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あたまのわるい音楽ブログ

2013まとめ (主に邦ロック) 1/3?

[1ST LIVE AT SHIBUYA WWW 20120901 / タルトタタン]
 アイドル? タルトタタンの1stライブアルバム。全体的にそつがない感じ。タルトタタンの二人(今はメンバー変わってます。もう2回くらい?)も音程は安定してるしバックバンドも流石面子が面子と言いたくなるような安定感。ライブアルバムにしては驚きが無いとも言える。
 ギターは元ナンバーガール田渕ひさ子さん。「epoch making love」のキレキレなギターは流石の貫禄。「入り鉄砲に出女」のドラムも流石無駄に上手い西浦さんだけあって鬼気迫るドラミングは凄絶の一言。
 関係ないけどナンバガに確実に影響受けてるであろう進行やってた二人は田淵さんとかアヒトさんとかと共演することが出来たのは感慨深いのかなぁと。関係ないけどまた四人で進行やってくれ。

[bamboo boat / camèra-stylo]
 二人組ポップユニットcamèra-styloの2ndアルバム。アコースティックな歌モノが中心という印象。音遊びが少し減ったかも。「bamboo boat」で静謐な雰囲気からいきなりディストーションかますセンスはやはり面白いというか、でも少しありがち? やはり捻りまくったメロディラインを上手くポップにまとめあげるのが非常に上手いなぁというか、センス溢れまくる二人組だと思います。お洒落でダンサブル、でもいろいろぶっ飛んでる歌詞の「不純異星間交遊」がお気に入り。あと個人的に「UF-0」のスタジオ音源化希望。

[Fourth wall / THE NOVEMBERS]
 ロックバンドTHE NOVEMBERSの4thミニアルバム。これtwitterにも書いたんですけどなんだかヴィジュアル系みたいな音楽性になってきた感じ(偏見)。昔から遅めの曲には独特な雰囲気があったけれどここまでくるともう鬱ロックとかいう括りじゃないですね。辛うじて速めの曲「primal」や「Observer effect」には前の雰囲気が残ってます。あとなんかメタル系のダサさというかクサさが入ってきた? 次の作品でDIR EN GRAYみたいになったらどうしよう。最後に、完成度はとても高い作品だと思いますが個人的にあまり好きな路線ではないことを付け足しておきます。

[m t v / 豊田道倫]
 豊田道倫名義での8thアルバム?リリース数多すぎてよくわからん。どこかで『パラダイス・ガラージ期の雰囲気を感じさせる音作り』と書かれていましたがその通りだと思います。豊田さんにはあまり詳しくなく、パラダイス・ガラージの一、二枚を持っていて音楽性の大体の変遷を知っているくらいですが。「実験の夜、発見の朝」くらいまでとは言えませんがある程度過剰なアレンジが戻ってきたというか、なったというか。「幻の水族館」とか顕著だと思います。あと個人的に、歌詞がもう全編に渡って素晴らしいの一言。日常の細やかな幸せや悲しさを鋭く切り取っているような。積み上げてきた年月を感じさせながらも、全く古臭くない。2013年にあるべきアルバムだと思います。異様な物悲しさをもって迫ってくる「あいつのキス」が白眉。

[P.S.メモリーカード / さよなら、また今度ね]
 ロックバンドさよなら、また今度ねの1stアルバム。あんまり有名になってないみたいですねこれ……。初期衝動に満ち溢れていた前作ミニアルバムから音数は増えてサウンドも洗練され若干小奇麗になった感じですかね。最初は目に見えて売れ線になったみたいで何だかなぁ、と思っていましたが初期衝動は薄れていませんでした。「ジュース」や「窓娘」がこれもう個人的に大好きな曲なんですが青春や恋の上手くいかなさや行き詰まり感、それとささやかな幸せの瞬間やらを表現した歌詞それをそのままぶつけたようなバンドサウンドが最高だと思います。それと全曲3分から4分弱なのがとても良い。コンパクトなのは良いことです。個人的に最近のバンドで一番リアルな青春を歌ってるバンドじゃないかなぁと思います。最近少なくなったというかメジャーにならなくなった感じですよねそういうバンド……。あれこれに似てるとか言うのはあまり好きではないんですが、Base Ball Bearとか好きなら気に入るのではないでしょうか。もっと知られてもいい。

[RADIO ONSEN EUTOPIA / やくしまるえつこ]
 相対性理論ボーカルのやくしまるえつこ1stソロアルバム。今まで出したシングルの総まとめとみんなのうたカバー。シングル曲は「ヴィーナスとジーザス」以外聴いたことありませんでした。「ノルニル」が良いとか聞いたくらい? 詳しいことは割愛しますがセッションのメンバーがメンバーなだけに演奏は滅茶苦茶上手いですし、バンドサウンドになることで曲の良さをより引き出しているように思います。特に「少年よ我に帰れ」や「COSMOS vs ALIEN」の後半インスト部分など。曲の感想になるんですが「ヤミヤミ」は少しいただけない。この作品でもカバーされていますが「メトロポリタン美術館」みたいなのを目指したんでしょうがそういった系とは少し違う、作られた感がどうにもな曲になってしまっていると思います。それと「ラジャ・マハラジャー」のカバー、これはもうよくないなぁ。原曲が原曲なのでアレですが、演奏も洗練されてしまって逆に魅力が無くなってしまっていますし、そもそもボーカルがねぇ……。とは言え、もう曲と歌詞の良さだけで充分おつりが来るアルバムだと思います。というか「少年よ我に帰れ」の焦燥と疾走感、「ときめきハッカー」のキラキラとした美しく可愛らしくどこか切ない感じ、「ロンリープラネット」の凄絶さ、この三曲が入ってるってだけで一回聴いてみる価値はあるかなぁと。「ロンリープラネット」はこれもう散々書きましたけど言葉ではとても言い表せない、なんというか、アレだ……とにかく一回聴いてみてください。

[TOWN AGE / 相対性理論]
 で、その相対性理論4thアルバム。まず初めに言いますと3rd以前までとはもう全然違います。明らかにやくしまるえつこティカ・α?)さん主導になった感じ。なのでソロ作が気に入った人なら普通にいけると思います、が。ソロ作よりも作り込みが足りないというか、むしろ作り込み過ぎているというか? 一曲が長かったソロ作と違ってコンパクトにまとめられていますが、何だかまるえつさんが従来の理論と近づけようとして中途半端になってしまったようなそんな印象を受けます。それとバンドの演奏を楽しむ余地はほぼ無くなってしまったように思います。あくまで曲と歌がすべて。新生理論組に特有のどこか冷たい雰囲気もそのまま。曲は「救心」「ほうき星」「帝都モダン」がお気に入り。まるえつさんや永井さんの書くメロディにはポップな中にどこか物悲しさや切なさが垣間見える所があって、そこが冷たい雰囲気を醸し出しているのかとも思います。

[White White White / Poet-type.M]
 門ちゃんっニューアルバム買ったよっ門田匡陽のソロ、Poet-type.M名義での1stアルバム。サウンド的には前のソロアルバムと大差無い感じですが、曲のクオリティは上。ポップでギターロック的ながらも複雑に進行するメロディラインも健在。あくまでアコースティックに音数少なめにまとめ上げるアレンジもそのまま。「何もかも越えて、吐き気がする (Down To Heaven)」がギターロック好きは一番気に入るかもしれません。唯一アップテンポな曲ですし。この曲の凄い所は上に転調して盛り上げるのではなく下げて盛り上げるところ、はっと気付かせるような展開で久々に門田さんの凄みを見たような。歌詞は独特で、言葉選びのセンスがまさに詩人だと思います。そこは本当に凄い。全体的に静かで優しい雰囲気が流れているアルバムで、次に繋げられるような作品になっていると思います。それとリードトラックである「光の粒子 埃の中で (Departures)」が一番影薄いというのも、なんか門田さんらしいと思います。

 あとはまぁ、後で