All you need is black earphone (?)

あたまのわるい音楽ブログ

アルバム初聴メモ 2019年10月編

※個人の主観的感想です。
※通しで二回聴いた時点でのメモ書き程度です。


10/01

エスカパレード / Official髭男dism

 邦楽。2018年。
「115万キロのフィルム」「ノーダウト」「ESCAPADE」「LADY」がよさげ。
「115万キロのフィルム」アルバム一曲目にこういうスケールのでかい曲があるアルバム好きです。跳ねたリズムの曲。サビメロがキャッチー過ぎる。
「ノーダウト」これ目当てで聴きました。流行るのも分かるレベルでフックありまくりの曲。特にサビ後半のメロディはすごい。
「ESCAPADE」若干古臭い感じのあるディスコっぽい曲。
「LADY」バラードっぽいAメロBメロからサビで16ビートになる切り替わりが好き。
 ノーダウトがよさげだったので聴いてみました。名前から勝手に最近よくある音数多い軽薄な感じかなあと思ってたんですけど全体的にミスチルとかそういう90年代から連綿と続く正統派J-POPって感じがして予想以上に良かったです。
 ほんとにドストレートなJ-POPなんですよね。ノーダウトとかのメロディ・展開の詰め込み方は今っぽい感じするけど、特にESCAPADEとか発明家とか、10年前でも普通にありそうで、J-POPって変わってねえなあと思わされる。


10/05

dressing / LUCKY TAPES

 邦楽。2018年。
 ピンと来なかった……。

長月 神無月 / 矢野顕子

 邦楽。ライブ盤。1976年。
「あわて床屋」「絹街道」「津軽ツアー」がよさげ。
「あわて床屋」スピード感が好き。
「絹街道」陽気だけどどこか物悲しいメロディ。細野晴臣さんのカバーで原曲未聴だったんですけど良いですね。細野さんも掘っていきたい。
津軽ツアー」矢野さんの声のパワーがすごい。
 矢野顕子さんの2ndにしてライブアルバム。2ndでライブアルバムってナンバガみたいですね(こんな表現して大丈夫か)。
 2ndでライブ出すだけあってほんとにこの時点で既に実力も個性も確立されてるというか、未完成感はあれど拙さは一切感じられず、ひたすら自由で楽しげで非凡な演奏が続くアルバム。


10/09

Group2 / Group2

 邦楽。2018年。
「Echoes」「Abduction」「プール」「PEAK TIME feat. maco marets」がよさげ。
「Echoes」ノリが気持ちいい。途中轟音が入ってくるのも好き。
「Abduction」メロディが好き。疾走感に90年代シューゲイザーみを感じる。
「プール」すごい好き。揺らぎを感じさせる空間的なギターサウンドとまさにシューゲイザー的な浮遊感のあるボーカルにメロディ。サビで倍テンになるのも最高ですね。
「PEAK TIME feat. maco marets」アルバムの中では割と爽やかめに開けた曲。無気力なラップも気持ちいい。空間の作り方というか、リバーブのかかり方に微っっっ妙にvaporwaveの流れを感じますね。
 TSUTAYAのコピーを見て借りたシリーズ。靴見るシティサイケバンドらしいです。まさにシューゲイザー+シティポップ+サイケって感じ。割と好みな音楽性。
 印象的なのはそのサイケ感に僅かばかりのvaporwaveを感じるところで、なるほど今の時代でサイケって言うと往々にしてvaporwave成分を含んでるのかとか。

ar / 吉田ヨウヘイgroup

 邦楽。2017年。
「フォーチュン」「分からなくなる前に」がよさげ。
「フォーチュン」いろんなトラックが有機的に絡んでる感じ。
「分からなくなる前に」コーラスが好き。
 4th。なんかどんどん掴みどころが無くなってる感じ。というかこのバンドって一作ごとにほとんど変わらないようでよく聴くと結構変わってってるな……。メンバーチェンジが影響してるのかもしれませんが、全体的に音の隙間が増えた感じ。ポップさも減退。
 しかし既に吉田ヨウヘイさん以外の全員が脱退してるということで、このコーラスとか管楽器とかギターが失われたのは惜しいなーと……。


10/12

Miracle Milk / Mili

 邦楽。2016年。
「RTRT」「world.execute(me);」「Sl0t」「Colorful」がよさげ。
「RTRT」名前だけ知ってて今までスルーしててごめんなさいでした。こういうのメチャクチャ好きです。中国訛りの英詞が聴いててめちゃくちゃ聴いてて気持ちいい。絶えず上下しては緊張感を持続させるシーケンスも微妙にチャイナなメロディラインもすごい好き。あとアルバムでの流れが最高です。
「world.execute(me);」これは前から好きだったシリーズ。というか結局こういう四つ打ちが好きなんですよね……。この曲もめちゃくちゃ格好良いし聴いてて気持ちいい。
「Sl0t」ハイテンポと思いきや重たいテンポの曲。重たさとシリアスさが好きです。終盤若干アリプロっぽいですが。
「Colorful」アルバムの締めに相応しい(この後に甘き死よ、来たれのカバーあるけど)可愛らしくて美しいメロディの曲。こういう曲、まだ音数と展開マシマシじゃなかった頃のボカロ思い出して無限に切なくなってしまう。
 Deemoでおなじみの音楽グループのアルバム(やったことない)。world.execute(me);目当てで聴いたんですけどRTRTがよすぎた。
 あとRTRTは曲も良いんですけどアルバムの流れもすごく良いですね。Red Dahliaで厳かに幕を開けてGa1ahad and Scientific Witcheryでブースト掛けて満を持してのRTRTで。これはアルバムで聴かないと良さ分からなかったと思います。
 流れが似てるってだけなんですけどCymbalsのsineも同じような流れですね。こういうテンションの上げ方してくれるアルバム大好き。

ALL THE LIGHT / GRAPEVINE

 邦楽。2019年。
「Alright」「雪解け」「すべてのありふれた光」がよさげ。
「Alright」ホーン入ったポップで格好良いロック。このストレートにやさぐれてて格好良い感じは久々に自分の中でヒットでした。
「雪解け」亀井さんらしいしっとりとして流麗なメロディの曲。歌が終わった後、轟音が消えてギターリフが入ってくるところが視界が開ける感があってとても好きです。
「すべてのありふれた光」バインの曲ではすごい久々に聴いた気がする、Bメロで一旦落としてサビで高らかに歌い上げる、ストレートな美メロ+AメロBメロサビにしっかりした起伏がある曲。こういう曲がかつて10年前まではバインの十八番と言われてたんだよなあと思うと隔世の感がありますが。
 前作ROADSIDE PROPHETは個人的にとっつきづらい感じで入り込めなかったんですが、このアルバムは久々に初期~中期バインあたりのポップさが戻ってきたような印象。

ソングライン / くるり

 邦楽。2018年。
「その線は水平線」「風は野を越え」「忘れないように (Album mix)」「どれくらいの」がよさげ。
「その線は水平線」散々言われてますが、良すぎ。濁ったギターの音とか良すぎ。楽曲的にも滅茶苦茶良くて、久々にすごいぞくるりって感じですね。マジで久々に凄味を感じた。アレンジに苦労したというのも頷ける話で、一聴すると無骨でストレートなロックに見えてエレピやオルガンやら、様々な楽器が幾重にも折り重なっていて尋常ではない作り込み。その音一つ一つやコーラスの重ね方、歌メロを引き継ぐギターソロに至るまで完璧な音配置、そして完璧なオルタナっぷりで凄まじく格好良い。
「風は野を越え」アンテナの頃を思わせる重たいテンポのオルタナロック。くるりのこういう曲はマジで外れがないです。
「忘れないように (Album mix)」これは最近っぽい、跳ねるリズムでポップな曲。でもメロディや展開のキャッチーさが一抜けてる。そしてまさにくるりって感じのコーラスワークが素晴らしい。
「どれくらいの」若干フォークっぽいメロディのゆったりした曲。この曲は約2分続くアウトロのためにあると言っても過言じゃない。
 発売から1年くらいしてやっと聴いたんですが、聴いてなくてごめんなさいでした。歌モノで纏まってるアルバムだと聴いてたんですが、最近のくるりはリバグラとかロックンロール・ハネムーンとかが好きでいわゆる最近のくるりのスタンダードである穏やかーな感じの楽曲はあまり好きではなかったので何となく遠ざけてしまってました。
 とにかくその線は水平線が凄まじい名曲なんですが、その他も良い曲が粒揃いでそういえばこの人らばらの花やHOW TO GOを作った人たちだったと久々に思い出しました。歌モノオンリーでアルバム出そうと思ってくれて本当にありがとう。


10/14

音楽図鑑 -2015 Edition- / 坂本龍一

 邦楽。1984年/2015年再発。
「TIBETAN DANCE」「SELF POTRAIT」「羽の林で」「青ペンキの中の僕の涙」がよさげ。
「TIBETAN DANCE」まさに坂本さんって感じのオリエンタルなメロディの曲。透明感のある音が気持ちいい。そして何気に入ってるアコギがフレーズも音色も良すぎ。
「SELF POTRAIT」綺麗なメロディ、でもどことなく不穏。この曲もギター良いですね。
「羽の林で」ストレートな美メロって感じではないけど神秘的ですごく好きな感じのメロディ。歌メロに若干BEHIND THE MASKを感じる。
「青ペンキの中の僕の涙」すごい郷愁を感じるメロディ。何気に結構ハードなリズムも好きです。
 聴こう聴こうと思いつつバージョン多すぎで何聴けばいいのかわからんかったシリーズ。やっぱ名盤と名高いだけあって一曲一曲の完成度が尋常じゃないですね。

未来 / NONA REEVES

 邦楽。2019年。
「未来」「ガリレオ・ガール」「今夜はローリング・ストーン feat. RHYMESTER」「遠い昔のラヴ・アフェア」がよさげ。
「未来」まずイントロがよすぎ。ちょくちょくこの叩きつけるようなセクションが挟まるのがかっこいいですね。サビメロも好きです。
ガリレオ・ガール」ノーナの十八番とも言うべきお洒落でグルーヴィーなポップ。サビ自体が凄まじくキャッチーなんですけど、サビ後半の転がり落ちるようなメロディがめちゃくちゃ良いですね。
「今夜はローリング・ストーン feat. RHYMESTER」やっぱりLOVE ALIVEを思い出すRHYMESTERとのコラボ曲。ユーモアと余裕がある感じでいい感じのパーティー感。ラストがパーティは何処に?だったり。
「遠い昔のラヴ・アフェア」ノーナのラストにはハズレ無しという定説がありますが(僕の中で)、今作のラストもとても良いです。安定感のあるバンドサウンドに切なげなメロディ。

仏陀L / 筋肉少女帯

 邦楽。1988年/2009年再発。
「モーレツ ア太郎」「釈迦」「オレンヂ・エビス」「サンフランシスコ」がよさげ。
「モーレツ ア太郎」この曲から始まるって時点でもう最高。三柴さんのピアノが震えるほど格好良い。やっぱ初期筋少は三柴さんのピアノあってこそ。実際ネタなのかもしれないですけど、この曲の歌詞ほんと好きなんですよねぇ。死んだら神様か?
「釈迦」そして間髪入れずにこの曲に入る流れも最高。元々この曲の魅力が分かってなかったんですけどこの流れで聴くことで良さが分かりました。暴力的なサウンドとどっからその声出してんだって感じのボーカルに乗って疾走する狂気。
「オレンヂ・エビス」めちゃくちゃかっこいい。インディーズ版はあんなんなのに……。いやインディーズ版も好きだけど……。この曲も歌詞がすごく好きです。ほらあんたのアイデンティティーは? ほらあんたのロックンロールは?
「サンフランシスコ」名曲。なんでこんな悲壮感あって狂気を含んでて格好良いメロディが書けるんだ。そしてこの曲も歌詞が好きです。脳髄は物を思うには在らず。
 筋少の1st。収録曲は他でほとんど聴いたことあったもののアルバムの音源自体は初聴。
 いやもうめっちゃ好きですね。サーカス団パノラマ島へ帰るみたいな演出力もレティクル座妄想みたいなメタ視点も未だ備わっておらず、ただただ自己完結的に屈折していて狂気的な空気が満ち満ちていて最高。ただ「孤島の鬼」だけはインディーズ版が至高だと思う。


10/18

SOLEIL is Alright / SOLEIL

 邦楽。2018年。
「卒業するのは少しさみしい」「Hong Kong Chang」がよさげ。
「卒業するのは少しさみしい」メロディがめちゃくちゃいい。で作曲誰かと思ったら澤部渡さんでした。
「Hong Kong Chang」中華でかわいい感じの曲。歌詞がコミカル。
 10代のボーカリストヒックスヴィルの人(既に脱退)とles 5-4-3-2-1の人とでやってるバンド。全曲60年代前半っぽいアレンジのロックで全部モノラル録音。この時代に全編モノラルって正気の沙汰じゃないですね。クラムボンですらステレオと合わせて出したのに。
 マイクロスターの人とか高浪慶太郎さんが参加してて作曲陣が豪華。


10/19

ごはんができたよ / 矢野顕子

 邦楽。1980年/2015年再発。
「ひとつだけ」「ぼん ぼん ぼん」「COLOURED WATER」「在広東少年」「げんこつやまのおにぎりさま」「ごはんができたよ」がよさげ。
「ひとつだけ」徹頭徹尾感動的な名曲だと思います。
「ぼん ぼん ぼん」メロディが好き。かっこいい。
「COLOURED WATER」終盤でバンドサウンドが入ってくるのが好き。
「在広東少年」増殖以前のYMOを感じる曲(実際参加してる)。この曲、今でも通用する格好良さと時代を感じるダサさが同居してて聴いてて妙な気持ちになるんですよね……。サビメロ(そもそもあれはサビなのか)とかすごく開放感あってキャッチーなのに、一回きりで止めてすぐにいかにも80年代的なキメに繋げてしまうところとか時代って感じ。あとBメロのABSOLUTE EGO DANCEっぽさとか。
「げんこつやまのおにぎりさま」メロディが好き。ニューウェーブな演奏も格好良いです。童謡のカバーなんですけどもはや同じなのは歌詞だけ。
「ごはんができたよ」メロディと歌詞が好き。久々に音楽聴いてて泣きそうになりました。
 YMOとの関係が始まってから最初のオリジナルアルバム。後でこのアルバムの前作であるト・キ・メ・キを聴きましたが立ってるステージが全然違う。
 74分という長尺に錚々たるアンセムが並んでる様は圧巻という他ない。

未来派野郎 / 坂本龍一

 邦楽。1986年/1993年再発。
「黄土高原」「Ballet Mécanique」がよさげ。
「黄土高原」メロディが綺麗で好き。
「Ballet Mécanique」サンプリングのリズムは心地良いしギターはかっこいいしメロディは泣けるし矢野顕子さんによる歌詞は美しいしで完璧。
 音楽図鑑よりこっちの方が音に時代を感じるのは何故だ……。80年代って感じの音。っていうのは多分93年に出たCDだからだと思う。ていうかこれ93年から一度もリマスターされてないのか……。G.T.II°とか今の音で聴いたら絶対もっとかっこいいと思えるはずなのでリマスターを求めたい。


10/22

Smart Citizen / 吉田ヨウヘイgroup

 邦楽。2014年。
「ブールヴァード」「12番ホーム」「ドレスはオレンジ」がよさげ。
「ブールヴァード」代表曲らしいですね。確かに管楽器といいトリッキーなギターワークといいコーラスといいTHE吉田ヨウヘイgroupって感じの音。
「12番ホーム」金属質で重たいリズム。こういうの大好き。
「ドレスはオレンジ」このグループには珍しいせわしく詰め込まれた感じの曲。


10/26

.CALLC. / 古川本舗

 邦楽。ライブ盤。2015年。
「ライフタイムサウンドトラック」「KAMAKURA」「クロエ」「ベイクドパンケイクス」「アン=サリヴァンの休日」「グレゴリオ」「情熱と残響」がよさげ。
「ライフタイムサウンドトラック」音源はお洒落なロックって感じですがこのテンションの高さは流石ライブ。
KAMAKURA」Bメロがよすぎ。
「クロエ」SKIRT(シングル)に入ってるらしい曲。未聴だった……。古川さんらしいしっとりとしたメロディが好きです。
「ベイクドパンケイクス」名曲。なのでライブも名演です。それから僕らは小さなパンを焼く。
「アン=サリヴァンの休日」(アコースティック編成での)ラストライブの最後にこれは相応しいのか否か、祝祭感溢れるポップなアンセム。纏っている空気感が本当に楽しげで綺麗で泣ける。
グレゴリオ」初めて歌詞をちゃんと読んだんですけど、この曲ってすごい良い曲だったんですね。
「情熱と残響」この曲はアルバム版のアレンジがあまり好きじゃなかったんですけど、アコギ弾き語りで聴くとすごい良メロだった。
 古川本舗のアコースティック編成でのラストライブを収録したアルバム。
 ぶっちゃけガールフレンド・フロム・キョウトをあんまり聴いてなくて、このアルバムで聴いて初めて良さを理解した曲が幾つかありました。というか古川本舗は大好きな曲とそうでない曲の差が大き過ぎる。
 そういうわけで古川本舗はなかなかに思い入れのあるアーティストでして、そんなアーティストのラストライブなわけですけど、聴くとやっぱ終わっちゃったんだよなあという気持ちになりますね。
 感傷的というよりも、昔無茶苦茶聴いてたmugsとかドアーズとかストーリーライターとかアン=サリヴァンの休日とかベイクドパンケイクスとかバンドワゴンとかがもはや現在進行系ではない終わった過去であるということをまざまざと思い知らされて恐ろしくなる。だから終わったバンドの曲聴くのってよくないんですよね。古川さん結局もう音源出してないし……。


10/29

いろはにこんぺいとう / 矢野顕子

 邦楽。1977年/2011年再発。
「いろはにこんぺいとう」「待ちくたびれて」「昨日はもう」「家路」「やませ(東風)」がよさげ。
「いろはにこんぺいとう」童謡っぽいメロディに溜めを繰り返すリズムがかっこいい曲。
「待ちくたびれて」サビ?後の哀愁溢れるメロディがすごい好き。
「昨日はもう」ノスタルジックなメロディが好き。チープな音色も郷愁を唆る。
「家路」これもノスタルジックなメロディ。ていうか70年代なんで懐かしさを感じるのは当たり前かもですが。
「やませ(東風)」メロディが美しいバラード。

ト・キ・メ・キ / 矢野顕子

 邦楽。1978年/2011年再発。
「ト・キ・メ・キ」がよさげ。
「ト・キ・メ・キ」ベースが格好良すぎ。それに尽きる。ラストのコーラスの盛り上がりも高揚感あって最高です。