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あたまのわるい音楽ブログ

2019年聴いた音楽まとめ

 今年一年(12月除く)で聴いたアルバムのまとめです。特に好きな曲を3つ挙げていきます。

 アルバム名の横についてるマークはそれぞれ
☆☆☆:アルバムで好き
☆☆:数曲好きな曲がある
☆:ふつう
→:概ね初聴時と好きな曲が変わらない
↑:好きな曲が増えた
 です。

今年聴いたアルバムから10枚選ぶなら

(聴いた順)

01. POLY LIFE MULTI SOUL / cero (2018)
02. エイリアン☆ポップ II / Snail's House (2019)
03. ほぞ / Climb The Mind (2010)
04. ALICE -SONGS OF THE ANONYMOUS NOISE- / V.A. (2017)
05. May and December / GREAT3 (2001)
06. 絶望的協奏曲 / 東方事変 (2017)
07. キャプリーヌにこいして / フーリンキャットマーク (2019)
08. 834.194 / サカナクション (2019)
09. ごはんができたよ / 矢野顕子 (1980)
10. Yankee Hotel Foxtrot / Wilco (2002)

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COALTAR OF THE DEEPERS "三十日と書いてミソカと読む"スペシャル 25TH ANNIVERSARY "THE VISITORS FROM DEEPSPACE" TOUR 2019-FINAL- 2019/12/30

COALTAR OF THE DEEPERS
"三十日と書いてミソカと読む"スペシャル 25TH ANNIVERSARY "THE VISITORS FROM DEEPSPACE" TOUR 2019-FINAL-
12月30日(月) 恵比寿LIQUIDROOM

OA/HOT TOASTERS
01. 船を出そう(新曲)
02. 夏の王国
03. Fly with Jinn
04. SUBLIMATION
05. fish+doctor
06. 雪渡り

01. Amethyst
02. Submerge
03. Earth thing
04. Cell
05. Your Melody
06. Snow
07. The Visitors
08. GOOD MORNING
09. The Lightbed
10. HALF LIFE
11. My Speedy Sarah
12. Summer Days
13. Blink
14. When You Were Mine
15. Sinking Slowly
16. Deepers're Scheming
en1. C/O/T/D
en2. JOY RIDE
en3. HYPER VELOCITY
en4. Killing An Arab

 観てきました。

 まずOAのHOT TOASTERSが良すぎでした。今までノータッチだったんですがここでちゃんと聴けてよかった。
「夏の王国」「fish+doctor」が特に好きです。「fish+doctor」のホーン、ジェントルな格好良さに溢れている。

 ディーパーズはもう格好良すぎて最高の一言。改めて選曲見るとヤバいですね。ディーパーズの一番好きな時期の曲てんこ盛り。
 もうほんと一曲一曲にテンション上がりまくりで、イントロ流れた瞬間声出るんですよね。特に良かった曲を挙げ連ねようと思ったけど無理。全部良かった。
「皆さんの青春がずっと続きますように」というNARASAKIさんのMCから、人生で最も聴いた曲であるところの「Blink」が始まった瞬間の感動といったらない。
 そして「When You Were Mine」のイントロのリフは最強。まあイントロのリフが最強じゃない曲はないけど……(n回目)。

 跳んだり跳ねたりとっても楽しかったです。毎度言ってるような気もしますが、まさか初期ディーパーズの曲を初期メンツで観られるとは思っていなかったのですごく夢のような時間でした。
 みんな楽しそうで、最後のメンバー挨拶まで歓喜に溢れていて、本当に掛け替えのないバンドだなと思いました。
 ディーパーズに関しては今回演った曲も多分何回聴いても狂いそうなほどテンション上がるし、「Salah's living4moment」やら「Receive Assimilation」やら「NO THANK YOU」やら「Wipeout」やら筆頭に聴きたい曲がありすぎるのでまたワンマンやってくれるのを願うしかない。願っています。頼む。

NUMBER GIRL "逆噴射バンド" 2019/12/14

NUMBER GIRL
"逆噴射バンド"
12月14日(土) 豊洲PIT

01. 鉄風 鋭くなって
02. タッチ
03. ZEGEN VS UNDERCOVER
04. EIGHT BEATER
05. IGGY POP FANCLUB
06. 裸足の季節
07. 透明少女
08. YOUNG GIRL SEVENTEEN SEXUALLY KNOWING
09. NUM-AMI-DABUTZ
10. SENTIMENTAL GIRL'S VIOLENT JOKE
11. DESTRUCTION BABY
12. MANGA SICK
13. SASU-YOU
14. 喂?
15. U-REI
16. TATOOあり
17. 水色革命
18. 日常に生きる少女
19. 転校生
20. OMOIDE IN MY HEAD
21. I don't know
en1. 桜のダンス
en2. KU~KI
en3. 透明少女

 観てきました。

 まさかNUMBER GIRLが生で観れるなんて、この世も捨てたもんじゃないですね。本当に生きてて良かったです。
 ナンバガは本当にロックバンドというものの理想形だと思っているというか、後追いだからかもしれないですが伝説視してたところがあるので。

 鉄風 鋭くなってから始まったわけですけど、鉄風、タッチ、ZEGEN、EIGHT BEATERの頭4曲はもう本当に目の前で起こってるこれは現実なのかってくらいの気持ちで、目の前であの4人が一緒になって聴き手を殺す勢いであの名曲群を鳴らしてるというだけで倒れそうになる勢いでした。
 しかも演奏、全然変わってないし。MCも曲間も音も、え? 今2002年? ってくらい、映像で観てきたナンバガと同じで。

 2019年のナンバガを観ているという気持ちになったのはIGGY POP FANCLUBを聴いてからでした。
 音源より大分しわがれた向井さんの声と、20年以上前に書かれた当時のままの歌詞が重なって、流れた年月を否応にも感じました。まさか「あの曲を今聴いてる」の一文がこれほどに重い意味を持つことになるとは。年月が深まるほどに意味が変わる曲。やっぱ特別な曲だなと思いました。

 それから立て続けにSCHOOL GIRL DISTORTIONAL ADDICTからの曲が続いて。透明少女はやっぱり永遠のアンセムだと思います。
 そんで向井さんの「今週のチャレンジャーは…NUM-AMI-DABUTZだ!」てな意味分からんMCに続いてNUM-AMI-DABUTZが始まったんですけどほとんどキメで構成されてるこの曲を生で聴くのは楽しすぎた。音源でもそうだけどやりたい放題の終盤から一気に全楽器揃うラストが本当に好き。
 SENTIMENTAL GIRL'S VIOLENT JOKEも良い曲なんで生で聴けて本当に嬉しかった。ジャキジャキした向井さんのカッティングがかっこよすぎた。
 DESTRUCTION BABYはライブ映えするだろうなーとは思ってたんですけど予想以上に観てて気持ちいい曲でしたね。

 で、配信で見た野音で若干怪しかったMANGA SICKなんですが、野音より全然揃っていた印象。ドラムがシンプルになってた気がするけどどうなんだろう。向井さんがたまにブラッシング入れてたりしてたので、アレンジも昔のままじゃなくて変化してるんだなぁと嬉しくなりました。
 SASU-YOUもかっこよすぎ。喂?は地味にかなり好きな曲だったんでやってくれてありがとうという感じ。気楽でポップな感じが好きなんですよね。生で観ても楽しかったです。

 そしてU-REI、めっちゃくちゃ良かったです。曲初めのギターインプロが長く取られてたり、ひさ子さんが効果音的に入れる一瞬のフレーズがかっこよすぎたり。痙攣したリズムもZAZEN仕込みでよりパワーアップしてた印象。
 あのベロンベロンになってる感じと夕暮れの感傷を同居させる空気感、全然色褪せてなくて圧倒されました。
 そんな流れからのTATOOありなのでもう本当に言えることは何一つ無いですね。向井さんは「あの時のままは期待しないで欲しい」とか言ってたけど、あのヒリついた緊張感、どこが丸くなってるんだという感じでした(あくまで新参者からの意見として)。
 ひさ子さんのあの凶悪で残酷なソロがまさか生で聴ける日が来るとは。

 その2曲からの水色革命。この曲本当にギターポップの魅力が詰まってると思うんですよね。
 観てて一番楽しかったのは何気にこの曲かもしれないです。サビ終わりのあのキメ大好き。

 そして日常に生きる少女。この曲が始まるといよいよ終盤って感じがする。
 冒頭のノイズ、強烈過ぎて呆然としてしまった。前半の疾走感も後半の叙情感も生で聴けて本当に感無量。
 後半に入る部分でドラムに合わせて「ア・ヒ・ト・イ・ナ・ザ・ワ」って向井さんが言ってるのを見て、ここまでに至るのにどれだけの紆余曲折があったのだろうと思うともうそれだけで胸が一杯になってしまう。
 そっから転校生。これも生で聴きたい曲の一つだったので聴けてよかった。この歌詞と音はあまりにも鮮やか。

 この時点でそろそろかと思ってたんですが、「福岡市博多区から参りました、ナンバーガールです」のMCからOMOIDE IN MY HEADに。観客のボルテージの上がりようが半端無かった。
 生で観るオモイデインマイヘッはあまりにも圧倒的過ぎて、飲まれました。
「ポケットに手を突っ込んでセンチメンタル通りを練り歩く17歳の俺が居た」のフレーズでその頃思い出して泣きそうになってしまった。
 そっからI don't knowやるのは反則ですよね。反則だと思います。
 I don't knowでやり切って、一旦撤収。

 アンコール一発目は桜のダンスでした。もちろんやってくれてありがとうという気持ちはありつつ、アンコールっぽい曲ではないので本編に入れてほしかったという気持ちもあり。
 あと、DESTRUCTION BABYもこれもダブ版のアレンジが最高なんで、いつか生で聴きたい。
 再結成特需がある内は初めて生で観る人も多いと思うので(自分含めて)、基本的に元バージョンで演奏されるとは思うけど。
 それにしてもこの曲の歌詞はイカれてて最高ですね。「交差点で俺はいまいちだった」とか、分かる、分かるんだけどその言葉をそのリズムで載せるかっていう。

 そして「半・分・空・気」のカウントから入って、まさかのKU~KI。
 すみません、白状するとこの曲は全くノーマークでした。カウントから推測して「もしかしてこの曲KU~KIか……!?」ってなったくらい。
 しかもメッチャ良い曲だった……。僕はレアトラック集の何を聴いてたんだ(喂?とTOKYO FREEZEばっかり聴いてた)……。終盤のセンチメンタルさがあまりにも美しい。
 レアトラック集に入ってる演奏よりも格段に強靭になっていて、格段に感傷的でした。この終盤を生で聴けただけでも良かったなぁと思う。

 そんでここまでTRAMPOLINE GIRLやってないんだから絶対締めにやるだろうなーと思ってたんですが、「福岡市博多区からやって参りましたナンバーガールです」のMCに続いて始まったのは、透明少女 (2回目)でした。
 いや名曲だけど2回もやんの!? 赤いキセツ何回来るんだよ!?
 勿論何万回聴こうとも色褪せないアンセムなのでこちらも最高でしたが。
 野音でもオモイデ2回やってたし、なんだろう、そういうものなんですかね。
 というわけでもう1回透明少女演って完全撤収でした。

 勿論他にも生で聴きたい曲は沢山ありました。TRAMPOLINE GIRLを筆頭に、URBAN GUITAR SAYONARA、SAPPUKEI、INUZINI、性的少女、FIGHT FIGHTなどなど聴きたい曲を挙げればキリが無い。TUESDAY GIRL生で聴けたら死んでもいいです。TOKYO FREEZEとZAZENBEATS KEMONOSTYLEは聴きたい気持ちとやらないだろうなという気持ちと聴きたくない気持ちが混在している。
 こうして単発じゃなくて継続的にライブを演ってくれるようになって、「まだまだ聴きたい曲がある」って思えることって本当に幸せなことですよね。
 陳腐ですけどありがとう、それしか言葉が見つからない……。

2010年代-1ヶ月の個人的名盤77選

 なんかみんな10年代の総括してるんで、僕も10年代の個人的名盤なるものをリストアップしてまとめてしました。
 まあ僕はそういうの書く方々と比べてほとんど齧った程度にしか音楽を聴いてないんで、あくまで自分が好きなアルバムという感じにはなってしまいましたが、以下の2つは意識して選びました。

  • 時代を象徴してるなあと思うもの
  • なるたけ忘れ去られてほしくない、残しておきたいもの

 特に2つ目はかなり意識しました。その結果、だいたい同じようなバンドばっか残りました。
 僕が言わんでも残りそうなやつはなるたけ除外してます。でも流石にObscure Rideとかは言わんでも残ることは解りつつ選んでしまった。

 ただアルバム名を連ねるだけも芸がないので、そのアルバムを象徴していると思う一曲も挙げました。
 本当はそれぞれに一言コメント的なのだけ付記しようかと思ったんですけど、あまりに文章がキモすぎたので途中でやめました。

 このブログを読んでくださっている方はだいたい予想できるかと思いますが、洋楽は77枚中4枚しか入っていません。

 ボカロや東方アレンジをこういう名盤選を入れる人間が居ることを知ってほしい。


2010

つげ ほぞ / Climb The Mind (邦楽)
初音ミクの消失 / cosMo@暴走P (ボカロ)
みんな恋をしてる 旅人と、その恋人 / OTAKU-ELITE Recordings (東方アレンジ)
シュガーベイビー ナミダメトリクス 戦車を駆りて、■■は / OTAKU-ELITE Recordings (東方アレンジ)
JFK空港 Family Record / People In The Box (邦楽)
*ハロー、プラネット。 ボーカロイドは終末鳥の夢を見るか? / sasakure.UK (ボカロ)
キラー・バンビーズ Visions & Flowers / えこまる (ボカロ)
遊園市街 OFFICIAL ORANGE / ハチ (ボカロ)
時代の壁を飛び越えよう 1億年レコード / まつきあゆむ (邦楽)
美ちなる方へ つまんね / 神聖かまってちゃん (邦楽)
海の王者シャチ 三十世界2 / 進行方向別通行区分 (邦楽)

2011

サフランク420 / 現代のコンピュー Floral Shoppe / Macintosh Plus (洋楽)
A Chosen Place of Ours 貴女が生きる、この世界 / OTAKU-ELITE Recordings (東方アレンジ)
14 THE (OVERUSED) END OF THE WORLD and I MISS YOU MUH-FUH / SuiseiNoboAz (邦楽)
第八病棟 回帰する呼吸 / the cabs (邦楽)
アンハッピーリフレイン アンハッピーリフレイン / wowaka (ボカロ)
Don't Speculate 遠くは近い / yanokami (邦楽)
君はそう決めた 幻とのつきあい方 / 坂本慎太郎 (邦楽)
グロい花 8月32日へ / 神聖かまってちゃん (邦楽)
ネアンデルタールJFK、JWL、JLG (City-side) ヘイト船長回顧録 In Retrospect / 鈴木慶一 (邦楽)

2012

わたしのすがた My Lost City / cero (邦楽)
Run Girl Run focus and defocus / minimum electric design (東方アレンジ)
夜の船 100年後 / OGRE YOU ASSHOLE (邦楽)
八月 Ave Materia / People In The Box (邦楽)
mooncalf mooncalves / Retractable (東方アレンジ)
white out (heavy metal) 坩堝の電圧 / くるり (邦楽)
歩くオブジェ 変身 / チャットモンチー (邦楽)
ありふれたせかいせいふく Obscure Questions / ピノキオP feat.初音ミク (ボカロ)
いつか君に殺されても 僕は暗闇で迸る命、若さを叫ぶ / モーモールルギャバン (邦楽)
終日クロックワークス モジャのある生活 / モジャン棒 (東方アレンジ)
ティーンエイジ・ネクラポップ ティーンエイジ・ネクラポップ / 石風呂 (ボカロ)
抄本 diorama / 米津玄師 (邦楽)

2013

She Found Now m b v / My Bloody Valentine (洋楽)
Time Without You トキイロティアレイン / Nanahoshi (東方アレンジ)
ubik ubik / SuiseiNoboAz (邦楽)
すべて叫んだ 再生の風景 / the cabs (邦楽)
自然と冷蔵庫 and アート 群馬ハイヌーン Gunma High Noon / This Program is Brought to You, Bye. (邦楽)
ロスタイムメモリー メカクシティレコーズ / じん(自然の敵P) (ボカロ)
サンセットバスストップ アザレアの心臓 / トーマ (ボカロ)
心無マスホリック モジャのみぞ知るセカイ / モジャン棒 (東方アレンジ)
現界インヴォーク 群雄割拠のモジャ時代 / モジャン棒 (東方アレンジ)
ロンリープラネット RADIO ONSEN EUTOPIA / やくしまるえつこ (邦楽)
M85星雲 ゆるポート辞典 / 緊急ゆるポート (ボカロ)
トナカイクルス ARE YOU PORT? / 緊急ゆるポート (ボカロ)

2014

Das Experiment Soar, Kiss The Moon / Luminous Orange (邦楽)
ヘドが出る前に ヘドが出る前に / コンテンポラリーな生活 (邦楽)
遺書とハートマーク こわかったね / ふなむし (ボカロ)
ぽあだむ 光のなかに立っていてね / 銀杏BOYZ (邦楽)
バンドワゴン Hail against the barn door / 古川本舗 (邦楽)
潜水 未来へようこそ / 青屋夏生 (ボカロ)
フルオートムーン どこへいく / 全自動ムー大陸 (ボカロ)
リビングデッド・ユース YANKEE / 米津玄師 (邦楽)

2015

FALLIN' Obscure Ride / cero (邦楽)
MANSION MAP / group_inou (邦楽)
私が死んでも わたくしの二十世紀 / PIZZICATO ONE (邦楽)
ダイヤモンドは傷つかない (In Memory Of Louis) A Place, Dark&Dark -ダイヤモンドは傷つかない- / Poet-type.M (邦楽)
ある日、街灯の下 (Farewell, My Lovely) A Place, Dark&Dark -性器を無くしたアンドロイド- / Poet-type.M (邦楽)
Hopes and Dreams UNDERTALE Soundtrack / Toby Fox (サウンドトラック)
Sunshower Blood Color Flower e.p. / wintermute (ボカロ)
春一番 ずるずるらくだ / ずるずるらくだ (ボカロ)
シンジュキング シロ・デューサー / タルトタタン (邦楽)
夜明けのフリーウェイ The Endless Summer / 高橋徹也 (邦楽)
シャクシャイン ジパング / 水曜日のカンパネラ (邦楽)

2016

怨念の虹 Super Ultra Best on The WWW / waniwave (邦楽)
苺畑でつかまえて DANCE TO YOU / サニーデイ・サービス (邦楽)
エクレア BASIN TECHNO / 岡崎体育 (邦楽)
大風吹 SIMON SAYS THE SERVILE 醜奴兒 / 草東沒有派對 (台湾)

2017

Lesson Act 2 或いは Act 3 / BURGER NUDS (邦楽)
デスマッチ チャンネル3 / Climb The Mind (邦楽)
The Wizard Forgets No Conscious Apparitions / Golem Who Goes Fish (洋楽)
Canvas(ation) Dead Poets / waniwave (邦楽)
宣傳 符號帝國 / waniwave (邦楽)
アナログシンコペーション kitixxxgaia / 大森靖子 (邦楽)

2018

デヴィルズ&モンキーズ Kodomo Rengou / People In The Box (邦楽)
絶対安全火遊 不眠画報 / ごりら公園 (東方アレンジ)
戦争の夢 ₲#0$✞!f!© /!✞3r4©!3$ / Ghostleg (邦楽)

2019

忘れられないの 834.194 / サカナクション (邦楽)

アルバム初聴メモ 2019年11月編

※個人の主観的感想です。
※通しで二回聴いた時点でのメモ書き程度です。


11/04

時の肋骨 / THE PINBALLS

 邦楽。2018年。
「DAWN」「失われた宇宙」「BEAUTIFUL DAY」「ヤンシュヴァイクマイエルの午後」「DUSK」「銀河の風」がよさげ。
「DAWN」勢いのある疾走ロック。キャッチーで好きです。
「失われた宇宙」PVあるので多分リードトラック的な扱いだと思うんですけどそうなったのも頷ける、めちゃくちゃ良い曲です。爽やかな良メロ。歌詞も好き。
「BEAUTIFUL DAY」穏やかで優しい小曲。これも良メロだし1分半に収めるのも潔くてよいですね。
「ヤンシュヴァイクマイエルの午後」BEAUTIFUL DAYと雰囲気が似てる穏やかな曲。
「DUSK」これもコード進行とメロディが好きです。サビのストレートに張り上げるメロディラインは古き良きロキノン系を思い出させて懐かしい感じ。
「銀河の風」これも略。タイトルに恥じないスケール感のある進行。
 バンド初聴。某同人誌で歌詞が引用されてたので聴きました。
 ラウド系のロックバンドってイメージしかなかったんですけどただ激しいだけじゃなくてメロディも歌詞もよさげで好きです。ライブ感のある録音も好き。

猫のテブクロ / 筋肉少女帯

 邦楽。1989年。
「これでいいのだ」「GO! GO! GO! HIKING BUS~CASINO ROYALE~THE LONGEST DAY」「最期の遠足」「月とテブクロ」がよさげ。
「これでいいのだ」歌詞がすごい。
「GO! GO! GO! HIKING BUS~CASINO ROYALE~THE LONGEST DAY」トンネルだ~のところのコード進行が好きです。バカラック作曲なので当然のように良メロ。歌詞は次の前座。
「最期の遠足」アレンジ的にはインディーズ版の方が全然格好良いんですけどアルバムの流れがあるので。お友達は必ず帰ってきます、みんなで祈りましょう、それが今日の宿題ですってすげえ陰鬱で最高。
「月とテブクロ」インディーズ版の、それ単体では救いの無い不条理な話にしかなっていなかった「最期の遠足」が、この曲(とあとB面全部の流れ)の存在によりまた別の文脈が与えられるというか。とても美しくて物悲しい曲だと思います。

パナギアの恩恵 / 特撮

 邦楽。2012年。
「薔薇園 オブ ザ デッド」「タイムトランスポーター2「最終回ジャンヌダルク護送司令・・放棄」」「鬼墓村の手毬歌 (Short Edit Ver.)」がよさげ。
「薔薇園 オブ ザ デッド」すごい好きです。美しいピアノに捻ったコード進行、そして感情的なシャウト。怒りは小さな薔薇園だ。
「タイムトランスポーター2「最終回ジャンヌダルク護送司令・・放棄」」すげえタイトル。歌詞も当然のごとく物語仕立て。サビがキャッチーで好きです。なんか歌詞のせいかどことなく80年代っぽさもありますね。
「鬼墓村の手毬歌 (Short Edit Ver.)」物語仕立ての歌詞もついにここまで来たかって感じの半分ボイスドラマでミステリーな曲。ジャジーな前半が好きです。


11/10

On The Beach / Neil Young

 洋楽。1974年/2003年再発。
「Ambulance Blues」がよさげ。
「Ambulance Blues」枯れた感じが好きです。

Yankee Hotel Foxtrot / Wilco

 洋楽。2002年。
「I Am Trying to Break Your Heart」「War on War」「Jesus, Etc.」「Heavy Metal Drummer」「Pot Kettle Black」「Poor Places」「Reservations」がよさげ。
「I Am Trying to Break Your Heart」いかにも音響系以後って感じのイントロから解体寸前のギリギリで進んでいく導入曲。一気にアルバムに引き込んでいく感じ。
「War on War」これ真昼の子供たちじゃないですか!? 奇妙な電子音を織り交ぜながらも軽快に淡々と進んでいく感じが好き。「OK」の一言でブレイクの連続に突入するのもかっこいい。
「Jesus, Etc.」サビのメロディが好きです。でも正直言われてるほどの良さはまだ分かってないかもしれない。
「Heavy Metal Drummer」単体でもいい曲なんですけどアルバムで聴くとこの曲の爽やかな軽快さがまた映えますね。アルバム中最もポップで小気味いいメロディ。フィルイン的に挟まれるブレイクビーツがかっこいいです。
「Pot Kettle Black」これがアルバム曲では一番好きです。軽快さを保ちつつも控えめに進むメロからサビで開ける感じが気持ちいい。そしてそのサビでコーラスがオクターブ上で重ねられるのがとても高揚感あって好き。後半でサビに被さってくるシンセも祝祭感あっていいですね。
「Poor Places」アルバムの核ですね。情緒的で美しい旋律を奏でるピアノが中心に据えられた前半はアルバムのクライマックスに相応しく、とても感動的。3分を過ぎた頃から雰囲気はガラッと変わり、妙な上昇感のあるコード進行とかピアノとかがだんだんと渦巻くノイズに飲み込まれていく様は凄絶の一言。そして「Yankee Hotel Foxtrot」のサンプリング。
「Reservations」アルバムの締め。ピアノとボーカル以外は輪郭の朧げなぼんやりとした音しか入っていない、ひたすらに美しく穏やかなアンビエント
 名盤名盤と聞いていたので聴いてみたら名盤だったシリーズ。
 まずアコギやピアノ中心の風通しの良い演奏が爽やかで好きです。「War on War」とか「Pot Kettle Black」とかに顕著な、8ビート中心の淡々としつつ軽快なリズムとかすごい好きな感じでした。
 そこに電子音やノイズが絡んでいく音の感じとかがこのアルバムが評価されてる所以だと思うんですけど、確かに「I Am Trying to Break Your Heart」や「Poor Places」「Reservations」で見せるバンドサウンドの解体っぷりとノイズの足し引きには一部の隙も感じられない壮絶さがありますね。
 あと聴いてて思ったのは、「Poor Places」~「Reservations」あたりは結構あからさまに感動的で、洋楽ってあんまりそういったドラマチックさをアルバム単位で演出することはないというイメージがあったので新鮮でした。ごめんそんなことないかも。ていうかこれのミックスしてるジム・オルークのEurekaとかまさにそういう侘び寂び感ですよね。
 洋楽あんまり聴かないので……(そして何故洋楽をあんまり聴かないかというとそういった僕が好む類の情緒感が洋楽にはあまり感じられないからというのが一因にあります)


11/12

TROPICAL DANDY / 細野晴臣

 邦楽。1975年/2000年再発。
「絹街道」「熱帯夜」「漂流記」「HONEY MOON」「三時の子守歌」「三時の子守歌 (Instruments)」がよさげ。
「絹街道」オリエンタルで軽やかな曲。Bメロ?のコード進行がどこか切なげで好きです。あとほいやーほいやー。てれてれんてってってんも好きです。
「熱帯夜」まさにトロピカルな感じのまったりしていてすごく心地いい曲。この年代ならではのペダルスティールの音とか。
「漂流記」ホーンとかストリングスがどこか遠くの国感満載。いつもの調子外れ~のところが好きです。
HONEY MOON」しっとりした感じが好き。
「三時の子守歌」アコギ弾き語り。前曲と続けて静かに眠りにつくかのような流れが良いですね。
「三時の子守歌 (Instruments)」アルバムラストにリプライズ的な感じでアルバム曲の別アレンジインストが2つ入ってますが、前曲で眠りに就いた後の情景を描いているような雰囲気でとても好きです。言葉が入ってないのもそれっぽい。しかしアコギ弾き語りの時はそれほど気づきませんでしたが、ストリングスで奏でられる前曲のメロディは凄まじく美麗。
「漂流記 (Instruments)」これもラウンジミュージックみたいな趣のアレンジ。曲は1分ちょっとで終わって後は環境音。


11/16

フィルハーモニー / 細野晴臣

 邦楽。1982年/2019年再発。
「FUNICULI FUNICURA フニクリ、フニクラ」「SPORTS MEN スポーツマン」「PHILHARMONY フィルハーモニー」「YUME-MIRU YAKU-SOKU 夢見る約束」がよさげ。
「FUNICULI FUNICURA フニクリ、フニクラ」神経質な電子音が跳ね回るフニクリ・フニクラのカバー。左右から畳み掛けられる「フニクリ」「フニクラ」の声が狂気的。
「SPORTS MEN スポーツマン」アルバム全体通してほとんどYMO「BGM」の細野さん曲からメロディ成分を更に希釈したような、およそポップとは言えない楽曲しか入ってないんですが、この曲だけはめちゃくちゃポップ。リズムトラックは硬質であるものの、そういった音の過激さよりも可愛い音色のシーケンスだったり左右にパン振られた謎のサンプリングボイスとか穏やかでちょっと切なくなるようなメロディラインを楽しめる曲。
「PHILHARMONY フィルハーモニー」ほとんど全編打ち込みのコーラスで出来た曲。アイデア一発って感じの曲ですけどタイトル通りハーモニーの重なりが心地良くて聴かせます。
「YUME-MIRU YAKU-SOKU 夢見る約束」ゲルニカじゃねーか! というか確かどこかでゲルニカを意識したってモロに書いてあった気がする。
 TROPICAL DANDYと並べて聴くと何があったって感じなんですがYMO「テクノデリック」の次に出たソロアルバム。
 テクノデリックの流れにあるので当然なんですが、物凄く神経質で過激な音。ミニマルな曲が多く、曲によってはメロディがほとんど無かったりもしてポップさも希薄。
 そして何より、多分ほとんど一人で作られてるせいか閉塞感が物凄い。いっぱい客演を呼んでる「BIRTHDAY PARTY お誕生会」はあんなだし……。
 細野さん特有のユーモア感もここではイッちゃってる感にしかなってないというか、そもそもが新しい機材を手に入れた結果自分の世界に入り込んでしまった音楽家の狂気そのものがここにパッケージングされてる気もする。
 B-2 UNITより怖いアルバムですねこれは。いやB-2 UNITは内容はともかくやってることと思想は分かりやすいのでそもそも怖いアルバムではないんですけど、このアルバムはそういうロジカルな部分が欠如した脳内世界って感じなので恐ろしい。アカデミック感の有無というか。

Vu Jà Dé / 細野晴臣

 邦楽。2017年。
「A Cheat」「洲崎パラダイス」「寝ても覚めてもブギウギ ~Vu Jà Dé ver.~」「天気雨にハミングを」「Mohican ~Vu Jà Dé ver.~」がよさげ。
「A Cheat」うらぶれた感じのメロディと跳ねたリズムが好き。
「洲崎パラダイス」題材に印象が引っ張られてるかもしれないですが昭和的なジメッとしたメロディ。しかし古臭さは一切無くむしろ洒脱。どことなくサイケデリックな感じもしますね。サビ終わりの「洲崎」で落とす感じも好き。
寝ても覚めてもブギウギ ~Vu Jà Dé ver.~」リズムとメロディは民謡。なのにそれを鳴らす音はウクレレとかアコーディオンとかカホンとかなので妙な異国情緒。
「天気雨にハミングを」音の隙間が心地いいほのぼのとした曲。控えめな電子音が可愛らしくて好きです。
「Mohican ~Vu Jà Dé ver.~」ギター弾き語り+αなんですが、歌も演奏も心地良すぎ。良い音楽とはこういう音楽を指す気がする。
 作品とは全然関係ないけどフィルハーモニーから続けて聴くとまた高低差で頭痛くなりますね。
 全編通してただひたすらにたゆたうような心地いい歌と演奏の連続。


11/18

Songs for a Blue Guitar / Red House Painters

 洋楽。1996年。
「Have You Forgotten」「All Mixed Up」「Silly Love Songs」がよさげ。
「Have You Forgotten」名曲だと思います。アコギ弾き語りに後半ペダルスティールが入ってくるくらいでほとんど起伏もなく、同じようなメロディとコード進行が延々と続くのに、何故こうも胸を打つのか。
「All Mixed Up」カバーなんですけど原曲聴いたら全然違ってて笑いました。全編通して静かに舞い上がっていくような高揚感、そしてそれが女性コーラスが入ってくるところで一気に加速するのが素敵。
「Silly Love Songs」これもPaul McCartney & Wingsのカバーなんですけどまずカバーなのに前半4分掛けて原曲無視してひたすらギターソロを掻き鳴らしまくる(そしてそれが滅茶苦茶に格好良い)のが流石っていうか。本編も原曲にあったスタンダードなポップさはほとんど取り払われ、ダルな感じのコード進行とメロディに差し替えられてしまってます。しかしとても美しいのは何故……。


11/19

So kakkoii 宇宙 / 小沢健二 (Spotify)

 邦楽。2019年。
「フクロウの声が聞こえる (魔法的オリジナル)」「失敗がいっぱい」「アルペジオ (きっと魔法のトンネルの先)」「高い塔」「シナモン (都市と家庭)」がよさげ。
「フクロウの声が聞こえる (魔法的オリジナル)」原曲未聴です。クラビネットやファンキーなカッティングがLIFE期を思い起こさせて好き。メロディとかテンポ感とかついでに尺なんかもこの曲が一番LIFEっぽいハッピーさを持っている気がする。
「失敗がいっぱい」やっぱ小沢さんはこういうR&B感のある曲が一番合ってると思う。歌詞はいいところと微妙なところが混じっててなんとも言えないですが。
アルペジオ (きっと魔法のトンネルの先)」なんだかんだ、この曲の歌詞は好きです。まさに90年代を生きた人が10年代に書く歌詞って感じがする。だからこそこの曲に客演は必要だったのだろうかとか思ってしまう。
「高い塔」好きです。この曲の感じは98年頃の作風と地続きに思えて、なんかオザケンの新曲と言われて一番しっくり来そうな曲だと思ったりもする。
「シナモン (都市と家庭)」こじんまりとして控えめな感じが好きです。90年代っぽいノスタルジックな雰囲気もありますね。
 オザケンの新譜。
 ジャケとタイトルはあまりにもアレですが内容は全然LIFEや刹那に並べて遜色ないものだと思います。特にメロディとリズム周りのセンスの衰えなさがすごい。LIFEの頃のキャッチーなポップさはそのままに、多少時代に合わせてメロディに捻りは加えてる感じ。元々言葉数を詰め込む人なので情報量的にも今のポップミュージックと乖離は無い印象。
 まあ時代が90年代リバイバルだしなんと言ってもObscure Rideがあったおかげで土壌も多少有利になってますけど、でも時代齟齬感が無いのはアップデートをうまく掛けられてるのとやっぱ自分に求められてるものを理解してるからだろうなと思います。
 というわけで歌詞なんですが、やっぱり歌詞の人なので書かれている言葉の強度は凄い、んですが、それが真に迫ってくるものかどうかは疑問。やっぱ東京で書いてた頃の犬やLIFEにあった、個人の話からいつの間にかスケール広げて人間や世界の話にしちゃう凄まじさとかリアリティさがこのアルバムにもあるかどうかと言われたら肯定は出来ない。いやこのアルバムの歌詞も出だしはみんな個人の話なのかもしれないけど。
 言葉は強いけど強すぎるし、「So kakkoii」も「笑」も「ネタバレ」もどっかズレてるというか、あまりよろしくない時代へのおもねり方をしている気がしてうーん……。


11/20

sunny,cloudy,rain / rumania montevideo

 邦楽。1999年。
「Sub channel」「Star」「Shine today」がよさげ。
「Sub channel」アコギ弾き語りなんですが、イントロと途中とアウトロに入ってくる逆再生がマジで気持ち悪いし意図が分からなくて怖い。特にアウトロ、約30秒流し続けるのはどういうつもりなんだ。内容は普通の曲。普通に生気がない。
「Star」変な電子音が曲中通して鳴り続けてるけどそれ以外は普通のオルタナ曲。と思ったらサビはなんかポッポッ言ってるだけ。2回目のサビ以降でなんかどんどん音程上がってくし変なエコー掛かるしで気持ち悪くて仕方がない。
「Shine today」普通のオルタナ曲。でもローファイな演奏が心地良いしオルタナマナーに沿っただらだらとしつつポップなメロディが好きです。しかもなんか泣きメロ。歌は三好弟なんですけどなんで兄弟揃って声に生気が無いんだ……。
 初期モンテビイカれてるというのは一部で有名な話ですが、そんな初期モンテビの2nd。


11/21

ウインカー / 特撮

 邦楽。2016年。
「荒井田メルの上昇」「音の中へ」「愛のプリズン (特撮ver.)」「ハンマーはトントン」「人間蒸発」がよさげ。
「荒井田メルの上昇」特撮の1曲目としては例を見ない(と思う)しっとりしたアダルティな曲。歌詞が凄まじいし、その様を「上昇」と表現するのがまた常軌を逸してる。
「音の中へ」い つ も のって感じのラウドなNARASAKIギターが荒ぶる曲。この曲は声優さんのコーラスがカワイイ、それに尽きる。あとNARASAKIさん(だと思う)のコーラスも良いですね。この人は本当に唯一無二な声質してると思う。メロディはもう非の打ち所もなくキャッチー。
「愛のプリズン (特撮ver.)」インタビュー見るとやたらオーケンの自己評価が高い曲ですけど、その通り良い曲です。歌詞が良い意味でひっどい。ビートパンクみたいなドラムとかコーラスとかのダサいけどカッコいい感じがとても好き。
「ハンマーはトントン」クラシカルな合唱から入ってメタルになる曲。歌詞が意味不明過ぎて最高です。
「人間蒸発」アルバムの一つの核を成す重たくてメタルな曲。これも歌詞がすごい。「じゃあお前らは消えた人らを探しに行かんのか!?」


11/23

Future Ruins / Swervedriver

 洋楽。2019年。
「Mary Winter」「Drone Lover」「Golden Remedy」がよさげ。
「Mary Winter」ギターのチョーキングや浮遊するボーカルがまさしくシューゲイザーで最高。
「Drone Lover」ライブで聴いて一発で好きになった曲。気だるげなボーカルも穏やかで浮遊感のあるコード進行も全てが儚げで美しい。
「Golden Remedy」これも気だるげでねじれたメロディがシューゲイザー的でとても好きです。パルスのような音が綺麗。
 ディーパーズの対バンで聴いて好きになったシリーズ。この一作しか聴いてないんで前がどうだったのかは分からないですが、個人的に僕がシューゲイザーというものに求める要素が全て入っているという意味ではマイブラとディーパーズに並ぶ。シューゲってやっぱ轟音とか気だるいボーカルじゃなくてまず浮遊するメロディだと思うんですよ。


11/24

It's a wonderful feeling / RAMJET PULLEY

 邦楽。2003年。
「A Day Remember」「everything」「3.3.3.」がよさげ。
「A Day Remember」インタールードなんですけどメロディが綺麗。
「everything」褒め言葉なのかわかんないですけど(褒めてます)、00年代前半のネット音楽とか同人音楽を思わせるほどよくチープなオシャレ感が最高。すごくノスタルジックな気持ちになる。
「3.3.3.」ジャジーな曲。これもほどよくチープな感じがとても好き。
 rumania montevideoからボーカルとソングライターを抜いた3人が結成したグループ。このグループの存在、モンテビ2ndについて調べてて初めて知ったんですけどすごい話だ。
 しかも良いっていう。個人的な好みで言えばモンテビより好きですね。何故ってとにかく安心感がすごい。なんでメイン2人抜いた方がまともなんだ。
 しかしこれ、2003年発売なのにあまりにも90年代感すごくないですか? 97年あたりに出てそう。まあこのチープな感じがノスタルジックで好きなんですけど、capsuleの2nd&3rdとか第二期スパンクスの2ndが同年に出てるとは思えない90年代的リバーブ過多な陶酔感。


11/30

English Settlement / XTC

 洋楽。1982年/2005年再発。
「Senses Working Overtime」「Jason and the Argonauts」「Melt the Guns」「Knuckle Down」「Fly on The Wall」がよさげ。
「Senses Working Overtime」XTCで一番売れたらしいですね。割とストレートな感じの前2曲から一気に性格の悪さが滲み出てくる不穏なイントロがまず最高なんですけど、そこから急に転調しつつ半端な小節数でキメを入れてポップなメロディに移行するのが好き。
「Jason and the Argonauts」ねじくれたポップさがドストライク。浮遊感と軽快さをスイッチングするサビがとても好きです。
「Melt the Guns」変な曲。なんか好きです。
「Knuckle Down」まあ転調とかは入ってるけど割りかし真っ当なポップ。サビメロが耳に残る。
「Fly on The Wall」サビのコード進行がすごい好き。曲中通して鳴ってる濁った電子音も好き。
 名盤らしいので聴いてみたシリーズ。XTCは数枚しか聴いてないんですけど「Black Sea」がとても好きです。その次作がこれなんですが、バンド感が既に少しずつ失われてってるのが分かる。ライブやめたのはこれ出した後でしたっけ。
 あと「Runaways」「It's Nearly Africa」とかで民族音楽に接近してますけど、僕はこの時期の洋楽(The Policeとか)の民族趣味がどうも好きになれない……。

有頂天 / ポルカドットスティングレイ

 邦楽。2019年。
「ドラマ」「ヒミツ」がよさげ。
「ドラマ」ポップなロック。こういう曲はこの捻らない真っ直ぐさが好きです。大人しめではありつつも心地良いフレーズを添えるサイドギターも良い仕事。
「ヒミツ」多分僕はこういうサビ前で溜めて一気に四つ打ち&高音で開ける感じに弱いんだと思います。ICHIDAIJIもそうだった。
 ICHIDAIJIが好きだったので聴いてみましたがあんまりでした。前に初聴の時に「ストレートなバンド」って書きましたがストレートすぎです。ラップ入れたりジャズっぽい曲をアルバムのアクセントに入れてみたりホーン入れたりしてるのが全てあるあるって感じでストレートっていうか普通。メロディも数曲以外はそんな引っかからない。まあ前も書いたけどこういうバンドが今も居てくれて人気を博しているってだけで安心できますが。

児童カルテ / 神聖かまってちゃん (Spotify)

 邦楽。2019年。
「るるちゃんの自殺配信」「聖マリ」「ディレイ」「ゲーム実況してる女の子」がよさげ。
「るるちゃんの自殺配信」このタイトルと歌詞にボイチェン掛けた声、そして跳ねたポップさがまさに神聖かまってちゃんそのもので最高。
「聖マリ」宅録時代に有名だった曲の再録ですね。相当昔の曲だったはず。この凄絶な混沌と狂気を聴くとやっぱの子はバンドじゃなくてこういう方に適正があるのでは? と思ったりもするけど、バンドで作るポップな曲も魅力的だからな……。
「ディレイ」メロディが好き。
「ゲーム実況してる女の子」メロディが好き。10年選手なのにインターネットとの同期感を失ってないのがすごいなあと思う。
 神聖かまってちゃんのアルバムちゃんと聴くの5年ぶりとかなんですけど良かったです。5年ぶり!?

DELICIOUS. / TWEEDEES

 邦楽。2018年。
「DELICIOUS.」「花束と磁力」「Medley: 東京は夜の七時~21世紀の子供達」「美しい歌はいつも悲しい」がよさげ。
「DELICIOUS.」疾走感あるリズム隊の上に宇宙的な広がりを持つシンセが乗っかる曲。メロディラインがまさに沖井さんが書くメロディって感じで本当に好き。
「花束と磁力」トリッキーで跳ねたポップな曲。TWEEDEESの十八番みたいな感じの曲調ですね。メロディが若干童謡っぽい。
「Medley: 東京は夜の七時~21世紀の子供達」東京は夜の七時のカバーなんですけどほとんど引用みたいな感じで別のオリジナル曲とくっつけた凄まじいカバー。でも捻じくれた感じと愛のある感じがとても沖井さんらしくて、沖井さんが東京は夜の七時をカバーするってなった時にこれ以上の解答は無い気がする。ていうかこの人も自分の理想の音楽を女性ボーカルを擁して実現させようとした根っこが捻れた音楽マニアという点で小西さんと同じなんだよな……。そんな人が年を取って、こうやって時代に誤解されそうになった、ただ華やかなだけのように見えて本当はとても悲しい歌を現代に残そうとしているという事実にとても胸を打たれる。
「美しい歌はいつも悲しい」可愛くってとても物悲しい曲。ただしヘビメタ。こういう歌を華やかに飾り立てて、そして下手すればツーバスすら飛び出してきそうな高速リズムで走らせるのがらしいっていうか、なんだかんだで感傷よりもパンクが先に立つ人なんだなあという。
 TWEEDEESの3枚目。2枚目は未聴。どの曲も沖井さんらしい魅力に溢れてて良いアルバム。
 これ聴いてTWEEDEESはお互いに本当にいい出会いをしたなと思ったし、末永く続いてほしい。とりあえずアルバム4作を超えてほしい。

ここ1年でよく聴いた曲をSpotifyプレイリストにしました2019

 今年ってまだ1ヶ月半あるんですけど、作ってしまったものは作ってしまったので。
 一応解説っていうか感想みたいなのを書きました。

1.Quincy / GREAT3

 GREAT3がジョン・マッケンタイアと邂逅して産まれた極上のサイケポップ。ストリングスもコーラスワークも不可思議なコード進行も全てが60年代サイケマナーに則っためくるめく奇妙で美しい音世界。
 いきなりこんな曲で始まるというのもいいんじゃないかなあと思ってトップに置きました。東方アレンジ除けば今年一番聴いた曲ですし。

2.海より深い空の下 / ときのそら

 ときのそらさんの曲ですがこれはアゴアニキさんが作った曲で、もっぱらアゴアニキさんのセルフカバー版を聴いているのでこの元バージョンは正直あまり馴染みがないんですが、こっちしかない(し、こっちを選ぶべきな)ので。
 この曲はドストレートに良い曲ですね。今となってはもはや10年代初頭までの遺物かのようにも思える、飾り気のない真っ直ぐでポップな曲。でもこういう曲も僕が思ってるよりはまだまだ残ってたりして……残ってるよね?
「長い長い雨が止んだ時に目をはらしていた頃の私をあなた達が見つけてくれたんだよね 海より深い空の下」のフレーズが泣けるし、愛に溢れていて最高。
 ある種謎い曲の後にはこういうストレートな曲を置くものだと考えてる節があります。2曲目ですし。

3.RTRT / Mili

 聴かず嫌いしてたけど聴いたら滅法良かったシリーズ。
 この曲はもうイントロから空気が変わる。シリアスで緊張感ある音使いやメロディラインがもうツボ。巻き舌な英語とか中華な雰囲気も好きですね。最近中華文化に興味を持ってる(持ってるだけ)ので。
 あと歌詞が良い。まあこういう歌詞が刺さるのがオタクって感じですけど……。MVの絵、キョンシーマッドサイエンティストもどっちも可愛いし。
 この曲はやっぱ3曲目に置くべきなので3曲目です。

4.ベッテン・フォールズ / cero

 初めて聴いた時はピンと来なかったけどだんだんハマってきたシリーズ。
 POLY LIFE MULTI SOULってアルバムはやっぱ素人の僕でも分かるくらいリズムが気持ち良くて、そのリズム感にハマると一気に良くなってきますね。この曲とか変拍子の嵐ですけど、5拍子で刻むAメロから3拍子に変わって浮遊感ある4拍子の付点リズムにシームレスに流れ込む展開とかなんつーか海に放り込まれた感じがあってとても気持ち良くてよき。
 この曲からフェーズ2って感じで4曲目に置きました。プレイリスト作る時はだいたい3曲1フェーズセットで考えるようにしてます。

5.ダンスフロアのならず者 / 台風クラブ

 この曲も前曲に引き続きリズムが心地よい曲。台風クラブの曲はほのぼのでユースな感じがあってすごく好きです。どことなく感じる儚さが胸を打つタイプの。この曲じゃないけど「飛・び・た・い」とかまさに。
 この曲とかメロディがすごい切ないですよね。ピースフルな雰囲気の中ですごい切なさがあって好き。

6.ヴィーナス / ORIGINAL LOVE

 この曲結晶verって付いてるけどボーカル違くない? 詳しくないからアレだけど……。
 90年代初頭特有の音の感じというか、音薄くてリバーブ掛かってる感じが幻想的で儚い雰囲気を加速。とても美しい曲だと思います。
 この3曲はシティポップ枠。リズムも3曲続けてまったりしてる感じで、いい流れじゃないですか? まあ次もそうですけど。

7.Dr. Too Much / NONA REEVES

 POP STATION以降のノーナには珍しい(多分)全英詞の曲。お洒落でポップ。前3曲と異なるのは音がハイファイなところ。
 この曲はサビメロが本当に良すぎる。一発で耳に残るメロディ。それに載ってる英詞のリズムの感じもメチャクチャにハマっていて、聴いててすごい気持ちいい。

8.損と嘘 / 倉橋ヨエコ

 カラオケで歌うとすごい気持ちいいシリーズ。
「色々」は「今日も雨」目当てで聴いたんですけど次第にこっちにハマってしまった。歌謡的だけどお洒落でキャッチーなメロディが好き。そしてトんでるボーカルと歌詞。特に終盤の「そんとうそそんとうそそーんとうそ」のところは強烈。
 ここら辺はなんだろうな、飛び道具セクションですね。

9.ロウラヴ / King Gnu

 僕みたいな古い人間にとって多分King Gnuで一番分かりやすい曲。真っ当なロック。メロディラインはダウナーで奇妙で捻りに捻ってますけど。しかしメインのメロディは一発で耳に残る。
 しかしまあ、よくもこんなよくわからん音楽が人気になってんなあと思うんですよね。まあカルキ期の椎名林檎みたいな売れ方してると思えば不思議でもないですが。

10.Alabama / Neil Young

 興味持って借りてきたはいいものの60年代ということでずっと放置してたシリーズ。そんで聴いたらすげえかっこよかった。
 とにかく音が良い。特にギターとピアノ。ギターの空気感含みつつ濁ってる感じとか、ピアノの質感がすごい好きですね。メインリフがとてもかっこいい。
 サビで盛り上がったかと思えばうーうーアーラバーマで落ち着くっていう抑揚の付け方もすごい好き。
 この曲はぶっちゃけ置き場に困りましたけどまあKing Gnuカーネーションの間が一番合ってるかなって。

11.十字路 / カーネーション

 この曲もイントロから一発で持ってかれる曲。当時既に40超えのおっさん達が鳴らしているとはとても思えない格好良さとドキャッチーなメロディに溢れためちゃめちゃに良い曲。
 サビメロの二転三転ねじくれつつ聴き手を掴んで離さないメロディ運びがもう流石としか言いようがない。サビメロに至る繋ぎのメロディといい、フックしかない曲。
 飛び道具枠から次第にストレートなロックに移行しつつ終盤っぽくしていくという流れです。

12.さよならはエモーション / サカナクション

 834.194に納められた曲の中でもかなりゼロ年代ロキノン的な古き良きエモーショナル感に満ちた曲。シンシロとかkikUUikiに入っててもおかしくない、と思いましたが逆にこんなストレートな曲は入らなそうですね。
 この曲はもうほんと盛り上げ方が流石って感じですね。静かに静かに聴き手を高揚させていき、そしてラストの全員でのユニゾンに帰結する。サカナクションがユニゾンするのってほんとここぞって時だからエモみが深い。

13.アレグロ / in NO hurry to shout;

 ディーパーズNARASAKIさん作曲。このin NO hurry to shout;って漫画発のバンドですけどNARASAKIさんがストレートに格好良いロキノン的楽曲を量産していて、もっと早く聴けばよかったと思うことしきり。
 この曲はそんな中でも断トツにエモーショナルな曲ですね。ほんとドストレートなロックって感じで捻りは何もないんですけど、ひたむきなボーカルと演奏がメロディの良さを加速させていて胸を打つ。ラストでメロディがリフとユニゾンするのも格好良いです。

14.ひとつだけ / 矢野顕子

 もはやイントロからラストに至るまで一音一音が完璧。レジェンド。この曲のサビメロ聴くと郷愁が込み上げてきて無性に切なくなります。本当に優しくて美しい曲。
 アルバムではトップになってますが、こういうのをラス1に置きたいタイプなので。アウトロがぼん ぼん ぼんと繋がってるのでラストには置けない。

15.Candy Spaceship / Snail's House

 エイリアン☆ポップIIは今年初頭アホみたいに聴いてました。
 謎言語の歌と共に奏でられる、異様にかわいくて美しくて物悲しいメロディ。
 Snail's Houseの曲ってやっぱPixel Galaxyが印象強くて、あれに感じる刹那的な感じ、喪失感とか感傷みたいなものがどの曲にもあるような気がして、ことこういうセンチメンタルなメロディだとそれを色濃く感じてしまいますね。ラストを飾るにはこの曲以外ないと思いました。

アルバム初聴メモ 2019年10月編

※個人の主観的感想です。
※通しで二回聴いた時点でのメモ書き程度です。


10/01

エスカパレード / Official髭男dism

 邦楽。2018年。
「115万キロのフィルム」「ノーダウト」「ESCAPADE」「LADY」がよさげ。
「115万キロのフィルム」アルバム一曲目にこういうスケールのでかい曲があるアルバム好きです。跳ねたリズムの曲。サビメロがキャッチー過ぎる。
「ノーダウト」これ目当てで聴きました。流行るのも分かるレベルでフックありまくりの曲。特にサビ後半のメロディはすごい。
「ESCAPADE」若干古臭い感じのあるディスコっぽい曲。
「LADY」バラードっぽいAメロBメロからサビで16ビートになる切り替わりが好き。
 ノーダウトがよさげだったので聴いてみました。名前から勝手に最近よくある音数多い軽薄な感じかなあと思ってたんですけど全体的にミスチルとかそういう90年代から連綿と続く正統派J-POPって感じがして予想以上に良かったです。
 ほんとにドストレートなJ-POPなんですよね。ノーダウトとかのメロディ・展開の詰め込み方は今っぽい感じするけど、特にESCAPADEとか発明家とか、10年前でも普通にありそうで、J-POPって変わってねえなあと思わされる。


10/05

dressing / LUCKY TAPES

 邦楽。2018年。
 ピンと来なかった……。

長月 神無月 / 矢野顕子

 邦楽。ライブ盤。1976年。
「あわて床屋」「絹街道」「津軽ツアー」がよさげ。
「あわて床屋」スピード感が好き。
「絹街道」陽気だけどどこか物悲しいメロディ。細野晴臣さんのカバーで原曲未聴だったんですけど良いですね。細野さんも掘っていきたい。
津軽ツアー」矢野さんの声のパワーがすごい。
 矢野顕子さんの2ndにしてライブアルバム。2ndでライブアルバムってナンバガみたいですね(こんな表現して大丈夫か)。
 2ndでライブ出すだけあってほんとにこの時点で既に実力も個性も確立されてるというか、未完成感はあれど拙さは一切感じられず、ひたすら自由で楽しげで非凡な演奏が続くアルバム。


10/09

Group2 / Group2

 邦楽。2018年。
「Echoes」「Abduction」「プール」「PEAK TIME feat. maco marets」がよさげ。
「Echoes」ノリが気持ちいい。途中轟音が入ってくるのも好き。
「Abduction」メロディが好き。疾走感に90年代シューゲイザーみを感じる。
「プール」すごい好き。揺らぎを感じさせる空間的なギターサウンドとまさにシューゲイザー的な浮遊感のあるボーカルにメロディ。サビで倍テンになるのも最高ですね。
「PEAK TIME feat. maco marets」アルバムの中では割と爽やかめに開けた曲。無気力なラップも気持ちいい。空間の作り方というか、リバーブのかかり方に微っっっ妙にvaporwaveの流れを感じますね。
 TSUTAYAのコピーを見て借りたシリーズ。靴見るシティサイケバンドらしいです。まさにシューゲイザー+シティポップ+サイケって感じ。割と好みな音楽性。
 印象的なのはそのサイケ感に僅かばかりのvaporwaveを感じるところで、なるほど今の時代でサイケって言うと往々にしてvaporwave成分を含んでるのかとか。

ar / 吉田ヨウヘイgroup

 邦楽。2017年。
「フォーチュン」「分からなくなる前に」がよさげ。
「フォーチュン」いろんなトラックが有機的に絡んでる感じ。
「分からなくなる前に」コーラスが好き。
 4th。なんかどんどん掴みどころが無くなってる感じ。というかこのバンドって一作ごとにほとんど変わらないようでよく聴くと結構変わってってるな……。メンバーチェンジが影響してるのかもしれませんが、全体的に音の隙間が増えた感じ。ポップさも減退。
 しかし既に吉田ヨウヘイさん以外の全員が脱退してるということで、このコーラスとか管楽器とかギターが失われたのは惜しいなーと……。


10/12

Miracle Milk / Mili

 邦楽。2016年。
「RTRT」「world.execute(me);」「Sl0t」「Colorful」がよさげ。
「RTRT」名前だけ知ってて今までスルーしててごめんなさいでした。こういうのメチャクチャ好きです。中国訛りの英詞が聴いててめちゃくちゃ聴いてて気持ちいい。絶えず上下しては緊張感を持続させるシーケンスも微妙にチャイナなメロディラインもすごい好き。あとアルバムでの流れが最高です。
「world.execute(me);」これは前から好きだったシリーズ。というか結局こういう四つ打ちが好きなんですよね……。この曲もめちゃくちゃ格好良いし聴いてて気持ちいい。
「Sl0t」ハイテンポと思いきや重たいテンポの曲。重たさとシリアスさが好きです。終盤若干アリプロっぽいですが。
「Colorful」アルバムの締めに相応しい(この後に甘き死よ、来たれのカバーあるけど)可愛らしくて美しいメロディの曲。こういう曲、まだ音数と展開マシマシじゃなかった頃のボカロ思い出して無限に切なくなってしまう。
 Deemoでおなじみの音楽グループのアルバム(やったことない)。world.execute(me);目当てで聴いたんですけどRTRTがよすぎた。
 あとRTRTは曲も良いんですけどアルバムの流れもすごく良いですね。Red Dahliaで厳かに幕を開けてGa1ahad and Scientific Witcheryでブースト掛けて満を持してのRTRTで。これはアルバムで聴かないと良さ分からなかったと思います。
 流れが似てるってだけなんですけどCymbalsのsineも同じような流れですね。こういうテンションの上げ方してくれるアルバム大好き。

ALL THE LIGHT / GRAPEVINE

 邦楽。2019年。
「Alright」「雪解け」「すべてのありふれた光」がよさげ。
「Alright」ホーン入ったポップで格好良いロック。このストレートにやさぐれてて格好良い感じは久々に自分の中でヒットでした。
「雪解け」亀井さんらしいしっとりとして流麗なメロディの曲。歌が終わった後、轟音が消えてギターリフが入ってくるところが視界が開ける感があってとても好きです。
「すべてのありふれた光」バインの曲ではすごい久々に聴いた気がする、Bメロで一旦落としてサビで高らかに歌い上げる、ストレートな美メロ+AメロBメロサビにしっかりした起伏がある曲。こういう曲がかつて10年前まではバインの十八番と言われてたんだよなあと思うと隔世の感がありますが。
 前作ROADSIDE PROPHETは個人的にとっつきづらい感じで入り込めなかったんですが、このアルバムは久々に初期~中期バインあたりのポップさが戻ってきたような印象。

ソングライン / くるり

 邦楽。2018年。
「その線は水平線」「風は野を越え」「忘れないように (Album mix)」「どれくらいの」がよさげ。
「その線は水平線」散々言われてますが、良すぎ。濁ったギターの音とか良すぎ。楽曲的にも滅茶苦茶良くて、久々にすごいぞくるりって感じですね。マジで久々に凄味を感じた。アレンジに苦労したというのも頷ける話で、一聴すると無骨でストレートなロックに見えてエレピやオルガンやら、様々な楽器が幾重にも折り重なっていて尋常ではない作り込み。その音一つ一つやコーラスの重ね方、歌メロを引き継ぐギターソロに至るまで完璧な音配置、そして完璧なオルタナっぷりで凄まじく格好良い。
「風は野を越え」アンテナの頃を思わせる重たいテンポのオルタナロック。くるりのこういう曲はマジで外れがないです。
「忘れないように (Album mix)」これは最近っぽい、跳ねるリズムでポップな曲。でもメロディや展開のキャッチーさが一抜けてる。そしてまさにくるりって感じのコーラスワークが素晴らしい。
「どれくらいの」若干フォークっぽいメロディのゆったりした曲。この曲は約2分続くアウトロのためにあると言っても過言じゃない。
 発売から1年くらいしてやっと聴いたんですが、聴いてなくてごめんなさいでした。歌モノで纏まってるアルバムだと聴いてたんですが、最近のくるりはリバグラとかロックンロール・ハネムーンとかが好きでいわゆる最近のくるりのスタンダードである穏やかーな感じの楽曲はあまり好きではなかったので何となく遠ざけてしまってました。
 とにかくその線は水平線が凄まじい名曲なんですが、その他も良い曲が粒揃いでそういえばこの人らばらの花やHOW TO GOを作った人たちだったと久々に思い出しました。歌モノオンリーでアルバム出そうと思ってくれて本当にありがとう。


10/14

音楽図鑑 -2015 Edition- / 坂本龍一

 邦楽。1984年/2015年再発。
「TIBETAN DANCE」「SELF POTRAIT」「羽の林で」「青ペンキの中の僕の涙」がよさげ。
「TIBETAN DANCE」まさに坂本さんって感じのオリエンタルなメロディの曲。透明感のある音が気持ちいい。そして何気に入ってるアコギがフレーズも音色も良すぎ。
「SELF POTRAIT」綺麗なメロディ、でもどことなく不穏。この曲もギター良いですね。
「羽の林で」ストレートな美メロって感じではないけど神秘的ですごく好きな感じのメロディ。歌メロに若干BEHIND THE MASKを感じる。
「青ペンキの中の僕の涙」すごい郷愁を感じるメロディ。何気に結構ハードなリズムも好きです。
 聴こう聴こうと思いつつバージョン多すぎで何聴けばいいのかわからんかったシリーズ。やっぱ名盤と名高いだけあって一曲一曲の完成度が尋常じゃないですね。

未来 / NONA REEVES

 邦楽。2019年。
「未来」「ガリレオ・ガール」「今夜はローリング・ストーン feat. RHYMESTER」「遠い昔のラヴ・アフェア」がよさげ。
「未来」まずイントロがよすぎ。ちょくちょくこの叩きつけるようなセクションが挟まるのがかっこいいですね。サビメロも好きです。
ガリレオ・ガール」ノーナの十八番とも言うべきお洒落でグルーヴィーなポップ。サビ自体が凄まじくキャッチーなんですけど、サビ後半の転がり落ちるようなメロディがめちゃくちゃ良いですね。
「今夜はローリング・ストーン feat. RHYMESTER」やっぱりLOVE ALIVEを思い出すRHYMESTERとのコラボ曲。ユーモアと余裕がある感じでいい感じのパーティー感。ラストがパーティは何処に?だったり。
「遠い昔のラヴ・アフェア」ノーナのラストにはハズレ無しという定説がありますが(僕の中で)、今作のラストもとても良いです。安定感のあるバンドサウンドに切なげなメロディ。

仏陀L / 筋肉少女帯

 邦楽。1988年/2009年再発。
「モーレツ ア太郎」「釈迦」「オレンヂ・エビス」「サンフランシスコ」がよさげ。
「モーレツ ア太郎」この曲から始まるって時点でもう最高。三柴さんのピアノが震えるほど格好良い。やっぱ初期筋少は三柴さんのピアノあってこそ。実際ネタなのかもしれないですけど、この曲の歌詞ほんと好きなんですよねぇ。死んだら神様か?
「釈迦」そして間髪入れずにこの曲に入る流れも最高。元々この曲の魅力が分かってなかったんですけどこの流れで聴くことで良さが分かりました。暴力的なサウンドとどっからその声出してんだって感じのボーカルに乗って疾走する狂気。
「オレンヂ・エビス」めちゃくちゃかっこいい。インディーズ版はあんなんなのに……。いやインディーズ版も好きだけど……。この曲も歌詞がすごく好きです。ほらあんたのアイデンティティーは? ほらあんたのロックンロールは?
「サンフランシスコ」名曲。なんでこんな悲壮感あって狂気を含んでて格好良いメロディが書けるんだ。そしてこの曲も歌詞が好きです。脳髄は物を思うには在らず。
 筋少の1st。収録曲は他でほとんど聴いたことあったもののアルバムの音源自体は初聴。
 いやもうめっちゃ好きですね。サーカス団パノラマ島へ帰るみたいな演出力もレティクル座妄想みたいなメタ視点も未だ備わっておらず、ただただ自己完結的に屈折していて狂気的な空気が満ち満ちていて最高。ただ「孤島の鬼」だけはインディーズ版が至高だと思う。


10/18

SOLEIL is Alright / SOLEIL

 邦楽。2018年。
「卒業するのは少しさみしい」「Hong Kong Chang」がよさげ。
「卒業するのは少しさみしい」メロディがめちゃくちゃいい。で作曲誰かと思ったら澤部渡さんでした。
「Hong Kong Chang」中華でかわいい感じの曲。歌詞がコミカル。
 10代のボーカリストヒックスヴィルの人(既に脱退)とles 5-4-3-2-1の人とでやってるバンド。全曲60年代前半っぽいアレンジのロックで全部モノラル録音。この時代に全編モノラルって正気の沙汰じゃないですね。クラムボンですらステレオと合わせて出したのに。
 マイクロスターの人とか高浪慶太郎さんが参加してて作曲陣が豪華。


10/19

ごはんができたよ / 矢野顕子

 邦楽。1980年/2015年再発。
「ひとつだけ」「ぼん ぼん ぼん」「COLOURED WATER」「在広東少年」「げんこつやまのおにぎりさま」「ごはんができたよ」がよさげ。
「ひとつだけ」徹頭徹尾感動的な名曲だと思います。
「ぼん ぼん ぼん」メロディが好き。かっこいい。
「COLOURED WATER」終盤でバンドサウンドが入ってくるのが好き。
「在広東少年」増殖以前のYMOを感じる曲(実際参加してる)。この曲、今でも通用する格好良さと時代を感じるダサさが同居してて聴いてて妙な気持ちになるんですよね……。サビメロ(そもそもあれはサビなのか)とかすごく開放感あってキャッチーなのに、一回きりで止めてすぐにいかにも80年代的なキメに繋げてしまうところとか時代って感じ。あとBメロのABSOLUTE EGO DANCEっぽさとか。
「げんこつやまのおにぎりさま」メロディが好き。ニューウェーブな演奏も格好良いです。童謡のカバーなんですけどもはや同じなのは歌詞だけ。
「ごはんができたよ」メロディと歌詞が好き。久々に音楽聴いてて泣きそうになりました。
 YMOとの関係が始まってから最初のオリジナルアルバム。後でこのアルバムの前作であるト・キ・メ・キを聴きましたが立ってるステージが全然違う。
 74分という長尺に錚々たるアンセムが並んでる様は圧巻という他ない。

未来派野郎 / 坂本龍一

 邦楽。1986年/1993年再発。
「黄土高原」「Ballet Mécanique」がよさげ。
「黄土高原」メロディが綺麗で好き。
「Ballet Mécanique」サンプリングのリズムは心地良いしギターはかっこいいしメロディは泣けるし矢野顕子さんによる歌詞は美しいしで完璧。
 音楽図鑑よりこっちの方が音に時代を感じるのは何故だ……。80年代って感じの音。っていうのは多分93年に出たCDだからだと思う。ていうかこれ93年から一度もリマスターされてないのか……。G.T.II°とか今の音で聴いたら絶対もっとかっこいいと思えるはずなのでリマスターを求めたい。


10/22

Smart Citizen / 吉田ヨウヘイgroup

 邦楽。2014年。
「ブールヴァード」「12番ホーム」「ドレスはオレンジ」がよさげ。
「ブールヴァード」代表曲らしいですね。確かに管楽器といいトリッキーなギターワークといいコーラスといいTHE吉田ヨウヘイgroupって感じの音。
「12番ホーム」金属質で重たいリズム。こういうの大好き。
「ドレスはオレンジ」このグループには珍しいせわしく詰め込まれた感じの曲。


10/26

.CALLC. / 古川本舗

 邦楽。ライブ盤。2015年。
「ライフタイムサウンドトラック」「KAMAKURA」「クロエ」「ベイクドパンケイクス」「アン=サリヴァンの休日」「グレゴリオ」「情熱と残響」がよさげ。
「ライフタイムサウンドトラック」音源はお洒落なロックって感じですがこのテンションの高さは流石ライブ。
KAMAKURA」Bメロがよすぎ。
「クロエ」SKIRT(シングル)に入ってるらしい曲。未聴だった……。古川さんらしいしっとりとしたメロディが好きです。
「ベイクドパンケイクス」名曲。なのでライブも名演です。それから僕らは小さなパンを焼く。
「アン=サリヴァンの休日」(アコースティック編成での)ラストライブの最後にこれは相応しいのか否か、祝祭感溢れるポップなアンセム。纏っている空気感が本当に楽しげで綺麗で泣ける。
グレゴリオ」初めて歌詞をちゃんと読んだんですけど、この曲ってすごい良い曲だったんですね。
「情熱と残響」この曲はアルバム版のアレンジがあまり好きじゃなかったんですけど、アコギ弾き語りで聴くとすごい良メロだった。
 古川本舗のアコースティック編成でのラストライブを収録したアルバム。
 ぶっちゃけガールフレンド・フロム・キョウトをあんまり聴いてなくて、このアルバムで聴いて初めて良さを理解した曲が幾つかありました。というか古川本舗は大好きな曲とそうでない曲の差が大き過ぎる。
 そういうわけで古川本舗はなかなかに思い入れのあるアーティストでして、そんなアーティストのラストライブなわけですけど、聴くとやっぱ終わっちゃったんだよなあという気持ちになりますね。
 感傷的というよりも、昔無茶苦茶聴いてたmugsとかドアーズとかストーリーライターとかアン=サリヴァンの休日とかベイクドパンケイクスとかバンドワゴンとかがもはや現在進行系ではない終わった過去であるということをまざまざと思い知らされて恐ろしくなる。だから終わったバンドの曲聴くのってよくないんですよね。古川さん結局もう音源出してないし……。


10/29

いろはにこんぺいとう / 矢野顕子

 邦楽。1977年/2011年再発。
「いろはにこんぺいとう」「待ちくたびれて」「昨日はもう」「家路」「やませ(東風)」がよさげ。
「いろはにこんぺいとう」童謡っぽいメロディに溜めを繰り返すリズムがかっこいい曲。
「待ちくたびれて」サビ?後の哀愁溢れるメロディがすごい好き。
「昨日はもう」ノスタルジックなメロディが好き。チープな音色も郷愁を唆る。
「家路」これもノスタルジックなメロディ。ていうか70年代なんで懐かしさを感じるのは当たり前かもですが。
「やませ(東風)」メロディが美しいバラード。

ト・キ・メ・キ / 矢野顕子

 邦楽。1978年/2011年再発。
「ト・キ・メ・キ」がよさげ。
「ト・キ・メ・キ」ベースが格好良すぎ。それに尽きる。ラストのコーラスの盛り上がりも高揚感あって最高です。