All you need is black earphone (?)

あたまのわるい音楽ブログ

僕が好きなボカロと東方アレンジと邦楽ロックの話をするので聴いてもらったり同意されたりしたい

YouTube貼りすぎてめっちゃ重い!!!! ごめん!!!!

この記事はすしすきー 健全版 vol.1 Advent Calendar 2023 16日目の記事です。
こんにちは、蝉暮せせせです。Fediverseに生きるしがない音楽好きです。
今回は僕が好きな音楽を皆さんに紹介しようと思います。

のですが、そんなこと言われてもまずお前が誰だか知らねえしお前の聴く音楽も知ったこっちゃねえよと思われる方が大半かと思います。
大丈夫です。
この記事を読み進めるだけで、僕が一体どのような人間で、どのような音楽を聴いていて、それがどんな音楽なのか一発でわかるように書きました。
お手間は取らせませんのでどうか読んでいただけますと幸いです。

これから音楽を作っている人の名前がいっぱい出てきますが、簡単にその人たちの概要と入門に良さそうな曲を貼っ付けています。
有名どころばかりなので全部知ってるという方もいるかもしれませんが、そういう方はこの記事を読んでるときだけ全員忘れてください

米津玄師が好きです

まずは掴みとして、みなさんご存知であろう米津玄師さんの話をさせてください。

米津玄師が好きです。本当に好きです。
「好きな音楽って言ってもどうせみんな知らないだろうからメジャーなものでお茶を濁しておこう」の米津玄師ではなく、本当に好きです。

その証拠にこちらを御覧ください。

これはLast.fmという聴いた音楽を記録できるサイトがあるんですがそこにある僕のアカウントのキャプチャで、僕が今までの人生*1で聴いたなかで再生回数が多いアルバムの表です。
米津さんが2014年に出された「YANKEE」というアルバムが再生回数で言えば自分のオールタイムベストとなります。

3曲程度ご紹介します。

乾涸びたバスひとつ

Spotifyで失礼します。この先YouTubeに公式で上がっているものはYouTubeを貼っていますが無いときはSpotifyを貼ったりよく知らない誰かが上げた動画を貼っています。
2012年のアルバム「diorama」収録。
「YANKEE」の方が聴いた回数は多いのですが、アルバムの全体の雰囲気や統一感は「diorama」の方が好きです。
この「乾涸びたバスひとつ」という曲はその「diorama」の間違いなくハイライトになる曲。
ローファイでダウナーに鳴らされるバンドサウンドに回顧的な歌詞、そして感情を発露させるCメロの叫びがエモい。この人の曲で一番エモい瞬間だと思う。

LOSER

2017年のアルバム「BOOTLEG」収録。
その前のアルバム「Bremen」からこの時期、個人的には初期のようなひねくれた要素が減退していたように感じられていたので当時は少し離れてしまっていたのですがこの曲は好んで聴いていました。
この曲を聴くと、群馬県高崎駅前(実家の最寄りです)の駅前ロータリーでこの曲を流しながら真夜中に一人で踊ったことを思い出します。

感電

2020年のアルバム「STRAY SHEEP」収録。
「Lemon」でアホほどバズってからの大躍進はもう皆さん知るところだと思いますが、前述したように自分は米津さんの音楽から一時期離れていた時期がありました。そんな自分を呼び戻したのがこの曲です。
ファンク感とひねくれた感じが非常に好き。諧謔的なMVも散々ネタにされましたが雰囲気のあるMVだと思います。


で、「YANKEE」の話はしないんですがまだまだ紹介したい人は沢山いるのですみませんが割愛させてください。「リビングデッド・ユース」が好きです。

米津玄師が好きということは、好きなボカロの話をします。

ボカロ

というわけで好きなボカロPを8名ほど紹介します。そろそろニッチな話となりますが辛抱強く読んでいただければ幸いです。

wintermute

シューゲイザーというジャンルがあります。ロックの1ジャンルで、ロックにおいてギターという音は基本的にギャーンという感じで鳴っていますがそれをより歪めて更に引き伸ばしてゆらゆらさせたような音色を特色とするジャンルです。
wintermuteという方はボカロでシューゲイザーをやる、いわゆるミクゲイザーの代表的な作者です。こちらをお聴きください。

Jupiter Pop

2009年のアルバム「Stray Light」収録。
ジャキジャキしたギターが残響感強めで鳴っているのがわかると思います。かっこいいですね。
疾走感と躍動感、よくドライブ感と言ったりしますが楽器隊(ギター以外は打ち込みですが)の熱量と勢いに溢れている曲です。
同アルバムでは「Song of Pixie」もめちゃくちゃ好きです。

Song of Pixie

2009年のアルバム「Stray Light」収録。
なんかこのキラキラしたギターの音色を聴くと大変エモい気持ちになってしまう。

えこまる

えこまるさんもミクゲイザーの代表的な作者です。

参月の雨

2010年のアルバム「Visions & Flowers」収録。
これはどちらかというとナンバガフォロワーのオルタナなギターロックっぽい曲ですが、ジャキジャキとした音がかっこいい曲です。
ナンバガって何? オルタナなギターロックって何? と横文字が急にいっぱい出てきて混乱されたかと思いますが、後でナンバガの話をするので大丈夫です。こういう音楽です。正確にはこういう音楽と言い切ってしまうと語弊があるしファンから怒られそうなのだが大丈夫です。

A monochrome girl. ( @the world's end )

2010年のアルバム「Visions & Flowers」収録。
こちらはガッツリシューゲイザーな曲です。浮遊感と陶酔感が強めですね。
個人的にどちらもマイブラの影響は強いという前提の上でwintermuteさんはRide成分が強め、えこまるさんは更にマイブラに寄った上でマイブラ以降のいわゆるディーパーズやcruyff in the bedroomのようなギターの音の壁を強調したり陶酔感を強めた方向性に進んでいる印象がある。

上記の2つはどちらも「Visions & Flowers」というアルバムに入っており、廃盤で再プレスもなくサブスクにもありませんが僕は持っています。羨ましいですね。みなさんもどこかで見つけたらすぐ買いましょう。

全自動ムー大陸

この曲を聴いてください。

今​夜​は​ミ​サ​イ​ル​が​落​ち​る​か​ら​下​着​を​僕​に​く​れ

2014年のアルバム「やめも」収録。
ジャンルとしてはこちらもミクゲイザーだと個人的に思ってますが、先の4曲と比べて明らかになにかがおかしいというのが分かっていただけると思います。
歌詞も音もだいぶイカれてますが、それが良い。

ちなみに今回は例によって泣く泣く割愛しますが、これを聴いて良いと思った方はボカロではないですがHASAMI groupや未来電波基地もオススメです。
ボカロでこの辺りに重なるのはアメリカ民謡研究会でしょうか。
ここから青屋夏生や緊急ゆるポートに足を広げていくのもいいぞ。でんの子PやMSS Sound Systemも良い。最近だと故やす子やAOTQもこの辺りが好きならおすすめ。お前も沼に落ちろ!!

ふなむし

君たちはふなむしを知っているか!?

遺書とハートマーク

2014年のアルバム「こわかったね」収録。
アルバム「無精卵」と「こわかったね」を残していなくなってしまった*2(ていうかボカロPはそういう人が多すぎる。あの才能たちは一体どこへ散らばっていってしまったんだ)孤高のカリスマボカロP。
歪みきったノイズギターの壁に圧倒される。メロディも歌詞もとても切実で物悲しい。
この人より「悲痛」という表現が似合う曲を作れるボカロPを僕は知りません。

アノマロカリスの裔

2014年のアルバム「こわかったね」収録。
「こわかったね」はミクゲイザー好きならマストだと思います。


有名どころもいきましょう。

Treow

Drain

2009年のアルバム「Piece of Cipher」収録。
みなさんもちろん逆衝動PことTreowさんはご存知かと思いますが個人的にこの曲が一番好きです。ジャンルとしてはエレクトロニカ
後半のノイズの嵐を爆音で聴くと飛びます。

ハチ

さっき出てきたひと!!!

パンダヒーロー

2010年のアルバム「OFFICIAL ORANGE」収録。
毎回カラオケで歌う。

白痴

Spotifyではなにかのあれなのか「はくち」になっていますが正式タイトルは「白痴」です。
2010年のアルバム「OFFICIAL ORANGE」収録。
ハチの曲で一番好きなのがこれ。6分超えの壮絶な楽曲。この箱庭的で病的な世界観がひとつの完成を迎えた作品こそ「diorama」ですね。
ハチという人は米津玄師さんのボカロPの名義です。


あとは最近のやつ。

いよわ

このひと多分天才だと思う。

オーバー!

2021年のアルバム「わたしのヘリテージ」収録。
きゅうくらりんはみんな知ってると思うので、個人的に一番好きなこちらを。
いよわさんにしては割とひねた要素が少なく楽しい曲。
良い曲はイントロ5秒で掴んできますがこれがまさにそう。

1000年生きてる

2021年のアルバム「わたしのヘリテージ」収録。
創作やってる人はみんな刺さると思う。刺さった。

稲葉曇

ラグトレインいいなーと思って「ウェザーステーション」を聴いた。よかった。

きみに回帰線

2022年のアルバム「ウェザーステーション」収録。
ざらざらした抑揚のない声で淡々と歌われる救いのない歌詞。好き。
あとアルバム「ウェザーステーション」のラストがこれなので曲順配置補正も入ってると思う。ラストがこれとは……。

ひみつの小学生

2022年のアルバム「ウェザーステーション」収録。
こちらは「ウェザーステーション」のオープニングを飾る曲です。
こっちもだいぶシニカルな歌詞に可愛げの欠片もなく(ちょっとある)ローテンションに疾走する曲。かっこいい。


というわけで好きなボカロを紹介しました。
ここまででだいぶご理解いただいてると思いますが、自分はニコニコ動画ど真ん中世代でどっぷり浸かっております。
ニコニコ世代ということは、東方アレンジの話をします。

東方アレンジ

東方Projectというゲームがありますね。東方アレンジというジャンルは東方Projectのゲーム内で使われているBGMをベースに歌詞をつけたり編曲したりしたジャンルです。
冷静に考えると人の作ったBGMから別の曲を作るって今の文化じゃちょっと危ない発想のジャンルだし東方以外だと絶対成立しなさそうなジャンルだ。
しかし、東方アレンジを聴くにあたってそういった情報は全部忘れてOKです。
もちろん原作の知識はあったほうが楽しめるが無くても楽しめる。それがよいところ。原作関係ない曲も多いししかし原作の理解は高ければ高いほどいい。そういうのが好き。僕は東方が好きなので。

モジャン棒

先ほどのめっちゃ聴いたアルバム表で「モジャのみぞ知るセカイ」というアルバムがありましたね。それを作ったサークルです。
音楽性としてはかなり体に悪そうなオルタナロック。特に初期の曲は歌詞も曲も殺伐としていて刺々しい!
東方キャラよろしく酒かっくらって聴くと楽しそうな音楽です。僕は酒が飲めないので気分だけですが。

脳無オーケストラ

2013年のアルバム「モジャのみぞ知るセカイ」収録。
このアルバムでモジャン棒に初めて出会って最初にアルバムのクロスフェードを聴いたとき、これが流れて一発で「このサークルは間違いない」と思った。皆さんもそう思うでしょう。
もうジャキジャキしたギターが出てくるのなんどめだって感じですが僕はこういう音楽が好きです。
「モジャのみぞ知るセカイ」は地霊殿曲で占められたアルバムです。モジャン棒の殺伐とした不健康な世界観と地霊殿がマッチしすぎている。なのでそれこそ人生ベストレベルに聴いた。「脳無オーケストラ」は少女さとりが原曲ですがおねえちゃんの性格の悪さが滲み出てて最高。こいしちゃんアレンジ「心無マスホリック」がそこに並んで個人的に双璧ですが、こちらもディスコミュニケーションっぷりをポップながら寂しげなメロディで歌っている曲で大変意地悪い。でも終盤「遠景ライン」と「荒天ロック」で明るく締めるので聴後感*3は良い。

自殺クラブ

2012年のアルバム「COUNTDOWN GENSOUKYOU 12/13」収録。
もうイントロの瞬間から高音がギャリギャリしてて耳に刺さる!!! それがオルタナロックというもの。ナードっぽくて体に悪そうであれば悪そうであるほどいい。
みんな大好き蓮メリ心中シチュもついてお得。

ごりら公園

ごりら公園もモジャン棒と同様、オルタナロックアレンジを中心とするサークルです。
モジャン棒よりは健康的で爽やかなロック。だと思っていた。2015年までは。
2015年暮れにリリースされた「花冷姫」(名曲。ネットでは聴けない)を境にポップではありつつもそれ以前もあったダークな要素を前に出し始めて、それまでも好きだったんですが更にハマりました。ダークな感じの音楽が好きです。
最終的にその方向性が名盤「不眠画報」として結実します。

まどろみ

2014年のアルバム「芥のせせらぎ」収録。
「ハルトマンの妖怪少女」を原曲とするアレンジ。つまりこいしちゃんの曲。
中盤の引き裂かれるような高音のギターソロがエモくて素晴らしいです。

Silver

2018年のアルバム「不眠画報」収録。
名盤「不眠画報」。あの東方我楽多叢誌にも紡さんによるレビューが掲載されています。

touhougarakuta.com

そのオープニングを飾る楽曲。
不健康なオルタナロックを象徴する、夜を感じさせるなんとなく不穏で寂しげな楽曲。
アルバムだとこの曲〜D・W・D〜ロボトミーの流れがよすぎる。好きな曲順ランキングを作るとしたらトップ10に入ると思う。
ていうか不眠画報はどの曲もすばらしい。ぜひ買って聴いてください。

名盤名盤言ってさっきのよく聴いた表だと5位じゃん! と思われるかもしれませんが、

2017年以降では1位です!!!
ちなみにPeople In The Box以外はこの記事では出てきません。また別の機会に。

深夜放送

夜の流れで深夜放送も紹介する。
こちらを聴いてください。

あなた(アルバム)

www.youtube.com

2020年のアルバム「あなた」。
もうジャケからして不穏で曲もかなりガッツリしたノイズロック。
こういう東方アレンジがこの世に存在します。


もっとポップなやつもいきましょう。

OTAKU-ELITE Recordings

SCARLET DISCO

www.youtube.com

2009年のアルバム「Tsukuyomi and Amateras」収録。
U.N.オーエンは彼女なのか?」が原曲。なのでフランちゃんの曲。キッチュで狂気的で楽しくてかっこいい曲。

OTAKU-ELITE Recordingsという名前にピンと来ない方もいるかもしれませんが、みなさんおなじみあの「スカーレット警察のゲットーパトロール24時」の作詞・編曲を行ったD.watt/七条レタスさんの個人サークルです。
個人的にこのサークルのタロット三部作と呼ばれるアルバム群が非常に好きなんですがそれについて書いてるとやはり時間がなくなるので割愛します。

The Secret Garden

www.youtube.com

2011年のアルバム「貴女が生きる、この世界」収録。
そのタロット三部作からの曲。
あさなさんのたおやかに伸びる歌声とお洒落なコード進行が素晴らしいです。

アリスミア・アリスメア

ほんと東方アレンジについて書くとあれもこれも書きたすぎるのでかなり絞ってますが最後にこれだけ紹介させてください。
僕が知ってる限り唯一の変拍子ポストロックアレンジをやるサークルです。

僕の名前で呼ばれた鳥

www.youtube.com

ウワーカッコイイ!!!!!!


東方アレンジも昨今ではサブスク解禁されているアルバムもありますが、それでもインターネットでフルでは一曲も聴けない名盤が多く存在します。
彼らを掘らないのは音楽好きとして大変もったいないことだと思います。とか言って僕も最近は全然掘れてないですが……。


ここまで辛抱強く読んでくださった方はもう僕の趣味嗜好を理解されたと思いますし、恐らく同調してくださるのではないかと思います。
邦楽ロックの話に行きます。

邦楽ロック

NUMBER GIRL

NUMBER GIRLが好きです!!!
NUMBER GIRLというバンドをご存知でしょうか。1995年夏から己の自力を信じて2002年まで活動し解散、その後2019年に再結成し2022年に再解散なされました。
音楽性はジャキジャキとした高音が強い騒やかなギターとゴツいベースと暴れ太鼓みたいなドラムとへんてこなボーカルが織り成すオルタナロック。
さてオルタナロックとはなんぞやという話をする。
1980年代後半〜1990年代に前述したようなシューゲイザーとかあとグランジとかかたやポスト・ハードコアとかそっからエモとか諸々そういう名前のついた新しいロックのジャンルが生まれるんですけどもそれを引っくるめてオルタナティブ・ロックと呼称されます。されないこともあります。
この記事で言うオルタナロックとは早い話がうるさくて暗くて不健康そうなロック。
雑な知識を披露するのはこの辺でやめといて視聴してみましょう。

NUM-AMI-DABUTZ

2002年のアルバム「NUM-HEAVYMETALLIC」収録。
俺はナムアミが一番入門に最適だと思っているのでこれを一番に貼った。実際僕がナンバガの曲で初めて聴いたのはこれ。
これだけ見ても何がなんだかわからないと思いますがNUMBER GIRLはこういう人たちです。

TUESDAY GIRL

2000年のシングル「鉄風 鋭くなって」もしくはベストに収録。
あとはTUESDAY GIRLを貼っておく。今更透明少女とか鉄風とかオモイデインマイヘッを貼っても芸がないと思うので。
NUMBER GIRLNUMBER GIRLたる所以がここに詰まっている。ナムアミと合わせて聴けばもうナンバガというバンドがどういう感じかわかるかと言われれば全然そんなことないんですけども
これ鉄風と同じシングルに入ってんのすごくない?
あとこの曲は騒やかな演奏のバージョンがめっちゃいいんだがそれをここに貼るのは憚られる(今更)ので探して聴いてください。

水色革命

1997年のアルバム「SCHOOL GIRL BYE BYE」収録。
あんまりギザギザした感じばかりの曲を貼ってもしんどいので、初期の爽やかめな曲も聴いてください。
ギターは相変わらずギャンギャンしてますがメロディが甘酸っぱくてキラキラしている曲。

People In The Box

ナンバガと一気に毛色は変わりますが、僕が人生で最も聴いたバンドであるPeople In The Boxについても書きます。
ピープルの特徴はなんといっても変拍子と目まぐるしく変わる曲展開。そのため一発で全容を把握するのは難しいですが、わかってくると大変気持ちいいです。
わからなくても曲展開に振り回される感が楽しいしメロディのポップさがすばらしい。

聖者たち

2014年のシングル「聖者たち」もしくはベストに収録。
そう、「聖者たち」を作ったバンドなんですね。聖者たちとはアニメ東京喰種トーキョーグールのEDです。
さすがにアニメ提供曲だけあってキャッチーに仕上がっています。
そもそも耳に残る中毒性のある曲を作るのが上手い人達なんですが、この曲も印象的なベースとひねくれたメロディで掴んでサビで開放感を与えるという構成がとても上手い。

懐胎した犬のブルース

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2019年のアルバム「Tabula Rasa」収録。
ぶっちゃけ聖者たちに比べたら大変地味な曲だと思う。ここまで来るとあんまりロックって感じでもないし。ただ僕がピープルで一番聴いた曲がこれ
インパクトの強い曲ではなく、良さを言語化するのも難しい。ただピアノとベースの絡み、踏みしめるようなドラム。マリンバ(多分)やサビのキーボードなど優しく生命力のある音の配置がすごく心地良い曲。さりげない転調もアクセントになってます。

泥の中の生活

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2007年のアルバム「Frog Queen」収録。
僕がピープルに出会った曲。
これがいければもうピープルは全部いけます。

the cabs

ピープルについて書いたんだったらthe cabsについても書かなきゃ嘘だよな、ということで当然ながらレーベル同門キャブズも好きです。
ピープルとキャブズはかつて同じ残響レコードというレコードに所属していました。

二月の兵隊

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2011年のアルバム「一番はじめの出来事」収録。
僕がキャブズに出会った曲。名刺代わりという感じで、キャブスのだいたいの要素はここに詰まっている。
キャブズの特徴はポストロック感高いしなやかで手数の多いドラムと変拍子、時々急に入ってきてびっくりする絶叫。そして何より耽美的な歌詞。

anschluss

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2013年のアルバム「再生の風景」収録。
タイトルが読めねー!!!!!! アンシュルスと読みます。
このバンドで高橋國光さんが表現しようとしていたグロテスクな美しさは音からもそしてこのMVからも伝わると思う。

素晴らしいバンドでした。2013年に解散しています。

group_inou

最初に掲載したよく聴いてるアルバム表にいる人たちで残り紹介してないのはgroup_inouだけとなりました。
で、group_inouの紹介なんですがこれまでと打って変わってヒップホップです。
イノウの特徴といえばなんといっても基本的にかなり意味不明でたまに下ネタが入ってくるのになぜかかっこいいライムとゲーム音楽を思わせるチープで柔らかい音色のトラック。
まずはこちらの動画を見てください。見たことある人も改めて見てください。

THERAPY

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2010年のアルバム「_」に収録。
曲より動画に100%意識が持ってかれたかと思いますがそれで掴みとしてはOKなので何度も聴いてください。

好きな曲も貼ろう。いやTHERAPYも好きですが。

ZYANOSE

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2010年のアルバム「_」に収録。
12小節ワンセットという切りが悪い拍子でなんとなく不安感を醸す曲。
心細さや孤独感みたいなものにチアノーゼな不健康感も加わりながら疾走するのが気持ちいいです。

HAPPENING

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こないだ出た新曲! あまりにもイノウすぎる。ありがとう。アルバム出してくれ。


昔っから聴いてるアーティストを紹介したので今年よく聴いた人たちも紹介しよう。

cero

コンテンポラリー・エクレクティック・レプリカ・オーケストラの略らしい。
つまりどういう音楽をやる人かというと、古今東西いろんな音楽を折衷してお洒落で気持ちいい感じのポップスを作る人たちです。
まずはSummer Soulを聴きましょう。

Summer Soul

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2015年のアルバム「Obscure Ride」収録。
代表曲。シティポップリバイバルに乗っかってかなり世代のアンセム感を得た曲だと思う。ライブでやってくれません。
「Obscure Ride」自体が2010年代を代表するアルバムだと思ってるので興味のある方はぜひ聴いてください。

Fdf

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2023年のアルバム「e o」収録。
今年出た新譜の曲*4。僕はこの曲のジャンルを言い表す語彙を持たないのですがノリノリの楽しい曲です。管弦楽なチェンバーポップとファンクの折衷?

君島大空

このセクションで選んだ中では唯一ソロミュージシャンということでベースはアコギ弾き語り。なんですがかなりアブストラクトなアレンジをしたり脱構築的だったりバンドサウンドでやったりなどなどフリーダムな感じに曲を作る人。

向こう髪

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2021年のアルバム「袖の汀」に収録。
しかしこれはストレートに正統派の弾き語り曲。シンプルにアコギが上手すぎる。表現力……。
アコギの瑞々しさと躍動感が好きです。

火傷に雨

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2020年のアルバム「縫層」に収録。
多分この人の曲で一番キャッチー。ヒップホップ以降の流れを感じさせるリズムに歪んだギター。

No heavenly

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2023年のアルバム「映帶する煙」に収録。
本領発揮というか、この人の混沌とした世界観が凝縮されてる曲。
この曲が一番初期七尾旅人フォロワーという感じがする。グランジでフォークでポップでシューゲイザー

お疲れ様でした

以上が僕の好きなアーティストで、みなさんに知らしめたい、あるいはいいよね……いい……と同意を求めたい人たちです。
まあ他にも好きなアーティストはいっぱいいるのですが割愛しました。また別の機会に。

それで何が言いたいのかというと、僕の趣味はこれで皆さんわかったと思うのでみなさんもこの記事のように自分の好きな音楽の話をいっぱいしてくれ!!!!
よろしく頼みます。

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零細ボカロPです。作った曲を聴いてくださると幸いなり。

www.youtube.com

今年の頭に出したアルバム。以上に挙げた素晴らしい楽曲たちと比べると大変見劣りするががんばってつくった。
この記事にいる人たちを聴いて育った人間が作った音楽です。

宣伝2

俺はここにいる。

tanoshii.site

以上、シマエナガの提供でお送りしました。

*1:正確には2011年からの12年間

*2:Twitterにはいらっしゃる)

*3:知らない言葉だ……

*4:曲自体は2020年リリース