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あたまのわるい音楽ブログ

NUMBER GIRL "逆噴射バンド" 2019/12/14

NUMBER GIRL
"逆噴射バンド"
12月14日(土) 豊洲PIT

01. 鉄風 鋭くなって
02. タッチ
03. ZEGEN VS UNDERCOVER
04. EIGHT BEATER
05. IGGY POP FANCLUB
06. 裸足の季節
07. 透明少女
08. YOUNG GIRL SEVENTEEN SEXUALLY KNOWING
09. NUM-AMI-DABUTZ
10. SENTIMENTAL GIRL'S VIOLENT JOKE
11. DESTRUCTION BABY
12. MANGA SICK
13. SASU-YOU
14. 喂?
15. U-REI
16. TATOOあり
17. 水色革命
18. 日常に生きる少女
19. 転校生
20. OMOIDE IN MY HEAD
21. I don't know
en1. 桜のダンス
en2. KU~KI
en3. 透明少女

 観てきました。

 まさかNUMBER GIRLが生で観れるなんて、この世も捨てたもんじゃないですね。本当に生きてて良かったです。
 ナンバガは本当にロックバンドというものの理想形だと思っているというか、後追いだからかもしれないですが伝説視してたところがあるので。

 鉄風 鋭くなってから始まったわけですけど、鉄風、タッチ、ZEGEN、EIGHT BEATERの頭4曲はもう本当に目の前で起こってるこれは現実なのかってくらいの気持ちで、目の前であの4人が一緒になって聴き手を殺す勢いであの名曲群を鳴らしてるというだけで倒れそうになる勢いでした。
 しかも演奏、全然変わってないし。MCも曲間も音も、え? 今2002年? ってくらい、映像で観てきたナンバガと同じで。

 2019年のナンバガを観ているという気持ちになったのはIGGY POP FANCLUBを聴いてからでした。
 音源より大分しわがれた向井さんの声と、20年以上前に書かれた当時のままの歌詞が重なって、流れた年月を否応にも感じました。まさか「あの曲を今聴いてる」の一文がこれほどに重い意味を持つことになるとは。年月が深まるほどに意味が変わる曲。やっぱ特別な曲だなと思いました。

 それから立て続けにSCHOOL GIRL DISTORTIONAL ADDICTからの曲が続いて。透明少女はやっぱり永遠のアンセムだと思います。
 そんで向井さんの「今週のチャレンジャーは…NUM-AMI-DABUTZだ!」てな意味分からんMCに続いてNUM-AMI-DABUTZが始まったんですけどほとんどキメで構成されてるこの曲を生で聴くのは楽しすぎた。音源でもそうだけどやりたい放題の終盤から一気に全楽器揃うラストが本当に好き。
 SENTIMENTAL GIRL'S VIOLENT JOKEも良い曲なんで生で聴けて本当に嬉しかった。ジャキジャキした向井さんのカッティングがかっこよすぎた。
 DESTRUCTION BABYはライブ映えするだろうなーとは思ってたんですけど予想以上に観てて気持ちいい曲でしたね。

 で、配信で見た野音で若干怪しかったMANGA SICKなんですが、野音より全然揃っていた印象。ドラムがシンプルになってた気がするけどどうなんだろう。向井さんがたまにブラッシング入れてたりしてたので、アレンジも昔のままじゃなくて変化してるんだなぁと嬉しくなりました。
 SASU-YOUもかっこよすぎ。喂?は地味にかなり好きな曲だったんでやってくれてありがとうという感じ。気楽でポップな感じが好きなんですよね。生で観ても楽しかったです。

 そしてU-REI、めっちゃくちゃ良かったです。曲初めのギターインプロが長く取られてたり、ひさ子さんが効果音的に入れる一瞬のフレーズがかっこよすぎたり。痙攣したリズムもZAZEN仕込みでよりパワーアップしてた印象。
 あのベロンベロンになってる感じと夕暮れの感傷を同居させる空気感、全然色褪せてなくて圧倒されました。
 そんな流れからのTATOOありなのでもう本当に言えることは何一つ無いですね。向井さんは「あの時のままは期待しないで欲しい」とか言ってたけど、あのヒリついた緊張感、どこが丸くなってるんだという感じでした(あくまで新参者からの意見として)。
 ひさ子さんのあの凶悪で残酷なソロがまさか生で聴ける日が来るとは。

 その2曲からの水色革命。この曲本当にギターポップの魅力が詰まってると思うんですよね。
 観てて一番楽しかったのは何気にこの曲かもしれないです。サビ終わりのあのキメ大好き。

 そして日常に生きる少女。この曲が始まるといよいよ終盤って感じがする。
 冒頭のノイズ、強烈過ぎて呆然としてしまった。前半の疾走感も後半の叙情感も生で聴けて本当に感無量。
 後半に入る部分でドラムに合わせて「ア・ヒ・ト・イ・ナ・ザ・ワ」って向井さんが言ってるのを見て、ここまでに至るのにどれだけの紆余曲折があったのだろうと思うともうそれだけで胸が一杯になってしまう。
 そっから転校生。これも生で聴きたい曲の一つだったので聴けてよかった。この歌詞と音はあまりにも鮮やか。

 この時点でそろそろかと思ってたんですが、「福岡市博多区から参りました、ナンバーガールです」のMCからOMOIDE IN MY HEADに。観客のボルテージの上がりようが半端無かった。
 生で観るオモイデインマイヘッはあまりにも圧倒的過ぎて、飲まれました。
「ポケットに手を突っ込んでセンチメンタル通りを練り歩く17歳の俺が居た」のフレーズでその頃思い出して泣きそうになってしまった。
 そっからI don't knowやるのは反則ですよね。反則だと思います。
 I don't knowでやり切って、一旦撤収。

 アンコール一発目は桜のダンスでした。もちろんやってくれてありがとうという気持ちはありつつ、アンコールっぽい曲ではないので本編に入れてほしかったという気持ちもあり。
 あと、DESTRUCTION BABYもこれもダブ版のアレンジが最高なんで、いつか生で聴きたい。
 再結成特需がある内は初めて生で観る人も多いと思うので(自分含めて)、基本的に元バージョンで演奏されるとは思うけど。
 それにしてもこの曲の歌詞はイカれてて最高ですね。「交差点で俺はいまいちだった」とか、分かる、分かるんだけどその言葉をそのリズムで載せるかっていう。

 そして「半・分・空・気」のカウントから入って、まさかのKU~KI。
 すみません、白状するとこの曲は全くノーマークでした。カウントから推測して「もしかしてこの曲KU~KIか……!?」ってなったくらい。
 しかもメッチャ良い曲だった……。僕はレアトラック集の何を聴いてたんだ(喂?とTOKYO FREEZEばっかり聴いてた)……。終盤のセンチメンタルさがあまりにも美しい。
 レアトラック集に入ってる演奏よりも格段に強靭になっていて、格段に感傷的でした。この終盤を生で聴けただけでも良かったなぁと思う。

 そんでここまでTRAMPOLINE GIRLやってないんだから絶対締めにやるだろうなーと思ってたんですが、「福岡市博多区からやって参りましたナンバーガールです」のMCに続いて始まったのは、透明少女 (2回目)でした。
 いや名曲だけど2回もやんの!? 赤いキセツ何回来るんだよ!?
 勿論何万回聴こうとも色褪せないアンセムなのでこちらも最高でしたが。
 野音でもオモイデ2回やってたし、なんだろう、そういうものなんですかね。
 というわけでもう1回透明少女演って完全撤収でした。

 勿論他にも生で聴きたい曲は沢山ありました。TRAMPOLINE GIRLを筆頭に、URBAN GUITAR SAYONARA、SAPPUKEI、INUZINI、性的少女、FIGHT FIGHTなどなど聴きたい曲を挙げればキリが無い。TUESDAY GIRL生で聴けたら死んでもいいです。TOKYO FREEZEとZAZENBEATS KEMONOSTYLEは聴きたい気持ちとやらないだろうなという気持ちと聴きたくない気持ちが混在している。
 こうして単発じゃなくて継続的にライブを演ってくれるようになって、「まだまだ聴きたい曲がある」って思えることって本当に幸せなことですよね。
 陳腐ですけどありがとう、それしか言葉が見つからない……。