この記事はいい音楽 Advent Calendar 2020 16日目の記事です。
_さんの5日目の記事を受けまして、自分の音楽遍歴についてつらつらと書いてみようかと思います。
あくまでざっくりなので正確ではありません。
スキマスイッチ
すっげー遠い昔に山下達郎とかオザケンとか聴かされてた記憶はありますけど、BGMとかテーマソングとかでなく、本当の本当に音楽を音楽だと認識して聴き始めた一番最初って、自分の場合は小学生の頃に映画ドラえもんで聴いたスキマスイッチだったりしますね。最初に聴いた音楽アルバムが多分「空創クリップ」で、そこから初期三作をちゃんと聴いてガッツリハマってたような覚えがあります。
当時は「螺旋」「種を蒔く人」「スフィアの羽根」あたりが好きだった気がします。そしてつい最近「アカツキの詩」って良い曲だなあと思いました。
バンプとアジカン
スキマスイッチから1年ほど間は空くんですけど、多分に漏れず邦楽ロックの原体験はバンプとアジカンでした。
バンプの方が多分早かった気がする。初めて聴いたのはFF11のFlash動画です。FF11のFlashとか存在すら今思い出したわ……。
全然見覚えがない。
orbital period以前のバンプはもう今に至るまでずーーっと好きですね。一番好きな曲は「Stage of the ground」です。
アジカンはニコ動の作業用BGMで聴いたのが初めてですかね。
という動画がありまして、明確にロックバンドというものと初めて出会ったのがこの動画でした。
この2バンドを聴き始めた頃は2008年頃で、既にYouTubeやニコ動、MySpaceなんかがあったのでPVなどを見まくっていた覚えがあります。
あくまで余談になりますが、ニコニコ動画と「フルみっく伝染歌プレーヤー」というブログパーツのおかげでボカロ曲をめちゃめちゃ聴きまくってたり、ニコ動にアップされてる東方アレンジを聴きまくったりしてたのも同時期です。
当時のニコ動では東方手書き動画に邦楽曲が使われていることが多くて、そこで新しいバンドを知るということも多々ありました。モグフヨさんとリーチャさんが代表格でしょうか。モグフヨさんの東方手書き動画が無ければ下手したら志村さん存命の内にフジファブリックを聴けてなかったかもしれないと思うと末恐ろしい。
97の世代と暗いロック
アジカンなどの動画を漁ってると当然サジェストに当時のロキノン系バンドや遡って97の世代なんかが出てくるようになりますね。
多分Syrup16gが解散したドンピシャの頃だったかな……当時「鬱ロック」って括りあったじゃないですか(僕の記憶が確かならば)。今思うとめちゃめちゃ安直なネーミングだ。平和な時代だったんですね。
そういったワードから、そのSyrup16gやpegmap、THE BACK HORN、THE NOVEMBERS、GRAPEVINE、BURGER NUDS、People In The Boxなどの(当時)不健康な(イメージを抱いていた)バンドをどんどん掘っていった覚えがあります。
あとはくるりやナンバガ、スーパーカーを聴き始めたのもこの頃です。
くるりとの出会いはネットはあんまり関係なくて「愉快なピーナッツ」のiPodのCM見て好きになったのがきっかけでした。
ナンバガはアジカン経由でしたが、「透明少女」を初めて聴いた時はなんやこれ全然良さがわからん……と思ったものでした。「鉄風 鋭くなって」と「NUM-AMI-DABUTZ」は一発で好きになったのでそういう適性だったんだと思います。
初めて自分のお小遣いで買ったCDがくるり「魂のゆくえ」でした。「リルレロの後奏やたら長いな……」という感想を抱いたのを覚えています。
そっからずっとくるりもシロップもバインもピープルも追い続けてますし、生で見れたナンバガはめっちゃかっこよかったので変化してないというか、なんともはやという感じです。
2009年~10年
2009年、10年頃はレビューサイト見まくってそこから音楽を知るというのをやりまくってました。
その頃あった蝿足昆布さんの「音猫シティ」というレビューサイトが邦楽も洋楽も大変バラエティ豊かで、ロキノン系に留まらない邦楽を掘っていくきっかけとなったのがそのサイトでした。全然関係ないけど小林銅蟲先生を知ったのもそのサイトでです。
あとはアルバム全曲レビュースレとか放蕩息子の迷走とかWestern Voyagerとかです。アルバム全曲レビュースレのごった煮感(そして邦楽偏重感)もだいぶ音楽を聴く指針として影響を受けている気がします。
当時、相対性理論とかモーモールルギャバンとかサカナクションとか最近アツいバンドとされていたものを追いつつ、いわゆるkokoronoやFantasmaや空中キャンプのような「邦楽の名盤」みたいなのは一通り聴いて、はっぴいえんど~YMO界隈から80年代ニューウェーブ勢とか、フリッパーズ・ギターから渋谷系~ポスト渋谷系とか、残響系周りからポストロックやシューゲイザーに枝葉を広げたり、大阪ゼロ年代周辺からボアダムズ経由でノイズミュージックとか、中村一義から90年代宅録周りを掘ったりしてて、この辺り以降はいろいろ趣味が並行し始める感じがして、音楽遍歴を要約するのは難しくなってきますね。
ただ、考えてみると2010年のこの時点で知らない音楽を掘り下げていくという音楽好きとしての自分は終わっていて、あとはひたすら「日本の音楽」という狭い輪の中をずっとぐるぐる回り続けているような気がしなくもないです。とここまで書いて気づきました。
2011年以降
あとはもう広がらないのでlast.fmとかを見てください
https://www.last.fm/ja/user/yukigurasi/library/artists?date_preset=ALL