かったです。まあでもそれ以外は左うでの夢収録曲の別バージョン的な感じだし、ていうか左うでの夢自体そんな好きじゃないっていうか


11/05

ある種の熱 / 高橋徹也

「Blue Song」「夏の出口」「赤いカーテン」「夜のとばりで会いましょう」がよさげ。
 邦楽。ジャズ+ポップ。
 「夜のとばりで会いましょう」がもうほんとあまりにも良い曲なんですけど、他も粒揃いです。「夏の出口」とか爽やかかつ切なくていいですね。


11/07

Spooky / Lush

「Nothing Natural」「Fantasy」「God's Gift」がよさげ。
 洋楽。シューゲイザー
 マイブラを聴いてからというものすっかりシューゲイザーというジャンルにドハマリして他にこういう音楽は無いのかとシューゲイザーというジャンルに属しているとされるアルバムを幾つも聴いたわけですけど全然ない。ていうかマイブラもIsn't Anythingの良さは全然わからないしm b vは悪くないけどLovelessと比べるにはちょっと……って感じなので本当にLovelessと他数曲が別格だったんだなって感じですけども。だってOnly ShallowとWhen You SleepとSometimesとWhat You WantとSoonが収録されてるんですよ?
 で、マイブラの何が特別だったか考えてみると、やっぱりとりあえず轟音でふわふわした声で歌ってりゃいいもんじゃないなって。結局浮遊感のあるコード進行とポップなメロディーが肝だったんだなって。

Deceit / This Heat

「Cenotaph」「Makeshift Swahili」がよさげ。
 洋楽。ポストパンク?
 This Heatは去年初めて聴いたんですが、「Horizontal Hold」「The Fall of Saigon」「Health and Efficiency」が大好きで、このアルバムも期待して聴いたんですけどそれらに匹敵するほどの名曲はない印象。
 ていうかなんかネットのレビューとかだと「ポップになった」とか言われてますけど1stの方がポップじゃないですか……? と思うのはやっぱ二大名曲が入ってるからでしょうか。


11/08

Made Available: The John Peel Sessions / This Heat

「The Fall of Saigon」「Rimp Romp Ramp」「Sitting」がよさげ。
 洋楽。This Heatのライブ盤。
 「The Fall of Saigon」はスタジオ盤よりも数段重くのし掛かってくる印象。

クロールと逆上がり / 水曜日のカンパネラ

ヒカシュー」がよさげ。
 邦楽。ヒップホップ?


11/09

サムワン・ライク・ユー / トーベヤンソン・ニューヨーク

「Young Song」「スピーカーノイズ」「そばが食べたい」がよさげ。
 邦楽。ポップ。
 スカートの人とかが参加してるユニットですね。まず最初に思ったのはボーカルがメチャクチャ下手。本職の方ではないので仕方ないんですけど、今まで聴いた中でも一二を争う下手さ。まあ歌が上手いとか下手とかはどうでもいいんですが。
 「Young Song」がいいですね。誰が作曲してるのかと思ったら澤部さんで流石。


11/12

熱唱サマー / 赤い公園

AUN」「最後の花」「セミロング」「journey」「勇敢なこども」がよさげ。
 邦楽。ロック。
 「純情ランドセル」がピンと来なかったので放置してたんですが、良いですね。特にjourney→勇敢なこどもの流れはこのバンドの持つ情念のようなものがかなりプラスの方向性で昇華されている印象。
 「最後の花」のストリングスがやつつけ仕事を思い起こさせるという感想をどこかで見ましたが、言われてみれば確かに。この曲のストリングスの使い方かなり好きです。


11/13

春と修羅 / 春ねむり

アンダーグラウンド」「春と修羅」「ロストプラネット」「せかいをとりかえしておくれ」がよさげ。
 邦楽。ヒップホップ+ロック?
 とにかくまずギターの音がメチャクチャいいですね。こういう音色好きです。あと声かわいいですね。声張ると若干大森靖子っぽいなとも思いますが。
 というわけで悪くはないと思うんですが、なんだろう……なんかどこか好きになれない感じがする。いかにもサブカルが好きそうだなーみたいな部分とか。いやその点は大森靖子とかもそうなんだけど、ベクトルが違うじゃないですか? うまく言えないけどそこまでハマれない気がする。
 ていうか本編はまあいいんですけど、本編終わった後の数トラックに分けられたブランクトラック、あれなんなんですか……いや別にいいけど、2018年になってまでミッシェル1stみたいなことする人居たんだっていう……。


11/14

シー・ガット・ザ・ブルース / マイクロスター

「Chocolate Baby」「友達になろう」「She Got The Blues」がよさげ。
 邦楽。シティポップ。
 シティポップなんですけど10年代的なスタイリッシュさは薄く(2016年発表)、80年代のそれ的な良い意味での野暮ったさを所々で感じる。「She Got The Blues」とかまさにその野暮ったいウォール・オブ・サウンドと感動的なメロディが同居してる良い曲だと思います。ていうかすごい壮大っぽく聴こえる曲なのに3分半しかないっていう……。


11/20

Queens Park all you change / COALTAR OF THE DEEPERS

「thrash up disturbace #4」「Salah's living4moment」「charming sister kiss me dead!!」がよさげ。
 邦楽。メタル+シューゲイザー
 「Salah's living4moment」と「charming sister kiss me dead!!」はさすがにベスト収録曲だけあって素晴らしいです。「charming sister kiss me dead!!」が好きでsalahの方は今まであまり印象にはなかったんですけど、改めて聴いたらすごく良い曲ですねこれ。ていうかどっちもメロディが良すぎるっていう……この2曲は時代もあるのかもしれないけど(1992年発表)メロディだけ抜き出してみるとほんとギタポ直系のポップな美メロで、それをハードコアな音で鳴らすのがやっぱりディーパーズの真髄だよなあと。ていうかまあもう散々言ってますけど、これが1992年の曲に聴こえるか……?


11/21

Pixel Galaxy / Snail's House

「Pixel Galaxy」「Adventure」がよさげ。
 邦楽。多分Futurebass。
 「Pixel Galaxy」はここで言及するのも今更なほどに不朽の名作なので見たことのない人は今すぐYoutubeに行ってMVを見て欲しいんですが、楽曲もとても良いです。ただやはりMVもセットな作品ではあると思う。「Adventure」も良い曲。MVが無い分こちらの方が楽曲のみで楽しめて物足りなさは感じないです。あと「Pixel Galaxy」っていうタイトルがマジで秀逸。


11/22

静かな生活 / サンガツ

「郊外で」「モザイク」がよさげ。
 邦楽。ポストロック。


11/23

SUBSTANCE V / 人生

「俺が畳だ! 殿様だ!」「Punks not dead(復活)」「耳夫サンバ」「おどり」「嫌、やめてよ」がよさげ。
 邦楽。テクノポップ
 IVの方聴いたことないんですが、多分こっちの方が幾分かまともです。ポップなテクノ+ナンセンスな歌詞(意味の無さという点では若干今の電気に通じるところもありますね)(ないか)から段々とニューウェーブっぽくなっていく過程。しかしまあなんか、みんなでワイワイやってる感じが楽しそうで、羨ましいなあと思う次第。


11/24

American Football / American Football

「Never Meant」「For Sure」「You Know I Should Be Leaving Soon」「Stay Home」がよさげ。
 洋楽。エモ?


11/26

未来はパール / パール兄弟

「バカヤロウは愛の言葉」「メカニックにいちゃん」「記憶のドアー」がよさげ。
 邦楽。ロック。


11/27

空手バカボン ナゴムコレクション / 空手バカボン

「おおもうけバカボン」「私はみまちゃん」「パヤパヤ」「から笑ふ孤島の鬼」がよさげ。
 邦楽。なんだこれ?
 あまりにも異形のテクノポップ。才能とバイタリティだけが突っ走った高校生+αの産み出した奇跡の楽曲群。とにかく若き内田雄一郎大槻ケンヂの才能の迸りに畏怖を覚えるばかり。ケラさんは良い声してるけど基本賑やかしなので……。
 「おおもうけバカボン」とか「私はみまちゃん」「家族の肖像」「KEEP CHEEP TRICK」の歌詞が凄すぎてまずそっちに目が行ってしまいますが、「パヤパヤ」と「から笑ふ孤島の鬼」のメロディラインはものっすごいし、纏っている雰囲気もチープな音がマジックを起こしてる感じで素晴らしい。


11/28

FREAK SMILE / SPANK HAPPY

「破壊」「トラベルロリータ」「私の場合」「ラブクランクイン」「80年代」「さよならとオルガン(とタイコ)」「SLEEP ME」がよさげ。
 邦楽。ポップ。
 「I LOVE YOUの逆襲」があまりに露悪的でやっぱ菊地成孔イコールSPANK HAPPYだよなあ(SPANK HAPPYイコール菊地成孔ではない)と思ったりしたんですが、他は結構真っ当な90年代ポップです。
 あとはここに入ってるスパンクスのテーマがその後DCPRGであんなに切なく美しい曲になって第二期スパンクスであんなに長くなると思うと面白い。

アルバム初聴メモ 2018年10月編

※個人の主観的感想です。
通しで二回聴いた時点でのメモ書き程度です。

東京の恋人 / 豊田道倫 (10/01)

 「東京の恋人」「35の夜」「グッバイ・メロディー」「長い手紙」「RIVER」がよさげ。
 邦楽。ロック。
 パラダイス・ガラージじゃなくなってからの豊田さんって基本的に直線的でフォーク的な弾き語りというイメージでポップさに欠けるなあという認識なんですが、このアルバムは客演が多くて音色も多くてポップでよいです。

perfect joke / COPTER4016882 (10/02)

 「トリオ ザ コックコート」「DROP OF WATER」「FALL」「swaying flag」がよさげ。
 邦楽。ポップ。
 「トリオ ザ コックコート」のイントロ聴いた瞬間にただごとではないと思ったんですが、基本的にはキュートなポップでした。

Girlfriend / Matthew Sweet (10/02)

 洋楽。あんまり。

LANDSALE / P-MODEL (10/03)

 「地球儀」がよさげ。
 邦楽。テクノポップ

Odessey & Oracle / The Zombies (10/04)

 「Care of Cell 44」「I Want Her She Wants Me」がよさげ。
 洋楽。60年代ロック。

TECHNODERUCK / Oriental Magnetic Yellow (10/07)

 「PURE GUM」がよさげ。
 YMOのパロユニット。
 しかし「PURE GUM」は本当に格好いい。他の曲は原曲のメロディをマイナーチェンジしたものか歌詞パロに重きを置いた楽曲が多いんですが、「PURE GUM」だけは原曲とは別の方向性を追求している曲で、ミニマルで奇妙な原曲とは違う、メロディアスで分かりやすいフックのある楽曲になっている印象。
 他の曲は完コピっぷりが物凄いし特に「HAPPY ONDO」と「FISHING LIGHT IN DARKNESS」は知らない人が聴いたらどっちがどっちか分からないレベルだと思うんですが、でも原曲にはないその曲ならではの魅力というのは(歌詞以外に)あまり感じられず。

HOPKINS CREEK / 直枝政広 (10/09)

 「JUICY LUCY」「LONESOME BLACK BEAR」「テレビ塔のロリータ」「ギターに映る空」がよさげ。
 邦楽。宅録ポップロック
 好きなメロディメイカーっていうのはもうそれこそ沢山居るわけで、NARASAKIさんとかimaiさんとかD.wattさんとか(D.wattさんに関しては氏作曲の曲は聴いたことなくて僕の中ではあくまでアレンジャーではあるけどあの改変っぷりはもはや曲を書き直してるのに等しいと思っている)そこら辺はもう本当に大好きだし、People In The Boxとthe cabsも明確に誰が曲を書いてるかは知らんが純粋にポップミュージックとして素晴らしいメロディを量産しまくってると思うし、もちろん志村さんとか岸田さんとか五十嵐さんとかも確実にメロディーメイカーであるし。あと進行の田中さんとかもそうだよね。で、直枝政広さんも僕の好きなメロディメイカーの一人なわけですが、直枝さんの書くメロディはものっすごい美メロというわけではないけれど、聴いていて次に来てほしいメロディやコードをピッタリ用意してくれているみたいなイメージで、それは展開が予想できるという意味ではなく、ときに斜め上の展開だったりするけども無理矢理さが全くない、曲のあるべき展開、そして聴いていて気持ちいいメロディに沿って作られていると感じられるという意味。

HOPKINS CREEK 10th Anniversary Deluxe Edition [Disc 2] / 直枝政広 (10/09)

 「ひとりとふたり (Demo) / 直枝政広」「墨堤にて / 直枝政広」「あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう / 直枝政広&ブラウンノーズ」がよさげ。
 邦楽。ポップロック
 とにかく「墨堤にて」の一曲が本ッ当に凄まじい。「墨堤夜景」というコンピレーションの存在は知っていたしそのコンピが素晴らしい代物であるということも知っていたけれど、まさかそのコンピに収められたこの楽曲がこんなにも素晴らしいものだとは思いもしなかった。カーネーションにおいてこういったセンチメンタルな熱を前面に出した楽曲はほとんど無いと思うけれど、カーネーションで見せることの無かった、2000年、「すでに内面では河が氾濫していた」という直枝さんの心の叫びをこの曲が一手に引き受けている気がする。

Perspective / P-MODEL (10/09)

 「列車」「Zombi」「うわばみ」「Perspective」「Solid Air」「のこりギリギリ」がよさげ。
 これ本当に82年のアルバムですか? 
「時代を越える」とかいう表現は不適切だと思うんだけど敢えて使ってしまう。テクノデリックやマニアマニエラでさえ多少は時代がかって聴こえるのに、このアルバムからは時代性を全く感じない。あらゆる文脈から隔絶されている音楽。
 特に一曲挙げるならば「のこりギリギリ」、これラップじゃないですか。至るところで「Complication Shakedown」が日本最初のヒップホップだとか、いや「RAP PHENOMENA」が81年に既にあったとか言われてますけど、「外国のムーブメントを輸入した」という趣のその2曲とは明らかに違うステージでの解釈。
 トンチキなギターフレーズなんかは確かにこの時代のニューウェーブに則った音かもしれないけど、異様にバカでかく重たいドラムの音、そして何よりここまで実験的な音であるのにも関わらずポップミュージックの土俵に瀬戸際で踏み留まっているという点がこのアルバムを唯一無二のものにしている。「80年代という時代においてのポップさ」への志向を必要最低限にまでとどめ、しかし自己満足的な実験に終始しているわけではない、というのが巡り巡ってこの2018年においても新鮮に聴こえるのだろうか、と思ったりする。
 ていうか単純に後追いが居ないからでしょうね。そりゃそうだ、こんなん作れんもんな。極限まで実験的でありながら、フックになるフレーズやメロディーなんかはちゃんと用意しておく。この感じだけは賑やかでキャッチーなサビメロに溢れていた「IN A MODEL ROOM」となんだかんだで地続きであるように思います。
 あとはまあ、こうやって難解を極めても聴き手の耳に残るようなフレーズを忘れないあたりが平沢さんが今も一線に残ってる理由だよなあと。
 「Solid Air」80年代の曲でこんなにありえないほど格好いいと思った曲ない。

Potpourri / P-MODEL (10/09)

 「ジャングルベッド II」「differrent≠another」「potpourri(ポプリ)」がよさげ。
 Perspectiveを聴いてしまうとこのアルバムすらまだ結構ポップに聴こえてしまうという。意外とまだまだテクノポップ引き摺ってるんですよね。ドラムも軽いし、初期P-MODELの代名詞的な賑やかなコーラスも入ってたりして元気な音楽。シンセも前に出てますしね。その中において「potpourri(ポプリ)」だけが次アルバムに繋がるかのように重たいドラムを鳴らしてます。
 ていうかとにかく「differrent≠another」がヤバいですね。イントロだけ聴いて「あれ結構普通にポップな曲じゃん」と思わせておいてからのおよそ人間が思いつくフレーズとは思えないトンチキなギターとベースと歌。本当にとんでもない。

弱気なぼくら/ナーヴァス / Oriental Magnetic Yellow (10/10)

 「僕に、胸キュソ(弱気なバカザンス)」「¥楽」「異論反論 I've Got An Objection Myself」がよさげ。
 YMOのパロユニット。
 正直「浮気なぼくら」以降ってあんまりちゃんと聴いてないのでどっちがどっちか普通にわからないという。ていうか言ってしまうと胸キュソの方が馴染みある気がするし
 ともかく「僕に、胸キュソ(弱気なバカザンス)」と「¥楽」は名曲ですね。「¥楽」はほんと、こんな歌詞なのにコード進行がガチで泣かしにかかってるという……。

sweet26 / 豊田道倫 (10/11)

 「sweet26」「世界旅行」がよさげ。
 邦楽。弾き語り。

とぎすまそう / Lantern Parade (10/13)

 3, 8, 10, 11, 12, 20曲目がよさげ。
 邦楽。サンプリングミュージック。
 iTunesに入れた時はビックリしましたね。曲名がないんですもん。

戦場のボーイズ・ライフ (ボーイズ・ライフpt.2:愛はメッセージ) / 小沢健二 (10/13)

 「戦場のボーイズ・ライフ (ボーイズ・ライフpt.2:愛はメッセージ)」「ぼくらが旅に出る理由 (“THE LIFE SHOW” Live)」がよさげ。
 邦楽。ポップ。

鉄曜日の夜→蘭曜日の朝 / 七尾旅人 (10/15)

 「告白ヴォーグ」「ナナオのCollege Life (中卒)」がよさげ。
 邦楽。オルタナフォークポップ?
 「告白ヴォーグ」はほんと名曲として名高いですし実際名曲ですが、「ナナオのCollege Life (中卒)」もなかなか、初期旅人特有のほのかにアシッドフォークみたいな感じがするけど結局ジャンルはなんなのかよくわからん曲で良いです。

ORANGE FICTION / TOMOVSKY (10/15)

 「いとしのワンダ(TOKYOバージョン)」「天国は天国じゃなさそう」「Mr.2050」がよさげ。
 邦楽。宅録ポップ。

my favorite skin / uri gagarn (10/17)

 「Clearance」「Gold」がよさげ。
 邦楽。オルタナとポストロックとハードコア。

パールトロン / パール兄弟 (10/19)

 「世界はゴー・ネクスト」「TRON岬」「ライ・ライ・ライ」がよさげ。
 邦楽。80年代ポップ。
 「世界はゴー・ネクスト」がメチャクチャ良い。いかにも80年代的なポップなんですが、フレーズ一つとっても耳に残るというかキャッチーさとポップさの極みで、本当に細部まで練られたポップスらしいポップスだと思います。

玉姫様 / 戸川純 (10/20)

 「隣りの印度人」がよさげ。
 邦楽。80年代ポップ(?)。

裏玉姫 / 戸川純とヤプーズ (10/20)

 「玉姫様」「踊れない」「ロマンス娘」「パンク蛹化の女」がよさげ。
 邦楽。ライブ盤。
 全体的に「玉姫様」の何倍も生々しく破壊力を伴っている印象。鶏を絞めるかのような歌唱が本当に強烈、なんでこんな声が出せるんだ。特に「パンク蛹化の女」のもはやメロディなんて完全にかなぐり捨ててがなり立て叫ぶ姿はあまりにも壮絶。
 「玉姫様」は細野さん作曲ということだけど、不穏なメロ部分からCメロで転調するのが細野さんっぽい。そしてこれを聴いていると歌っている本人でさえ「神秘」と言う女性というものが本当に男とは根本的に違う、神秘的なものだという思いを抱く。謎だ……

マイナスの世代による瞬間のドキュメント / blgtz (10/20)

 「瞬間のドキュメント」「Stella」「コントロール」がよさげ。
 邦楽。オルタナロック。
 「瞬間のドキュメント」があまりにかっこいい。初めて聴いた瞬間に「これはただごとじゃない」と思って一曲じっくり聴いた曲って他にない気がしますね。

Spaceland Presents: at the Echo October 6th, 2006 / Asobi Seksu (10/22)

 「Pink Cloud Tracing Paper」「Red Sea」がよさげ。
 洋楽。シューゲ入ったギターポップ

鈍行ブックモービル / fishing with john (10/24)

 「汀のリップシング」「虹」「12月のスマイル」がよさげ。
 邦楽。フォークトロニカ。
 「虹」は電気グルーヴの「虹」です。

かなしばり / はにわちゃん (10/25)

 「かなしばり」「たたみホッペタ」「体育祭」がよさげ。
 邦楽。80年代ポップ?
 すげえよこれ……だってこれ、やってることがゼロ年代サブカルじゃないですか。いや、80年代からサブカルというものは何も変わっていないのかもしれない……

Skylarking / XTC (10/26)

 「That's Really Super, Supergirl」「Dying」がよさげ。
 洋楽。ポップ。

/ uri gagarn (10/27)

「Tower」「Maron」がよさげ。
 邦楽。オルタナとポストロックとハードコア。
 いくつかの収録曲は既に「no.1 oracle (+ bonus tracks)」で聴いてたんですが、正直「3minute Sweety」とかは「no.1 oracle (+ bonus tracks)」収録版の方が好きです。やっぱ最初に聴いたものが一番になっちゃうよね……。この「3minute Sweety」という曲はアホほど名曲なのでみなさん聴いた方がいいですね。
 しかし「Maron」という曲はこのアルバムでしか聴けないんですが、ドチャクソ名曲ですね。「3minute Sweety」の感じが好きなら絶対名曲だと感じられるはず。12分にも渡ってひたすら優しく物悲しいメロディが垂れ流され続ける曲。特にラスト2分、グランジ的に歪みきったギターが掻き鳴らすソロは本当に、本当にエモい。

ANOTHER GAME / P-MODEL (10/30)

 「フ・ル・ヘッ・ヘッ・ヘッ」がよさげ。
 邦楽。謎。
 Perspectiveよりはポップですけど、やっぱりなんだかよくわからない謎のアルバム。ていうかPerspectiveはとにかく異様な音に異様な歌詞でしたけど、何をやってるのかは分かったのに対して、こっちは催眠音声から始まって謎の言語を連呼する曲とかが挟まってα波を誘発させるクリック音で終わるっていう何をやってるんだかよくわからないアルバムなのでこっちの方がタチ悪い気がするな。

アルバム初聴メモ 2018年9月編

※個人の主観的感想です。
※通しで二回聴いた時点でのメモ書き程度です。


09/04

Night on the Galactic Voyage / 朝焼けにて群青

 「not found. not found.」「あの雲のこちら側」「銀河空船の夜」がよさげ。
 東方アレンジ。ロック。


09/05

ROADSIDE PROPHET / GRAPEVINE

 「レアリスム婦人」がよさげ。
 邦楽。ロック。


09/07

mooncalves / Retractable

 「ミライト」「mooncalf」「雨恋」「ただいま」がよさげ。
 東方アレンジ。チップチューン+ポップ。
 とにかく「mooncalf」がめちゃくちゃに良いですね。チープな音のギターが絡み合って優しく物悲しいメロディを奏でてる感じがほんと切ない……。「mooncalf」からの3曲はどれも切なさ乱れ打ちでよいです。「ただいま」のドリルンベースドシャメシャな感じに郷愁的なメロディが乗っかってる感じも最高。
 あとはかの名盤GREAT Re:SET収録「Re:脈絡の無い日」のリメイク元である「脈絡の無い日」も収録されてるんですがさすがにそれは「Re:脈絡の無い日」の方が格好いいですね。ていうかこっちは基本四拍子でたまに変拍子入るくらいなのにRe:版の変拍子の嵐感といったら……。


09/08

夢の底 / 群青リボン

 「festa」「ハロームジカ」がよさげ。
 東方ボーカルアレンジ。オルタナロック。


09/12

幻想輪廻 / Girl's short hair

 「迷い家へようこそ」がよさげ。
 東方ボーカルアレンジ。ロック。


09/13

stereophonic voyager / flap+frog

 「スイム・イン・ペーパ」がよさげ。
 東方アレンジ。ジャズ+エレクトロニカ

アルバム初聴メモ 2018年8月編

※個人の主観的感想です。
※通しで二回聴いた時点でのメモ書き程度です。


08/14

うわさの人類 / ヒカシュー

 「体温」「予期せぬ結合」「アウトキャスト」がよさげ。
 邦楽。ニューウェーブ


08/17

オチャメカン / Serani Poji

 「地球人のカラダ」「ボンバーミンミ」「さよならいちごちゃん」がよさげ。
 邦楽。ポップ。前作「one-room survival」よりもっとJ-POP的で派手。


08/18

PINKIE'S ROCK SHOW / Hermann H. & The Pacemakers

 「ゲット・ダウン」「アクション」「RIGHT SOLUTION」「サマーブレイカー」がよさげ。
 邦楽。若干うらぶれ気味のロック。


08/23

NEUROMANTIC / 高橋幸宏

 「Drip Dry Eyes/ドリップ・ドライ・アイズ」がよさげ。
 邦楽。ニューウェーブ


08/28

世界一美しい世界一美しい世界 / BURNOUT SYNDROMES

 「i am a HERO」がよさげ。
 邦楽。ギターロック。
 ボーカルの声がSound Scheduleの人とバズマザーズの人を足して二で割ったような声だなと聴いてて思った。


08/31

metaphorical music / Nujabes

 「Lady Brown (feat. Cise Starr from CYNE)」「Letter from Yokosuka」「Peaceland」がよさげ。
 邦楽。ヒップホップ。

アルバム初聴メモ 2018年7月編

※個人の主観的感想です。
※通しで二回聴いた時点でのメモ書き程度です。


07/01

不眠画報 / ごりら公園

 「Silver」「Ultra」「絶対安全火遊」「Goo」「20」「誘我灯」「不眠画報」がよさげ。
 「Silver」サビの転調がよすぎ「Ultra」ループのサンプリングが若干米津さんっぽいファンクな曲「絶対安全火遊」Ultraからの流れがめちゃくちゃ良いこれもファンクな曲、サビが超いい「Goo」絶対安全火遊からの流れがいい、これもちょっと初期米津さんっぽいちょっと奇妙な曲「20」名曲では?曲展開といいコーラスワークといいメロディといい言葉の載せ方といい完璧、とにかくサビの破壊力がヤバい「誘我灯」サビの小気味いい感じが好き「不眠画報」イントロが泣ける……
 東方ボーカルアレンジ。オルタナロック。
 メチャクチャ良いですね。前作フル(「甘党」)までとちょっと違う作風で、全体的に若干初期米津玄師っぽいダウナー感と奇妙なポップさを感じるアルバム。特に横ノリのリズム、ファンクな感じが入ってきてるのが印象的で、こういうのって東方アレンジ、特にバンド系だとかなり貴重では?
 今作はあとコーラスも効果的に使われてますね。とにかく全体として曲展開もメロディも隙が無く、アレンジも非常に込み入っていて、かなりの力の入りようを感じさせます。
 メロウでダウナーな雰囲気のアルバムなのでまさに眠れない夜に聴きたい感じになってますね。


07/06

THE SERVILE 醜奴兒 / 草東沒有派對

 「爛泥 WIMPISH」「大風吹SIMON SAYS」「等 AWAIT」がよさげ。かっこいい。
 オルタナロック+ファンク。かっこいい。


07/11

サマタイム×サマタイム / 或るミイ

 「木星のマリ」「ひとしこのみ」がよさげ。メロディが良い。
 ポップなロック。


07/18

騒やかな幻想 / TV SHOP ON THE SECOND FLOOR

 「KEINE VS UNDERCOVER」「吸血少女」がよさげ。
 東方アレンジ。NUMBER GIRLをオマージュしたアレンジを集めたコンピ。
 正直完成度的にはアレですが、いいんです。こういうのがあるという事実が大事なんです。ただ「SUPER MAGIC」の間奏は語り入れてほしかったよ……。


07/19

ノスタルジック幻想状態 / 鉄腕トカゲ探知機

 「春一番」「正体不明」がよさげ。かっこいいロック。
 東方ボーカルアレンジ。ロック。


07/24

身辺整理 / さつき が てんこもり

 「かがくのちからってすげー!」「うさぎのかぞえうた」がよさげ。
 ボカロ。テクノ。


07/26

through the telescope. / liquid lime-light

 「shinkai_rendezvous」「through the telescope」がよさげ。
 東方アレンジ。お洒落めなロック。


07/31

溜息の断面図 / ハルカトミユキ

 「種を蒔く人」がよさげ。
 EDM+ロック?
 ハルカトミユキって1stフルの「マネキン」「シアノタイプ」とか、「ヨーグルト・ホリック」とかメチャクチャ好きなんですが、なんで他の曲は微妙なんだろう……。特に「LOVELESS/ARTLESS」でケバい打ち込みが入ってきたあたりから全然良くない……。で、よく考えると「マネキン」「シアノタイプ」「ヨーグルト・ホリック」って全部安原兵衛が関わってる曲なんですよね。結局はアレンジャーの好みの問題なのか……。
 安原兵衛さんはプロデューサー(作曲編曲もする)なんですがすげえ好きで、初期七尾旅人の音楽性って半分くらいこの人の功績なんじゃないかと思ってるんですが(この人が関わってたのが「蜂雀」までで、見事にそれから良くない)、とにかく混沌としたアレンジをしかしポップに聴かせるのがメチャクチャ上手い人で、ハルカトミユキでも「マネキン」とかでその力量を発揮していたと思います。調べたら今はゆるめるモ!やってるんだな……聴くしかないか……